原因発覚！

エンジンを組みなおしたCB450K0ですが、組上げ前に確認した時は何も無かったように思ったのですが、いざ組上げてまわしてみると相変わらず1速で激しくギアの打音が・・・。
修理失敗です。というかやはりカウンターシャフト側のギアでは無かった！これの様な気もしたのですが、何故それが原因でなるのか理解できなかったのですが、やはり何事も一つ一つ原因を究明して修理せねばならない事を痛感しました。

という事で再度エンジン降ろし作業。積む時にコツをつかんだのでアンダーフレームがあろうが全然楽にエンジン脱着作業が出来るようになりました。

まずは両サイドカバーを外し、次に若干力が要るオイルフィルター、クラッチ、オイルポンプまで外しておきます。というかそうした方が良い事を実感。
あとはセルモーターを外すと前後に余裕ができるのでこいつも外しておきます。
その上でエンジンを下から軽くジャッキアップしてステー類を外していきます。

後は若干エンジンを前傾にして横に置いた台に滑らせるのみ。全く力不要。
サクサクとばらしていきます。

問題のミッション。やはりこの状態でローギアに入れて回すと軽く何か干渉している音が。
よく見るとメインシャフトのローギアとセカンドギアの凹凸が干渉しています。
必ずと言うわけではなく、ミッションを外して入れ直すと音がやんだり、それで少しギアチェンジして１速に入れると音が再発したり。

原因は１速に入れている時にメインシャフトのセカンドギアがローギア側に寄り過ぎている・・・というかアームで押さえられてしまっている為にこの接触が。一連の不具合の現況はドラムのアームだった！
上記の様に音がしない時もあるのは若干シフトドラム溝にガタもあり少しアーム位置に動きがあるという事か・・・。

外したアーム。もう一式スペアで中古で持っている部品と比べると非常に削れています。
削れているのはサードギア側ですね。

組んで程度の良い部品と比べてみるとよく分かるのですが、メインシャフト担当のアームがかなり反っています。こいつがそもそもの原因です。最初からふと違和感も感じたのですが、そもそもこういう程度、形状なのかと思ってしまっていました。
動かすセカンドギアをメインシャフト側に押しすぎ、逆にサードギア側に押し切れない状態になったりならなかったり。

結局ドラムからメインシャフトまで全て程度の良い物に一新しました。組み付け後作動を確認しましたが今度こそ間違いないありません。
しかしアームなんてそうそう簡単に曲がるものじゃないんですけどね～。
かなり走っているエンジンのようですし今回ミッション系からクラッチ、オイルポンプまで入れ替えましたが、後はシーズンオフにクランクあたりまで手を入れた方が良いかも。

原因はハッキリしたのであとはエンジンを組み直し走らせるだけです♪