桜子の † 智天使工房 † 

カラーセラピストでメタルスミスの私が歩む日々。
みんながハッピーになれるものを作りたい。

私が医者を頼らなかったわけ

2005-10-30 14:32:22 | 自閉症のtoshiya
久しぶりにtoshiyaを病院へ連れていったことで、ふと、かつて私たち親子が遭遇してきた医者たちの態度や言葉を思い出した。

まだ幼稚園に上がる前くらいだったか、毎週通っていたシュタイナーの音楽療法の教室の近くで、ちょっと目を離した時にtoshiyaが車に当て逃げされてしまったことがあった。

幸い転んだだけだったようだが、自分で痛いとか苦しいと言えない子だし、近くの整形外科に駆け込んだ。

その医院の受付のおばさんからして高飛車で嫌な感じだったのだけど、診てもらった医者の言葉は驚くべきものだった。

障害があって言葉が話せないことや、音楽療法に通ってる先で事故にあったことなどを説明すると、

「あんたねえ、こういう子放っといていいと思ってんの?ちゃんと精神科とかに連れていかなきゃダメだよ。そういう訳わかんないとこに連れてってる場合じゃないだろうが」

はぁ~~~?

私がいつわが子を放っておいたのだろうか。
初対面で何の情報もない親子、しかもわが子が決して普通とはいえない(世間的に言えばだけど)ことで一番心を砕いているのは誰だと思っているんだろうか、この医者は。

もちろん、私は何も言わなかった。
言う価値もないと思った。

わずか12~3年前のことだけど、その当時の普通の医者は、医療従事者であるための心の資格などまったくないように見える人が圧倒的に多かった。
断言してもいいよ。

私は、そのことがあってから、私の息子は余程のことがない限り西洋医学の医者には見せないと誓った。
だからこそ、私は自らありとあらゆる癒しの手法を学ぼうと決めた。
私の子は私が守る。
自分の身体は自分で守る。



時代は流れ、世の中も障害のある人に対する認知度や理解も少しずつだけど上がってきたのかもしれない。
心無いことを言う医者も滅多にいなくなった。



そう、何が幸いするかわからないものだ。
今、私がこうしてセラピーを仕事にしているのも、そういう理不尽なことへ対抗する気持ちが始まりだった。
今は感謝しておりますよ。