夕方、携帯に妻から着信がありました。
ちょうど職場の電話に出ていた時だったので、それが終わってからかけ直すと、泣きながら妻が出ました。
何でも、今日、娘をインフルエンザの予防接種に連れていったものの、診療所の看護師やその他の従業員が自分の悪口を言っている声が聞こえて来て、怖くて仕方がなかったとのこと。仕事中に私用で電話をかけるべきでないのは分かっているが、我慢できなかったとのこと。
診療所で聞こえた声は、まず間違いなく、幻聴でしょう。
それでも我慢して娘に予防接種を受けさせた労をねぎらい、「よく頑張ったね。もう家に居るのだし、大丈夫だから。こっちももう少しで仕事の終わる時間だから、すぐ帰るから」と慰めるのが精一杯。
当然、定時ですぐに帰りました。
帰宅途中で買ったほか弁を三人で食べながら、妻の話を聞いていると、しばらく切羽詰まった様子で色々としゃべっていましたが、やがて落ち着いたのか、娘に顔を向けて何事もなかったかのように笑いあうようになっていました。
何も悪いことをしていないのに、年中、幻覚に苦しめられて、こういう時は、本当に可哀想で。どうにかならないのかと思うのですが、僕には、どうすることもできません。
今、娘と二人、すやすや眠っている寝顔を見ていると、涙が出そうになります。せめて夢の中では苦しい思いをしませんように…。
ちょうど職場の電話に出ていた時だったので、それが終わってからかけ直すと、泣きながら妻が出ました。
何でも、今日、娘をインフルエンザの予防接種に連れていったものの、診療所の看護師やその他の従業員が自分の悪口を言っている声が聞こえて来て、怖くて仕方がなかったとのこと。仕事中に私用で電話をかけるべきでないのは分かっているが、我慢できなかったとのこと。
診療所で聞こえた声は、まず間違いなく、幻聴でしょう。
それでも我慢して娘に予防接種を受けさせた労をねぎらい、「よく頑張ったね。もう家に居るのだし、大丈夫だから。こっちももう少しで仕事の終わる時間だから、すぐ帰るから」と慰めるのが精一杯。
当然、定時ですぐに帰りました。
帰宅途中で買ったほか弁を三人で食べながら、妻の話を聞いていると、しばらく切羽詰まった様子で色々としゃべっていましたが、やがて落ち着いたのか、娘に顔を向けて何事もなかったかのように笑いあうようになっていました。
何も悪いことをしていないのに、年中、幻覚に苦しめられて、こういう時は、本当に可哀想で。どうにかならないのかと思うのですが、僕には、どうすることもできません。
今、娘と二人、すやすや眠っている寝顔を見ていると、涙が出そうになります。せめて夢の中では苦しい思いをしませんように…。