斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

笑 エ ネ で い こ う !

2014-11-09 14:16:17 | 政治
『できた!電気代600円生活』著者 はらみづほさんの講演会を
お聞きする機会が10月19日町民センターでありました。
泊原発の停止による影響から北電が11月1日より再度電気料金値上げを
おこないます。平均値上げ率は15.33%とすごい割合になっています。
こうした中で省エネ対策として何ができるかまず電気代の明細書の
チェックから始まりました。

はらみづほさんの家庭の電気代は月600円どころかなんと二人で200円台
でした。やればここまでできるということを教えてくれました。が、
いざそれを実行するとなるとどこまでできるか自信はありません。
しかし現在の使用電力の6割に抑えることは不可能なことではないかも
しれません。小さな努力の積み重ねと持続性が求められると思います。

人間はその置かれた環境への順応性はかなり高いことを体験したことが
あります。それは1995年(平成7年)の阪神淡路大震災に遭遇した時の
ことでした。電気・ガス・水道が止まり、私の場合は各1~3週間でしたが、
何よりも水の大切さを痛感しました。毎日小学校に給水車から水をもらい
に通い、お風呂も洗濯もできない状態が数週間続き、水は普段の10分の1
以下の使用料でした。でも慣れるとそれほど不便には感じませんでした。
却っていままでの浪費に近い使用量は一体なんだったのか、それに不便
を感じるより普通の生活に思えてきました。しかし全てが復旧すると
また元通りの生活に戻ってしまいました。

電気も水もふんだんに使える環境の中での省エネ・節約はなかなか
厳しいものがあると思います。これは個人の努力も大切ですが、
社会全体の問題であり、政治の問題です。これ以上エネルギーの消費量
を増やさない政策へ社会全体を変えていかなければ、個人の努力だけでは
限界があると思います。原発の再稼働はエネルギー需要量を増やすために
際限なく供給量を上げていくことに他なりません。

講演をお聞きして省エネを実行するための時間と労力に費やすエネルギー
も到底半端なものではないことを実感しました。省エネのために生きるの
では何か本末転倒の感もなくはありません。
講演をお聞きして、できるところから少しでも努力してやっていかなければ
という気持ちになり参考になりました。

日本女性会議2014札幌 

2014-11-09 12:51:22 | 政治
札幌大会のテーマは ~未来の景色は、わたしたちが変える~
女性にとっても男性にとっても暮らしやすい社会の実現に向けて

今年31回目となる日本女性会議が北海道で初めて10月17・18・19日の
3日間に渡り、札幌コンベンションセンターを会場に開催されました。
日本女性会議は男女共同参画に関する国内最大級のイベントです。

1984年(昭和59年)第1回大会が名古屋市で開催されて以来今年で
31回目を迎え、全国から約2000名の参加者があったと聞いております。
男性の参加者もそれなりに目立ち増えているのではないでしょうか。

1日目の分科会は「女性の活躍推進」のシンポジウムに参加しました。
テーマは 働くオンナのサバイバル
~女性が社会で活躍するために必要なこと~
日本ではまだまだ女性が活躍しやすい環境が十分に整備されておりません。
出産や子育てで仕事をやめざるを得ない現状があり、管理職の女性割合は
先進国の中では最低水準にあります。
こうした現状を踏まえて、4人のシンポジストから働く女性たちの
現状報告をもとに、課題を探り、解決策についての議論を伺いました。
コーディネーターは上野千鶴子さんでした。
上野千鶴子さんの講演を初めてお聞きしたのは30数年前、大学女性協会
神戸支部の例会で講演された時のことでした。先生もまだお若く、確か
30代前半でおかっぱ髪にお化粧気はなく黒のセーターに真珠のネックレス
ジーンズという出立でその装いが私にはとても印象的でした。
先生の講演については改めて申し上げるまでもありませんが、
いつも素晴らく唸らせられるものがあります。
その講演の中でもう10数年前になりますが、今でも忘れられないことは
「日本で男女平等が実現するには100年かかる」とおっしゃったことです。
今もこの言葉を半信半疑で受け止めていいますが、現実はまだまだ
男女平等社会実現への道のりは遠いいと感じています。

今政府は“女性が輝く”社会、男女共同参画への女性政策を謳って
いますが、女性が子どもを産み育てながら仕事を続けられる環境整備も
もちろん大切ですが、何よりも「男女の平等とは何か」という根本を
考えてみること、意識の変革こそ基本ではないかと思います。
特に年齢を問わず女性自身が“平等”への意識がまだ十分に育っては
いないのではないかと私は思っています。
その理由の根底にあるものは地理的・歴史的・地域性から脈々と受け継がれ
てきた慣習・習慣のようなもの、意識の中に沁みこんでしまってなかなか
払拭しがたい、変えがたいものがあると思います。
その現状をどのように打破し変革していくのか、そこには当然男性の理解と
協力は欠かせません。

真の男女平等が実現するまで「日本女性会議」がこれからも全国各地で
開催され、あきらめずに地道に一歩一歩“平等”社会実現に向けて声を挙げ
つづけることの意義、大切さを感じました。

来年は岡山県倉敷市で開催されます。市長はまだお若い女性市長です。
倉敷で開催される「日本女性会議」に期待したいと思います。

会場では初対面の方々とも親しくお話ができ、知り合いになりましたが、
これまで過去・現在(過去数年を含む)まで講演会・研修会・会議等を通して
全国各地で知り合いになったたくさんの方々と再会が果たせて大変有意義で
実り多いものになりました。