鎌倉紅葉狩り

　関東地方の紅葉もそろそろ終わりですね。いささか旧聞ですが、先月末に鎌倉の紅葉狩をしてきました。湘南新宿ライン戸塚乗換で北鎌倉駅下車。この時期は北鎌倉駅も臨時の改札が出来ています。初めは円覚寺（えんがくじ）、10：00を少し回ったところなので思ったほど混んではいません。
山門を潜ると色鮮やかな紅葉が愛でられます。

　
　仏殿の堂内には本尊の宝冠釈迦如来像や梵天・帝釈天像などを安置され、天井画の「白龍図」は前田青邨の監修で日本画家守屋多々志が描いたものだそうです。

　妙香池は夢窓疎石作とされる庭園の遺構とのことですが、池に映り込む木々の色合いが見事です。

　次は建長寺です。円覚寺から歩いて20分位でしょうか。

　名前に惹かれた訳ではありませんが、人混みを避けて回春院という塔頭に行って見ました。

この近くに大島渚監督の墓所をみつけました。

　墓石には戒名等はありませんが、土台の部分に「深海に生きる魚族のように、自らが燃えなければ何処にも光はない」というメッセージが刻まれています。これはハンセン病患者の歌人明石海人の言葉だそうです。監督はこの言葉を座右の銘にしていたのでしょうね。

半僧坊に向かう途中に金平糖のような花をみつけました。ヒメツルソバという名前だそうですが、食べる蕎麦ではありません。

近くにある竹林も和の雰囲気が良いですね。

半僧坊に上がる石段付近の紅葉も見事です。

　次は鶴岡八幡宮を経由して長谷寺に向かいます。
鶴岡八幡宮では結婚式も挙行されていました。

　
　ランチは何処にするか迷うところですが、今回は西口の勝烈庵でカツレツ丼をいただきました。ちょうど前のお客さんと入れ替わりでラッキーでした。そこそこお勧めのお店ですね。

　長谷寺に行く途中に立派な門構えのお屋敷かと思われる建物が出現。なんと看板には鎌倉市立御成小学校とあります。

鎌倉御用邸の跡地に建てられた小学校なんですね。

　３０分ほど歩いて長谷寺に着きました。このお寺は坂東札所４番のお寺でもあります。花の寺としても有名ですね。

　境内には聖観世音菩薩尊像は大麻唯男夫妻が若くして他界した愛娘の冥福を祈り建立したもので、台座には高浜虚子の句が刻まれている。

近くには、賛同し元横綱の常の花と双葉山が寄進した「丈夫石」もあります。

このお寺からは由比ガ浜の海が見下ろせる散策路があり、良縁地蔵もありました。

帰りも鎌倉駅まで歩き今日は10ｋｍくらい歩きました。
小春日和の一日鎌倉のお寺巡りも良いものです。