熊谷三郎徒然日記(gooブログ版)

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芭蕉の足跡を訪ねてPart1

2014-05-22 04:50:00 | 憲ちゃんとの旅
 酒田在住の自然写真家斎藤さんから、鶴岡市自然学習交流館「ほとりあ」で写真展を開催するという連絡を頂きました。前回(四年前)、酒田方面に出掛けた時は「おくりびと」のロケ地を中心に見て回ったので、鶴岡・山寺方面には足を伸ばせませんでした。そこで今回は芭蕉翁の足跡を訪ねてみようと、友達の憲ちゃんと思い立って出掛けて来ました。ちょうど先月からNHKのラジオ第二の古典講読(毎週土17:00~17:45放送)が「奥の細道~名句でたどるみちのくの旅」が始まったところです。一年の長丁場で放送してくれるそうなので、この際少し早めにその舞台を巡ってみようという目論見も若干ありました。先週の放送は日光で同行の曽良を紹介する件でしたので、二人で巡る旅は、平成の芭蕉と曽良のようでもあります。
 熊谷の自宅を18日の5:00に出発、前橋の憲ちゃん宅に6:10着。高崎IC→岩舟JCT→上河内SA(朝食)→村田JCT→山形北ICと乗り継ぎ、山寺到着がちょうど11:00と予定どおりでした。走行キロは420キロでしたが交代で運転したので、そんなに疲れは感じません。
 山寺芭蕉記念館に車を停めて、山寺まで登りました。実は山寺の写真を撮るのにはこちら側からのショットがお奨めと聞いていました。
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足元には俳句大会に投句された句碑もありました。
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 山寺(宝珠山立石寺)は芭蕉が鈴木清風の勧めにより、わざわざ尾花沢から7里の道を引き返して向かったお寺です。有名な「静かさや岩にしみ入る蝉の声」の舞台です。
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 貞観2年、慈覚大師円仁が開山した天台宗のお寺です。3.11で話題になった貞観地震は貞観10年ですから
、もうその前にこのお寺はあったということですね。勿論、建物はその後何度も建て替えが行われたでしょうが、この地に残ったということはやはり信仰の山だったからでしょう。

 奥の院まで1015段の階段を上りましたが、上に上がることばかりに気を取られて、根本中堂も不滅の法灯も拝観しないで帰ってきてしまいました。この記事を書いていて、何で根本中堂の写真が無いんだろうと、今頃気が付きました(反省) もう一度、秋の紅葉の時期にでも出掛けなさいということでしょう。
ここも見逃してしまいそうな国指定の重要文化財三重小塔の写真を貼っておきます。
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 撮った写真を紹介していると日が暮れてしまいますので、ご興味のあるお方は、下記のリンクから山寺観光協会のページをご覧ください。
 http://www.yamaderakankou.com/

 山を下りてきたらお昼の時間を大分過ぎてしまいました。でも山形に来たらお蕎麦ですよね。折角ですから下調べしてきた来迎寺そば作兵衛まで我慢することにしました。でもこの続きは次回にします。