いよいよ最終日、今日も好天です。
朝食前に室生寺まで行きましたが、拝観時刻の9:00を過ぎないと境内にも入れません。
太鼓橋の手前で折り返して室生西光寺の枝垂れ桜に立ち寄ってみました。坂道を登ること20分、桜祭りの幟が見えてきました。
ちょうど見ごろを迎えた立派な枝垂れ桜の周りには何人かカメラマンも居ます。
樹齢400年の枝垂れ桜で大野寺の親木とも言われているそうです。
この桜も今年は開花が遅れて、4/12までライトアップの予定だったのが、週末まで延長することにしたようです。
民宿むろうさんに戻り朝食、ご主人とiPadを見ながら旅の話で盛り上がり、いよいよ室生寺に出発です。
太鼓橋を渡り、三宝杉の前を過ぎると女人高野室生寺です。
高野山が女人禁制だったため、女性もお参りできるよう格式のある寺を弘法大師・空海が開いたと伝わっています。室生寺は長く興福寺の勢力下にありましたが、元禄年間に護持院隆光僧正と5代将軍徳川綱吉公の母、桂昌院様のご尽力で真言宗の寺となりました。桂昌院様は寺の復興のため多額のご寄付をくださるなど心を寄せられ、そうしたことから女人高野の名が付いたようです。
悩みを表に出すことがほとんどできなかった当時の女性にとって、ありがたい寺だったことでしょう。そして今も、参拝者には女性が多いですね。室生寺には表情の優しい女性的な仏像が多く、そんな仏様たちと向き合い、心安らげる時を過ごされているようです。
大本山室生寺 座主/網代智明講話より。
仁王門をくぐると鎧坂。ここが雪に覆われた写真を撮ろうと土門拳が橋本屋旅館に何日も滞在したことは有名です。
この坂を登ると国宝の金堂です。
ここに国宝「釈迦如来立像」「十一面観音立像」などが安置されています。ちようど春の特別拝観中だったので間近でお参りすることが出来ました。
国宝灌頂堂(本堂)のところまで来ると国宝の五重塔が見えてきました。
総高16.1mは屋外に建つ五重塔としては最小なのだそうです。平成10年の台風で回りにあった杉が倒れ大きく損傷したのですが、全国からの善意が寄せられわずか2年で修復されたのは有名な話です。
この五重塔の特徴として、日本の他の仏塔では、最上部の九輪の上に「水煙(すいえん)」という飾りが付くが、この塔では水煙の代わりに宝瓶(ほうびょう)と称する壺状のものがあり、その上に八角形の宝蓋(ほうがい)という傘状のものが乗っている珍しい形式なのだそうです。寺伝では、創建にかかわった僧侶修円がこの宝瓶に室生の竜神を封じ込めたと伝わっています。
さてここから奥の院に続く階段になります。およそ400段あります。下の鎧坂からだと700段です。
室生寺の拝観券の裏面には、室生寺境内にて生じた事故について当山では一切責任を負いませんと但し書きがあるほどですので、雨の時や自身の無い方は五重塔までとした方が良いかもしれませんね。
普段ノルディックウォークで鍛えた効果が発揮され15分程度で懸け造りの常燈堂(納骨堂)が見えてきました。
奥の院には常燈堂(納骨堂)と弘法大師42歳像を安置する御影堂があります。
ここまで無事上がれた記念に奥の院限定の健脚わらじ守を頂きました。
室生寺の滞在時間は1時間20分、10:40に室生寺を出発、途中名阪国道の伊賀SAで昼食休憩、往きと同じルートで500kmを運転して20:00少し前に自宅到着。4日間のトータル走行キロは1,200kmでした。
お疲れ様でした。
朝食前に室生寺まで行きましたが、拝観時刻の9:00を過ぎないと境内にも入れません。
太鼓橋の手前で折り返して室生西光寺の枝垂れ桜に立ち寄ってみました。坂道を登ること20分、桜祭りの幟が見えてきました。
ちょうど見ごろを迎えた立派な枝垂れ桜の周りには何人かカメラマンも居ます。
樹齢400年の枝垂れ桜で大野寺の親木とも言われているそうです。
この桜も今年は開花が遅れて、4/12までライトアップの予定だったのが、週末まで延長することにしたようです。
民宿むろうさんに戻り朝食、ご主人とiPadを見ながら旅の話で盛り上がり、いよいよ室生寺に出発です。
太鼓橋を渡り、三宝杉の前を過ぎると女人高野室生寺です。
高野山が女人禁制だったため、女性もお参りできるよう格式のある寺を弘法大師・空海が開いたと伝わっています。室生寺は長く興福寺の勢力下にありましたが、元禄年間に護持院隆光僧正と5代将軍徳川綱吉公の母、桂昌院様のご尽力で真言宗の寺となりました。桂昌院様は寺の復興のため多額のご寄付をくださるなど心を寄せられ、そうしたことから女人高野の名が付いたようです。
悩みを表に出すことがほとんどできなかった当時の女性にとって、ありがたい寺だったことでしょう。そして今も、参拝者には女性が多いですね。室生寺には表情の優しい女性的な仏像が多く、そんな仏様たちと向き合い、心安らげる時を過ごされているようです。
大本山室生寺 座主/網代智明講話より。
仁王門をくぐると鎧坂。ここが雪に覆われた写真を撮ろうと土門拳が橋本屋旅館に何日も滞在したことは有名です。
この坂を登ると国宝の金堂です。
ここに国宝「釈迦如来立像」「十一面観音立像」などが安置されています。ちようど春の特別拝観中だったので間近でお参りすることが出来ました。
国宝灌頂堂(本堂)のところまで来ると国宝の五重塔が見えてきました。
総高16.1mは屋外に建つ五重塔としては最小なのだそうです。平成10年の台風で回りにあった杉が倒れ大きく損傷したのですが、全国からの善意が寄せられわずか2年で修復されたのは有名な話です。
この五重塔の特徴として、日本の他の仏塔では、最上部の九輪の上に「水煙(すいえん)」という飾りが付くが、この塔では水煙の代わりに宝瓶(ほうびょう)と称する壺状のものがあり、その上に八角形の宝蓋(ほうがい)という傘状のものが乗っている珍しい形式なのだそうです。寺伝では、創建にかかわった僧侶修円がこの宝瓶に室生の竜神を封じ込めたと伝わっています。
さてここから奥の院に続く階段になります。およそ400段あります。下の鎧坂からだと700段です。
室生寺の拝観券の裏面には、室生寺境内にて生じた事故について当山では一切責任を負いませんと但し書きがあるほどですので、雨の時や自身の無い方は五重塔までとした方が良いかもしれませんね。
普段ノルディックウォークで鍛えた効果が発揮され15分程度で懸け造りの常燈堂(納骨堂)が見えてきました。
奥の院には常燈堂(納骨堂)と弘法大師42歳像を安置する御影堂があります。
ここまで無事上がれた記念に奥の院限定の健脚わらじ守を頂きました。
室生寺の滞在時間は1時間20分、10:40に室生寺を出発、途中名阪国道の伊賀SAで昼食休憩、往きと同じルートで500kmを運転して20:00少し前に自宅到着。4日間のトータル走行キロは1,200kmでした。
お疲れ様でした。