斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

ザ討論 市民自治の実践と継続性~原発事故が教えるもの~

2011-07-09 22:47:55 | 議会だより
さっぽろ自由学校「遊」の討論会に初めて参加する。
森啓さんの呼びかけで以下の内容の公開討論会が北海学園大学で開かれる。

日本人は世界の人々から、災害に遭遇して「礼節であり」「秩序ある態度」であると称賛されているが、
日本人は賞賛に値するであろうか。「自然災害」と「利権災害」を混同してはならない。
「利権災害への諦め」は幾世代もの歳月で堆積した「処世術」であり「公共社会への参加意識」の劣弱さである。
公共社会への関心低下は重大な事態であり、この状態を打開するには実践に繋がる学習活動が必要である
との認識から公開討論会が開催される。

テーマは「市民参加手法の公開研究会」
司会は森啓さん。パネラーは6人:川村喜芳、大西有二、山口たか、鈴木一、浅野輝雄、小泉雅弘さん
13:30~16:40まで森啓さんの名司会で久しぶりに白熱した討論を聞くことができた。
また参加者からの発言も活発に行われる。日本人に欠けているのはこの「市民自治」の意識だろうか。

論点は―何を学ぶか―
   ―何のために学ぶか―
    「知っている」と「分かっている」は同じでない。
    「知っている」が「分かっている」になるには何が必要か。

深い、重い、根本的なテーマである。
これまでも常に頭の中にありながらも漠然とした想いで片隅に置かれていたものが、
再び鮮明に呼び起された感じがする。
今後の議会活動に如何に生かしていくかが改めて大きな課題になると思う。