店主敬白(悪魔の囁き)

栄進大飯店の店主さがみやがおくる日々の悪魔の囁き。競馬予想や文学・音楽・仕事のグチやちくりまでいろいろ。

焼肉食べ放題

2005-05-02 23:07:14 | Weblog
 天皇賞は吉田稔から買って見事に轟沈したが、ぶち君と昨日は焼肉食べ放題に行った。
 ぶち君の説によると、
「バイキングは、その人の性格が如実に現れる」
 ということなのだそうだが、なるほどこれは鋭い見識だと思う。
 おいらたちはだいたい月に1~2度、この焼肉、寿司食べ放題のバイキング店に行くが、確かにとんでもなひとが多いのだ。
 フリードリンクのグラスにソーダなどのドリンクを注ぎ、その上にアイスやソフトクリームを入れる「フロート」やうどんにカレーを無理やり入れた「カレーうどん」などはまだかわいい邪道で、
 ①デザートフルーツのメロンだけを、ひとりで皿にテンコ盛り
 ②親子でひとつのコーナーを占領し、他の人が入ってこられないように人垣でブロックして好きなものを取りまくる親子連れ
 ③肉をほとんど食べずにデザートやココアだけをとりまくる甘党おばさん
 ④スシのウニやイクラだけの高いネタを大量にひとりで取りまくる学生
 ⑤おもしろがって遊んで、ソフトクリームの機械からクリームをボトボト床に落としまくるガキ
 ⑥アイスクリームの味の違うもののどうしを混ぜておくガキ
 ⑦元を取るためにいきなり大量の肉を持ってきて、焼き台からあふれんばかりに焼いて、火加減に困っている外国人グループ
 ・・・などなど、とんでもなヤツがいっぱいいる。
 その人の品性や嗜好が衆人環境の前にあらわになるので、行儀の悪いやつはそれがむきだしになり、ここに来るとなかなかトンデモが多くて、見ていると面白い。
 まあ、食べ物を前にすると、人間は本能むきだしになるということなのか。
 ちなみにおいらは、前回ソフトクリームにフルーツを載せるということを試みたが、ぶち君に言わせると「それは邪道」なのだそうだ。
 別皿に載せるのがめんどうだからね。
 今回もぶち君は「(腹が異様に減っていたので)腹がパンパンになるまで食った」と豪語した。
 帰りに寄ったブックオフの店内で、
「今、食べたものがこのへんぐらいまで入っているので、押すとゲロを吐くかも」
 とノドのあたりを指差したのだから、ものすごい量である。


楽しい???ムーミン一家

2005-05-02 22:43:48 | 小説・読んだ本
 トーべ・ヤンソンの「ムーミン」シリーズをおいらは小学生のときから、くりかえし読んで来ている。
 最近になってまた読み返してみて、ふと「本当にムーミン一家は楽しいのか?」ということを考えてしまった。
 ここで言うムーミン一家とは、ムーミントロール・ムーミンママ、ムーミンパパ及びその家に住んでいるちびのミイ、スニフなどを含めた一家のことである。
 まず、彼らはよく災難にあう。天災である彗星大接近で避難民生活を余儀なくされたり、洪水。
 まあ天災はしかたないとして「人災」もひどい。魔法の帽子を拾って家がジャングルになったりする魔法がらみのトラブル、家に遊びにきたトンデモな人、おおぜいの難民等常にとんでもなことが起こっているような気がする。
 まあ、家庭生活なんて単調な人のほうが多いから、多少とんでもでも変化があつたほうが愉快なのかもしれないが。
 難民とお客様の数も多いと思う。
 まあ小動物やそれぐらいのサイズの架空の生き物が、何かあるとばんばんムーミン谷にやってきて、ムーミン家にやってくるのだ。
 それでもってムーミンママの備蓄食料を食っていったり、トラブルの種をまいたりする。
「お金がかかるから、家にお客様は連れてこないで」
「疲れるし家の中を見られたくないから友人や近所の人は連れてこない」
 などとほざくどこかの主婦とは大違いだ。
 しかもそういうことを想定してさりげなくいろいろ備蓄しているあたり、ムーミンママはやはり偉大である。