5月16日(木)、同窓生8人で先ずは「がんこ上野本店」で寿司定食ランチを食べました。早めに行ったので、待たずに個室でゆっくりと食べられました。
最初に「東京国立博物館」・本館の【美を紡ぐ・日本美術の名品】を観ました。「狩野永徳」の「唐獅子図屏風」・「檜図屏風」は大きくて迫力がありました。また、「奇想の系譜」の一人であり、「円山応挙」の高弟の「長沢芦雪」の「花鳥遊魚図巻」のもふもふした子犬達がとても可愛かったです。「宮内庁三の丸尚蔵館」・「文化庁」・「東京国立博物館」収蔵の皇室の至宝と国宝の名品が勢揃いして見応えがありました。
次に「東京国立博物館」・平成館の【 国宝・東寺-空海と仏像曼荼羅-】を観に行きました。40分待ちで行列が出来ていましたが、中はゆっくりと観る事が出来ました。「東寺」は「真言宗」の総本山で「空海」が「嵯峨天皇」より下賜されました。「密教」は「ヒンドゥー教」の影響を受けて誕生し、中国を経て「空海」によって日本に伝えられました。「空海」は仏の世界を目で見て直感的に理解出来る様に絵を使って表現した「曼荼羅」を作りました。更に、講堂には21体の仏像を並べた「立体曼荼羅」が「空海」の構想で作られました(開眼は没後)。この内の15体の仏像が今回展示されました。
仏は人々を救う働きによって「五智如来」、「五菩薩」、「五大明王」、「四天王・梵天・帝釈天」と大きく4つのグループに分かれます。多くの仏像の中で「降三世明王立像」を見た時に衝撃を受けました。男女の人間を踏んでいる様に見えたのです。説明によると、踏み付けていたのは「ヒンドゥー教」の最高神「シヴァ神」とその妻「パールヴァティ」で、慢心を戒めて改宗させたとの事でした。そして、「シヴァ神」は改宗後は「大自在天」となりました。「降三世明王」の名は過去・現在・未来の3つの世界を収めた神である「シヴァ神」を下した明王と言う意味だそうです。「帝釈天騎象像」のみ撮影可能となっていました。
※ 気になったので、18日に「成田山新勝寺」の「平和大塔」・明王殿に「降三世明王立像」を確認しに行きました。足元が見え難かったので、今まで気が付きませんでしたが、確かに「シヴァ神」とその妻を踏み付けていました。
(上段)唐獅子図屏風<左隻は狩野常信筆> / (中段右)檜図屏風 / (下段左)花鳥遊魚図巻・部分
15体の立体曼荼羅 <「降三世明王」は右下> / 両界曼荼羅図・空海直筆の書状など
帝釈天騎象像
最初に「東京国立博物館」・本館の【美を紡ぐ・日本美術の名品】を観ました。「狩野永徳」の「唐獅子図屏風」・「檜図屏風」は大きくて迫力がありました。また、「奇想の系譜」の一人であり、「円山応挙」の高弟の「長沢芦雪」の「花鳥遊魚図巻」のもふもふした子犬達がとても可愛かったです。「宮内庁三の丸尚蔵館」・「文化庁」・「東京国立博物館」収蔵の皇室の至宝と国宝の名品が勢揃いして見応えがありました。
次に「東京国立博物館」・平成館の【 国宝・東寺-空海と仏像曼荼羅-】を観に行きました。40分待ちで行列が出来ていましたが、中はゆっくりと観る事が出来ました。「東寺」は「真言宗」の総本山で「空海」が「嵯峨天皇」より下賜されました。「密教」は「ヒンドゥー教」の影響を受けて誕生し、中国を経て「空海」によって日本に伝えられました。「空海」は仏の世界を目で見て直感的に理解出来る様に絵を使って表現した「曼荼羅」を作りました。更に、講堂には21体の仏像を並べた「立体曼荼羅」が「空海」の構想で作られました(開眼は没後)。この内の15体の仏像が今回展示されました。
仏は人々を救う働きによって「五智如来」、「五菩薩」、「五大明王」、「四天王・梵天・帝釈天」と大きく4つのグループに分かれます。多くの仏像の中で「降三世明王立像」を見た時に衝撃を受けました。男女の人間を踏んでいる様に見えたのです。説明によると、踏み付けていたのは「ヒンドゥー教」の最高神「シヴァ神」とその妻「パールヴァティ」で、慢心を戒めて改宗させたとの事でした。そして、「シヴァ神」は改宗後は「大自在天」となりました。「降三世明王」の名は過去・現在・未来の3つの世界を収めた神である「シヴァ神」を下した明王と言う意味だそうです。「帝釈天騎象像」のみ撮影可能となっていました。
※ 気になったので、18日に「成田山新勝寺」の「平和大塔」・明王殿に「降三世明王立像」を確認しに行きました。足元が見え難かったので、今まで気が付きませんでしたが、確かに「シヴァ神」とその妻を踏み付けていました。
(上段)唐獅子図屏風<左隻は狩野常信筆> / (中段右)檜図屏風 / (下段左)花鳥遊魚図巻・部分
15体の立体曼荼羅 <「降三世明王」は右下> / 両界曼荼羅図・空海直筆の書状など
帝釈天騎象像
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