前回の記事に「吉永小百合 平和への絆」コンサートのことを書きましたがその続編です。
第1部の原爆詩の朗読の中で、原爆詩の朗読のキッカケになった映画のことを紹介していました。それが題名の「愛と死の記録」です。その時共演された渡哲也さんも映像出演され、当時の撮影の模様を懐かしく振り返っていました。
皆さんはこの映画をご覧になったことがありますか?
小生は観たことが無かったので、ツタヤで借りて観ようと在庫を聞くと、暫く前に返品したとのこと。それでWebで注文して借りられるツタヤディスカスで借りてみました。昭和41年度芸術祭参加作品です当然白黒です。昭和41年といえば小生が最初の会社に入社した年です。渡哲也演ずる幸雄が被爆者の印刷工、吉永小百合演ずる和恵がレコード販売店の店員。
幸雄と和恵の出会いから恋に落ちるまでの葛藤、白血病の再発、幸雄の死、和恵の自殺で悲劇の幕切れとなります。幸雄の白血病再発が分かってから和恵と再会するシーンのバックに原爆詩「序」(峠三吉)の石碑が映し出されます。
和恵が自殺を決意してから、自殺未遂で生き残った隣の娘さんと、チャイコフスキーの悲愴を聴きながら話すシーンで、隣の娘さんは芦川いづみが演じていました。その時にはハッキリと分からなかったのですが、救急車に載せられた和恵を見送るシーンで、自殺未遂の理由がわかりました。左側の頬に大きなケロイドがあったのです。彼女も原爆の被害者でした。
封切り後44年を経過しているため音声が聞き取りにくい部分がありますが、ヘッドホンで聞くとそれほど苦になりませんでした。
非常に重いテーマで幕切れも悲劇的ですが、もしも関東に原爆が投下されていたらと思うと、原爆の犠牲になった方々の悲痛な叫びを聞いてみるのも必要なことだと思います。
日に日に色褪せてゆく戦争体験の朗読が今後も続くことを祈っています。
写真は白血病で無くなった佐々木禎子をモデルにした原爆の子の像です。
第1部の原爆詩の朗読の中で、原爆詩の朗読のキッカケになった映画のことを紹介していました。それが題名の「愛と死の記録」です。その時共演された渡哲也さんも映像出演され、当時の撮影の模様を懐かしく振り返っていました。
皆さんはこの映画をご覧になったことがありますか?
小生は観たことが無かったので、ツタヤで借りて観ようと在庫を聞くと、暫く前に返品したとのこと。それでWebで注文して借りられるツタヤディスカスで借りてみました。昭和41年度芸術祭参加作品です当然白黒です。昭和41年といえば小生が最初の会社に入社した年です。渡哲也演ずる幸雄が被爆者の印刷工、吉永小百合演ずる和恵がレコード販売店の店員。
幸雄と和恵の出会いから恋に落ちるまでの葛藤、白血病の再発、幸雄の死、和恵の自殺で悲劇の幕切れとなります。幸雄の白血病再発が分かってから和恵と再会するシーンのバックに原爆詩「序」(峠三吉)の石碑が映し出されます。
和恵が自殺を決意してから、自殺未遂で生き残った隣の娘さんと、チャイコフスキーの悲愴を聴きながら話すシーンで、隣の娘さんは芦川いづみが演じていました。その時にはハッキリと分からなかったのですが、救急車に載せられた和恵を見送るシーンで、自殺未遂の理由がわかりました。左側の頬に大きなケロイドがあったのです。彼女も原爆の被害者でした。
封切り後44年を経過しているため音声が聞き取りにくい部分がありますが、ヘッドホンで聞くとそれほど苦になりませんでした。
非常に重いテーマで幕切れも悲劇的ですが、もしも関東に原爆が投下されていたらと思うと、原爆の犠牲になった方々の悲痛な叫びを聞いてみるのも必要なことだと思います。
日に日に色褪せてゆく戦争体験の朗読が今後も続くことを祈っています。
写真は白血病で無くなった佐々木禎子をモデルにした原爆の子の像です。