世界一周記念日？

今日は二十四節気のひとつ「啓蟄」。土の中で冬眠していた虫や蛙などが暖かくなるにつれて地上に這い出してくる頃といわれている。今年は暖冬で虫達ももうすでに這い出しているに違いない。

ところで本日は世界一周記念日らしい。毎日が何かの記念日になっているが、この世界一周、昭和４２年に日本の飛行機の世界一周路線が始まったことに由来するらしい。
世界と言えば、小生もそれなりに旅した。最近はニュージーランドのヨット研修にここ４年程行っているが、ちょっとそれ以前を振り返ってみる。
私の海外旅行の最初はヨーロッパだった。今から３０年前になる。昭和５２年当時、大学生だった私は卒業旅行と称して仲間４人で夏休みを利用して出かけた。今でこそ卒業旅行は当たり前だが、我々の時代にはそんな感覚はなく、とにかく仲間４人が海外に行きたいという思いだけで実現させた。イタリア、スイス、フランス、イギリス、オランダ５ヶ国を２週間のツアーで回った。当時の料金は確か４５万円くらいだった。こんなに高い時代だった！貧乏学生がアルバイトと、出世払い（卒業後も何年間か支払った）のクレジットを組んで晴れて機上の人となったのである。
イタリアはローマ、フィレンツェ、ミラノに滞在し、アルプスをバスで国境越えしスイスへ。モンブランの山やレマン湖を経て、今度は列車でフランスはパリへ。パリで何日か滞在。各地観光地、美術館めぐりをしたものだ。イギリス・ロンドンへはドーバー海峡を水泳で横断！！！「凄い、横断ツアーか！」というのは冗談（笑）フェリーで海峡を渡り、霧の街ロンドンを満喫した。そこからオランダはアムステルダムへ飛行機で移動、滞在の後そして日本へと帰国した。この旅で特徴的だったのは移動にあらゆる交通機関を使ったこと。これは当時なかなか経験出来ないことであった。今でも鮮やかに蘇ってくる。
かくして私の海外への憧れはこれを契機に、事有るチャンスを伺いながら延べ１４～５ケ所の国を訪れることになる。
次回は西南アジアの旅の巻を。。。