みやこ海風だより

市議会報告からNPO活動、海を活用したまちづくり、文化創出のまちづくりをベースにしたつぶやきです。

黒森神楽が商店街で公演

2007-03-10 16:34:10 | まちネタニュース
 本日は日中は穏やかな気候だったが、夕方から天候が下り気味だ。明日は雨模様らしい。今夜は久々に「月見の会」だ。毎月、満月の時期に海辺に集まって海仲間とわいわい楽しんでいる。今日は久しぶりの会になる。今夜の料理と出し物はなんだろう?シーズンに備えていろんな話題で盛り上がるだろう!

 さて、国の重要無形民俗文化財に指定されている宮古市の黒森神社に古くから伝わる黒森神楽の巡行公演が本日、市内末広町商店街の空き店鋪で行われた。会場には多くの市民らが訪れ伝統の舞いを楽しんだ。
 黒森神楽は正月から3月にかけて神社の神霊を移した「権現様」(獅子頭)を携えて、陸中海岸の集落を、門打ちや神楽を舞いながら巡行し、無病息災や五穀豊穣、大漁祈願など行う。山伏神楽の一種で、伝承では江戸時代初期の発祥と言われ、巡行を記録した古文書には約300年前からのものが残る。巡行は1月3日にスタート。宮古市から久慈市まで北上する北回りと、釜石市までの南回りがあり、1年交代で行う。今年は南回りの年。明日が最終の巡行となり、今月中旬には神上げをする。全国的にも珍しい廻り神楽でもある。
 本日の会場ではシットギ舞いではじまり、見学者に米のとぎ汁を練ったものを「おまぶり」(お守り)として額に付けた。このあと長時間に渡って6演目ほどの神楽が上演され、多くの観衆を楽しませていた。
 「ふるさとにはいい神楽があるものだ」。