サヨコの独り言

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《 関東の山車人形と成田祇園祭展 》 -スカイタウンギャラリーにて-

2021年07月07日 | 展覧会

「五穀豊穣」・「疫病退散」などを祈願する「成田山奥之院」の祭禮(成田山祇園会)について、文献では享保6年(1721年)には行われていたとの記載があり、これを起源とすると今年は300年の節目を迎えます。そのことを記念して、6月5日~7月11日まで《 関東の山車人形と成田祇園祭展 》が開催されました。尚、「成田祇園祭」は昨年に引き続き中止になりましたが、「奥之院」の特別開扉などは執り行われていました。

スカイタウンギャラリーの4階で人形師・三代目「原舟月」の作品など関東各地にある有名な「山車人形」の展示がありました。途中、前期と後期で一部の「山車人形」の展示替えが行なわれました。尚、「原舟月」の初代は根付師・雛人形作りで有名でしたが、二代目・三代目から「山車人形」を作るようになったそうです。「日本武尊」と「神武天皇」が何点かありましたが、人形師によって顔が違っていました。三代目「原舟月」の作品(印)は武者人形の様な感じで、「日本武尊」はかなり美男子に作られていました。二代目「仲秀英」作の「日本武尊」は高さが2m位あって迫力がありました。

5階では「成田祇園祭」の「歴代ポスター」や「古写真」、今年の当番町・本町の「法被」や「獅子頭」が展示してありました。「山車」・「屋台」の「ミニチュア模型」の展示もありました。「ミニチュア模型」を出品したのは成田市の「岡崎典利」(おかざきつねとし)さん。15年前に娘さんの嫁ぎ先の「本三里塚」の「屋台」のミニチュアを作ったのがきっかけだそうです。1/10サイズで骨組みから細部の装飾まで再現し、車輪や仕掛けは本物同様に動かせるように拘って作ってあるとの事。1台作るのに2~3年位掛かるので現在8台が完成し、残りは制作中の「東町」の屋台と「土屋」の山車の2台となっています。

右上:神武天皇(山本福松)  / ◆左中:関羽(三代目・原舟月) ◆右中:日本武尊(二代目・仲秀英) 

三代目「原舟月」作(印) 右3段目:神武天皇  / ◆左2段目:日本武尊 ◆左3段目:神武天皇

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