店主敬白(悪魔の囁き)

栄進大飯店の店主さがみやがおくる日々の悪魔の囁き。競馬予想や文学・音楽・仕事のグチやちくりまでいろいろ。

やめてくれよ

2005-05-06 01:21:18 | Weblog
 昨日から新しい仕事に入っている。
 おいらは食品販売業界なので、とあるイベントに参加しているのだか、土日・祝日にやってくるお客様の質はかなり悪い。
 はっきり言って「試食目当て」であり、同業者などは土日祝を「野良猫オンパレードの日」とまで言っている。
 買うつもりもないのに試食するのだけならまだしも、試食の入っている調理中の電気ナベに手を突っ込んで(当然電源が入っているので熱い)食べるヤツ、他の店の試食で使ったようじを、「楊枝がもったいないから」というセコイ理由でそのまま人ごみで持ち歩いて食いているヤツ(何度か他の人に刺さったり荷物を傷つけたヤツもいる)ナマモノを素手で触るヤツ、などけっこういるのだ。
 節約生活だか何だか知らないが「家族で試食しまくって食費やおやつ代を浮かす」なんてみっともないからやめてくれ。それはてめえらの収入に対する努力が足りないからだろう。
 あと、休日といえども外に出たら社会生活してるんだからマナーは守れよ。
 よぼよぼのばあさんに、ベビーカーぶつけるようなこともやめてくれ。
 こんな腐ったやつらを、機関銃かなんかで皆殺しにしたらさぞすっきりするだろう。
 気の毒だったのは、隣のブースにいた夫婦で店をしている人だ。
「こんなに試食が多かったとは」
 今までわりとゆったりしたイベントにしか参加していなかったらしく、奥さんは早くも一日目でくったりしている。
「マナ板の上にあるのまで、手を出して食べようとするんですよ。包丁あるし(マナ板は常に清潔にしていなとヤバイし他の人が消毒もせずに手をふれるのはまずいのに)なんかこわい」
 いくら商売とはいえ、それでいいのか。
「お金を使わず、なりふりかまわず、とりあえずエライお客様だという見栄は張る」
 精神が荒廃しているところからは、何も生まれてこないのに。  

立原世界の二大凶悪女性キャラ

2005-05-06 00:54:40 | 小説・読んだ本
 立原正秋全集を少しずつ図書館から借りて読んでいるのだが、やはり主人公や主人公にからんでくる重要人物がわりとステレオタイプの「まっとうな人」なので、おいらとしては強烈な人のほうが印象に残ってしまうのだった。
 さてその凶悪キャラだが、とりあえず今のところは・・・。
①「残りの雪」の骨董や女主人(名前忘れたのですいません)
 本命の彼氏からもらったかなり高価な骨董品を、自分の店の商品として売りに出す。
 イマドキの「適当につきあった男からまきあげたブランド品を売り飛ばす」キャバクラねえちゃんも真っ青のすげー商魂である。しかも彼氏がもうキライになったからいらないとかではない。彼氏のことは好きなのにプレゼント品は売る。しかもそのことでふたりが気まずくなったのに反省してるんだかどうかわかんない。
 彼氏のほうが、そんな彼女に見切りをつけて別の彼女(これが主人公)を作ると今度は逆ギレしてふたりの仲を(それと別に妻がいる彼と、独身女性の不倫カップルなのだ)彼の妻にチクる。
 それでもふたりが別れられないとなると、探偵のようにふたりに張りつき再度ちくり。
②「舞の家」の次女・類。
 人もうらやむリッチな生活をして、花形能役者の夫がいながら、主人公である三姉妹の長女・綾(自分の姉だ)の夫を寝とってしまう。
 自分の生活に特に不満があるわけでもないのに、姉の家庭を壊してついでに自分も子供を捨てて出奔。
 適当な遊びでやめておけばいいのに、その「わけのわからない貪欲さ」で寝取ったはずの姉の夫も自殺に追い込む。どうやらこの女は「それがとこからくるのか、自分でもよくわかっていないありあまるパワーを撒き散らし、巻き添えになった人をひどい目にあわせる」タイプらしい。
 (というか頭があまりよろしくないので、自己分析ができないのである)
 姉を精神的に追い込み、結局自分はお水に転向する。
 とりあえず今のところ、おいら的にはこのふたりが立原凶悪キャラの二巨頭なのだが、まだ続きはいっぱいある。今後凶悪キャラがもつと増えてランキングができてくれば、それはそれで楽しいかもしれないと思っている。