店主敬白(悪魔の囁き)

栄進大飯店の店主さがみやがおくる日々の悪魔の囁き。競馬予想や文学・音楽・仕事のグチやちくりまでいろいろ。

公僕のいたらぬところ

2005-05-11 19:57:54 | Weblog
 今日は休みだったので朝起きてすぐ図書館に行ってきた。
 ここの図書館には「書籍検索用コンピューター」があるのだが、それがとても使いづらい。
 たとえば今ここのネタにしているように「立原正秋」の全集があるのだが、「内容」のデータに入力されているのは、ページ数、出版年度・出版社・本の体裁のようなカンタンなことだけである。
 「全集」ならば、収録作品はひとつであるとは限らないし、何が収録されているのかぐらい記載してもいいのではないか。
 自分たちも、「この本には何が記載されてるの」とういった問い合わせにいちい窓口に出て対応しなくてすむシし、ラクなのでは?
 全集だけではない。必要な項目だけ読みたいという方もいるのだから、章ごとにタイトルがついてるものとかもきちんとパソコンで把握できればいいのに。
 もっとひどいのは、「立花正秋」という人がいるようなのだが、その人のところに立原正秋のデータがいくつか入っているのだが、こういうのは、立花氏にもかなり失礼だと思う。
 作家名が同じ音読みなのに重複しているなんてばんばんあるし、雑にデータ入力してそのまま修正も何もしてないんじゃないかと思うことがある。
 そのくせ「デスクマットを傷つけたら器物破損云々」などの注意書きは、ばんばん書いてある。
 なんかバカ高い退職金のツケが、こんなサービスの手抜きにきているのかと思うとめっちゃむかつく。
 
 

ぶち君湯煙大事件

2005-05-11 19:39:33 | Weblog
 おととい、ぶち君といつもの如く温泉に行った。
 風呂からあがってくると、ぶち君が今日は事件があったというのできいてみると・・・。
 
 ぶち君がサウナに入ってると、なんとサウナの中で「ブー」とものすごい音で屁をこいたやつがいたらしい。
 そいつは、混雑したサウナの中で「すいません」というどころが最後までバックレていたのだが、その悪臭はサウナの高温で温められて拡大し、あっというまに密室のサウナは、悪臭が充満してくっさ~い状態になったらしい。
 ナチのガス室も真っ青である。
 そんなことになって中の人たちはさぞ苦しいと思うのだが、ここで微妙な心理戦になったようだ。
「一番に出たら、自分が屁こきだと思われる」
 そんなふうに誰もが思い、「屁こき」にされたくなくて、みんな臭いのをガマンしてなかなか外に出なかったらしい。
 紳士はすごい忍耐力である。
「入口近くの前のほうにいたおやじが、絶対にあやしい。音はそっちからきこえてきた」
 とあとでふち君は言っていたが、倒れる人がいなかったのが幸いである。

 おいらのいる女湯でも事件が起きた。
 誰かが立ち湯の中でアクセサリーか何かを落とし、職員やお客さんみんなで泡をとめてそれを探していたのだ。 
 

やめてくれよ

2005-05-06 01:21:18 | Weblog
 昨日から新しい仕事に入っている。
 おいらは食品販売業界なので、とあるイベントに参加しているのだか、土日・祝日にやってくるお客様の質はかなり悪い。
 はっきり言って「試食目当て」であり、同業者などは土日祝を「野良猫オンパレードの日」とまで言っている。
 買うつもりもないのに試食するのだけならまだしも、試食の入っている調理中の電気ナベに手を突っ込んで(当然電源が入っているので熱い)食べるヤツ、他の店の試食で使ったようじを、「楊枝がもったいないから」というセコイ理由でそのまま人ごみで持ち歩いて食いているヤツ(何度か他の人に刺さったり荷物を傷つけたヤツもいる)ナマモノを素手で触るヤツ、などけっこういるのだ。
 節約生活だか何だか知らないが「家族で試食しまくって食費やおやつ代を浮かす」なんてみっともないからやめてくれ。それはてめえらの収入に対する努力が足りないからだろう。
 あと、休日といえども外に出たら社会生活してるんだからマナーは守れよ。
 よぼよぼのばあさんに、ベビーカーぶつけるようなこともやめてくれ。
 こんな腐ったやつらを、機関銃かなんかで皆殺しにしたらさぞすっきりするだろう。
 気の毒だったのは、隣のブースにいた夫婦で店をしている人だ。
「こんなに試食が多かったとは」
 今までわりとゆったりしたイベントにしか参加していなかったらしく、奥さんは早くも一日目でくったりしている。
「マナ板の上にあるのまで、手を出して食べようとするんですよ。包丁あるし(マナ板は常に清潔にしていなとヤバイし他の人が消毒もせずに手をふれるのはまずいのに)なんかこわい」
 いくら商売とはいえ、それでいいのか。
「お金を使わず、なりふりかまわず、とりあえずエライお客様だという見栄は張る」
 精神が荒廃しているところからは、何も生まれてこないのに。  

