中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

徒然雑草

2012-09-21 08:18:54 | 身辺雑記

9月18日

 ○中国浙江省温州市の一部地域で、多数の市民が食塩を買い求めて長蛇の列を作っていると伝えた。中国共産党機関紙、人民日報(電子版)が17日に伝えた。ネット上で「戦争になる」とデマが飛び交ったことが原因で、値上がりを懸念し買い占めに走ったとみられる。「多くの人々がコメも買いあさっている」との情報もあるという。かつてのキューバ危機の時にも日本で食糧の買い占めに走った人達がいるが、デマに惑わされて塩を買い占めてどうするつもりなのか。愚かしい限りだ。

 広東省広州では15日、「島をめぐる争いから広州が敵国から空襲を受けた」との想定で防空演習が行われたそうだが、敵国と言うと日本を想定しているのだろうが、日本が爆撃機を所有していると思っているのだろうか。滑稽だ。また中国のインタネットで「富士山観光に行った中国人旅行者が釣魚島の主権を主張した際に日本人に襲われ死亡した」という悪質なデマも出回っているそうだ。これを見たバカな中国人が報復でもしたらどうなるのか。中国政府はインタネットの規制に熱心だが、こういう悪質なデマこそ取り締まるべきではないか。

 中国紙・環球時報が17日に掲載した世論調査によると、尖閣諸島問題をめぐり日中両国間で「戦争が起こる可能性がある」との回答は52.3%で、「可能性は低い」の43.2%を上回ったという。デモのスローガンの中にも「日本に開戦せよ」と言うのがあったが、いったい一部にしても中国人は「戦争」と言うことをどのように考えているのか。強大な軍事力を持った中国が無法に仕掛けない限り戦争などは起こらない。日本には平和憲法と言うものがあることなどは中国国民は知りもしないだろう。 

 

 ○前にも書いた近所の輸入食料品店の店主が、常連の70歳くらいの男性と尖閣諸島問題を話し、やはり日本は軍隊を持たないとだめだと言うことで意見が一致したと言った。その店主は45,6歳で、私の次男と同じ年代だが、憲法9条を守らなければならないと考えている息子とはずいぶん違う。世界でも大きい軍事力の自衛隊があるじゃないかと言ったが、どうやら「戦争できる」軍隊がほしいらしい。それなら憲法を変えなければならないと言うと彼は肯定して、道路交通法などと同じで、憲法も時代に合うように変えるべきだと言う。この店主はもちろん、70歳くらいというその客も戦争を知らない世代だ。戦争と言うものがどれほど悲惨なものかを知らない世代は気楽なものだと思う。戦争をサバイバル・ゲームのようにドンパチやること程度に考えているのだろう。つくづく日本社会は右寄りになったことを改めて感じたし、橋下徹のようなウルトラ右翼の政治家に人気が集まるわけだと思った。その右傾化を中国が後押ししているような現状は皮肉としか言いようがない。原爆に被爆し、戦争は大嫌いだと言っていた妻はどんな思いがするだろう。

 


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