朝散歩する道の途中に近所の農家の畑があります。この畑の一角にジャガイモが作ってあり、いくつかの株が花をつけていました。なかなか可愛いきれいな花です。
誰でも知っている通り、ジャガイモは地下茎の部分が芋(塊茎)になり、翌年はそれを種芋として新しいジャガイモを作りますから、花が咲いて実がなり、それにできた種子を播いて増やすわけではありません。ジャガイモが出現して間もない原始の時代には種子で増やしていたのでしょうが、いつの頃か地下茎で増やす能率的な方法を獲得したのでしょう。実際、種類によってはトマトのようなピンポン玉くらいの大きさの実がなることがあって、この実にできた種子を播くと新しいジャガイモができるそうです。この実には毒があるようです。
インタネットより
ジャガイモはトマトと同じ南米原産のナス科に属す植物で、花の形が似ています。ジャガイモの実がトマトに似ているのは同属として当然でしょう。どちらも大航海時代にヨーロッパに持ち込まれ、たちまち世界中に広がりました。特にジャガイモは主食食品として重要なものです。ナスはインド東部が原産らしいのですが、この花もジャガイモの花とよく似ています。
ジャガイモ
トマト(インタネットより)
ナス(インタネットより)
西安の李真は家族で農園を借りて野菜を作っていますが、今年はジャガイモも植えてようで、やはり花が咲き、初めて見たと言って写真を送ってきました。私の近所の畑のジャガイモの花とは違っていますから、違う品種でしょう。
李真は農園で野菜作りをすることで、農家の苦労も分かってきたし、収穫の歓びも経験するようで良いことだと思います。このことは前(2011年6月13日)にも書きました。
畑を耕す李真と息子の宸宸(チェンチェン)。息子のためにも良いことです。黄土が混じっているせいか、土がずいぶん赤茶けて見えます。