福井地区資源保全推進会総会に出席

昨日福井地区資源保全推進会の総会が開かれた。

これは５年前の平成１９年から国が始めた事業で期間は5年間だった。
今年からまた新たに事業を5年間に渡り実施するとのことである。
町から派遣された連合会事務局長の説明によると
その目的は農業を地域で守るために健全な農地を維持することにあり、
現在全国で５０％未満の地域が参加しているとのことである。

ニセコ町では８地区全部がこの活動に参加しており、
国からの共同活動支援交付金は全額で年2,400万円ほどになる。
福井地区は5年間で1,800万円で年に平均すると360万円程の
交付金を受け取ることになる。

この活動組織の構成員であるが、農業者、福井地域親交会、福井地区女性会
福井水利組合、相馬水利組合、JAようていニセコ支所、南西老人クラブ福井支部
となっている。これに当てはまらない地域住民は除外されている。

～地域のことは地域で～　そこに住む住民である以上地域活動への
参加・不参加は個々の事情により、強制されるものではないが、
せめて実施の声掛けは平等に公平にする必要があると思う。
これは一種の“差別”ではないかと思う。保険を掛ける関係もあると言うが、
地域住民全員に掛ければ良いことである。5人増えようが10人増えようが、
大した金額の違いはないと思う。
実際構成員の活動への参加者数は半数である。

支給された交付金が余って返還した今回のケースを考えると、より有効に
利用することをもっと良く検討しても良いのではないかと思う。

閉鎖的な地域の様子が浮かんでくる。もっと開かれた地域に、“相互扶助”を
実践しやすい地域にしていくことが大切ではないかと思う。

最近移住してきた友人・知人が次々ニセコを離れていくのは、
様々な事情があるにせよ、やはり人間関係が根本にあるように思う。