家内が見たいという新派を観てきました。
本当は杉村春子の文学座公演を観たかったそうですが
機会が無かったので、新派が初めて挑戦したこの公演を
三越劇場で観てきました。
早とちりで三越劇場は銀座の三越に併設されているもの
だと思い込み、行き方を調べていました。
ついでに日本橋高島屋のグラマシーニューヨークにも寄りたい
というので、銀座から日本橋に行くルートも調べました。
そうしたら日本橋にも三越があるではありませんか。
そして三越劇場も地図に載っています。フロアーガイドをみると
やっぱりこちらです。
事前に分かって事無きをえましたが、思い込みには注意しないと
いけませんね。
さて無事三越に着いて、早目のお昼をいただきました。
レストランは11時からオープンなので地下の10時から開いている
お店に入りました。
鮨にしようか鰻にしようか迷ったのですがお値段をみて鰻の「いづもや」さんへ。
メニューを見ると、ランチ限定鰻が2匹のった大蒲焼うな重¥2,415が目に
とまりました。
鰻が2匹お重からはみ出しています。食いしん坊にはたまりません。味も薄味で美味しかったですね。
うな重が出てくる前に大蒲焼メニューを下げていましたので、売り切れになったのでしょう。ラッキーでした。
さて、腹ごしらえが終わって観劇です。
席数は514席の比較的小さな劇場ですので、10列目でしたが舞台もよく見えます。
主演は波乃久里子、脇役は司葉子、中山仁、風間杜夫、安井昌二など豪華な顔ぶれです。
舞台はシンプルですが季節感や時の移ろいを小道具で感じさせます。
私は生れを貰うつもりはないのです。人がほしいのです。(しず)
誰が選んでくれたのでもない、自分で選んで歩きだした道ですもの。間違いと知ったら自分で間違いでないようにしなくちゃ。(けい)
他の人がやったら立派なおこないで通ることが、私がやるとみんな厭味で鼻持ならないことになってしまうんですね。出しゃばりでひとりよがりで冷たくて人間味がなくて……私にはそれがだんだんわかってくるのです。それでいてどうにもならないのですよ。皆が私から離れてゆくのが当り前だという気がするのです。私は、自分で自分がだんだん嫌になってくるのですよ。(けい)
時は明治から昭和にかけてのお話ですが今の世の中にも十分通じますね。