立原世界の二大凶悪女性キャラ

2005-05-06 00:54:40 | 小説・読んだ本
 立原正秋全集を少しずつ図書館から借りて読んでいるのだが、やはり主人公や主人公にからんでくる重要人物がわりとステレオタイプの「まっとうな人」なので、おいらとしては強烈な人のほうが印象に残ってしまうのだった。
 さてその凶悪キャラだが、とりあえず今のところは・・・。
①「残りの雪」の骨董や女主人(名前忘れたのですいません)
 本命の彼氏からもらったかなり高価な骨董品を、自分の店の商品として売りに出す。
 イマドキの「適当につきあった男からまきあげたブランド品を売り飛ばす」キャバクラねえちゃんも真っ青のすげー商魂である。しかも彼氏がもうキライになったからいらないとかではない。彼氏のことは好きなのにプレゼント品は売る。しかもそのことでふたりが気まずくなったのに反省してるんだかどうかわかんない。
 彼氏のほうが、そんな彼女に見切りをつけて別の彼女(これが主人公)を作ると今度は逆ギレしてふたりの仲を(それと別に妻がいる彼と、独身女性の不倫カップルなのだ)彼の妻にチクる。
 それでもふたりが別れられないとなると、探偵のようにふたりに張りつき再度ちくり。
②「舞の家」の次女・類。
 人もうらやむリッチな生活をして、花形能役者の夫がいながら、主人公である三姉妹の長女・綾(自分の姉だ)の夫を寝とってしまう。
 自分の生活に特に不満があるわけでもないのに、姉の家庭を壊してついでに自分も子供を捨てて出奔。
 適当な遊びでやめておけばいいのに、その「わけのわからない貪欲さ」で寝取ったはずの姉の夫も自殺に追い込む。どうやらこの女は「それがとこからくるのか、自分でもよくわかっていないありあまるパワーを撒き散らし、巻き添えになった人をひどい目にあわせる」タイプらしい。
 (というか頭があまりよろしくないので、自己分析ができないのである)
 姉を精神的に追い込み、結局自分はお水に転向する。
 とりあえず今のところ、おいら的にはこのふたりが立原凶悪キャラの二巨頭なのだが、まだ続きはいっぱいある。今後凶悪キャラがもつと増えてランキングができてくれば、それはそれで楽しいかもしれないと思っている。
  

焼肉食べ放題

2005-05-02 23:07:14 | Weblog
 天皇賞は吉田稔から買って見事に轟沈したが、ぶち君と昨日は焼肉食べ放題に行った。
 ぶち君の説によると、
「バイキングは、その人の性格が如実に現れる」
 ということなのだそうだが、なるほどこれは鋭い見識だと思う。
 おいらたちはだいたい月に1~2度、この焼肉、寿司食べ放題のバイキング店に行くが、確かにとんでもなひとが多いのだ。
 フリードリンクのグラスにソーダなどのドリンクを注ぎ、その上にアイスやソフトクリームを入れる「フロート」やうどんにカレーを無理やり入れた「カレーうどん」などはまだかわいい邪道で、
 ①デザートフルーツのメロンだけを、ひとりで皿にテンコ盛り
 ②親子でひとつのコーナーを占領し、他の人が入ってこられないように人垣でブロックして好きなものを取りまくる親子連れ
 ③肉をほとんど食べずにデザートやココアだけをとりまくる甘党おばさん
 ④スシのウニやイクラだけの高いネタを大量にひとりで取りまくる学生
 ⑤おもしろがって遊んで、ソフトクリームの機械からクリームをボトボト床に落としまくるガキ
 ⑥アイスクリームの味の違うもののどうしを混ぜておくガキ
 ⑦元を取るためにいきなり大量の肉を持ってきて、焼き台からあふれんばかりに焼いて、火加減に困っている外国人グループ
 ・・・などなど、とんでもなヤツがいっぱいいる。
 その人の品性や嗜好が衆人環境の前にあらわになるので、行儀の悪いやつはそれがむきだしになり、ここに来るとなかなかトンデモが多くて、見ていると面白い。
 まあ、食べ物を前にすると、人間は本能むきだしになるということなのか。
 ちなみにおいらは、前回ソフトクリームにフルーツを載せるということを試みたが、ぶち君に言わせると「それは邪道」なのだそうだ。
 別皿に載せるのがめんどうだからね。
 今回もぶち君は「(腹が異様に減っていたので)腹がパンパンになるまで食った」と豪語した。
 帰りに寄ったブックオフの店内で、
「今、食べたものがこのへんぐらいまで入っているので、押すとゲロを吐くかも」
 とノドのあたりを指差したのだから、ものすごい量である。


楽しい???ムーミン一家

2005-05-02 22:43:48 | 小説・読んだ本
 トーべ・ヤンソンの「ムーミン」シリーズをおいらは小学生のときから、くりかえし読んで来ている。
 最近になってまた読み返してみて、ふと「本当にムーミン一家は楽しいのか?」ということを考えてしまった。
 ここで言うムーミン一家とは、ムーミントロール・ムーミンママ、ムーミンパパ及びその家に住んでいるちびのミイ、スニフなどを含めた一家のことである。
 まず、彼らはよく災難にあう。天災である彗星大接近で避難民生活を余儀なくされたり、洪水。
 まあ天災はしかたないとして「人災」もひどい。魔法の帽子を拾って家がジャングルになったりする魔法がらみのトラブル、家に遊びにきたトンデモな人、おおぜいの難民等常にとんでもなことが起こっているような気がする。
 まあ、家庭生活なんて単調な人のほうが多いから、多少とんでもでも変化があつたほうが愉快なのかもしれないが。
 難民とお客様の数も多いと思う。
 まあ小動物やそれぐらいのサイズの架空の生き物が、何かあるとばんばんムーミン谷にやってきて、ムーミン家にやってくるのだ。
 それでもってムーミンママの備蓄食料を食っていったり、トラブルの種をまいたりする。
「お金がかかるから、家にお客様は連れてこないで」
「疲れるし家の中を見られたくないから友人や近所の人は連れてこない」
 などとほざくどこかの主婦とは大違いだ。
 しかもそういうことを想定してさりげなくいろいろ備蓄しているあたり、ムーミンママはやはり偉大である。