桜子の † 智天使工房 † 

カラーセラピストでメタルスミスの私が歩む日々。
みんながハッピーになれるものを作りたい。

思い出す過去

2007-03-20 11:07:50 | 自閉症のtoshiya
gooブログのトレンドランキングにこういうニュースがあった。

キレる客対策、業界本腰、クラッシック演奏会でトラブル急増

実はこの記事、新聞でも読んだのだけど署名記事だったのですよ。
この記事を書いた記者さんとは、私がやはり音楽にまつわる投稿をしたことで知り合いになって、トシヤともども音楽会にご一緒したり年賀状のやり取りをしているので余計気になっていたんですけどね。

私が当時投稿したのは、音楽好きなトシヤをなんとかコンサートに連れていきたい思いで、いろんな工夫や配慮をしている・・・という内容だったのだけど、障害者(児)が音楽を楽しめるようにボランティアで演奏をやってくださる方とか、開催の努力をされているグループとか、いろんな人たちからの反響があったのです。

それはそれとして。

もちろん、会場内で携帯を扱ったり(まさか通話はしないだろうけど)、ガサゴソ不必要な音をたてたり、という行為は私もイライラするけれど、なんかいきなり「キレる」というのはちょっといかがなものかと思うわけです。

気持ちはわからんでもないですが。

そういうマナーみたいなものや、どういう風に対処するかなんてことを幼い頃から実地で教えられる環境があればいいのにと思います。


トシヤみたいな子は悪気が無くとも声が出たり動いたりするので、今さらちゃんとしたクラッシックのコンサートへ連れて行こうとも思いませんが、他の聴衆の方に迷惑が掛からないように別室で聴けるとか、そういうゆとりのあるコンサートがあれば喜んで連れて行けるのになあといまだに思うんです。


私もトシヤが小学生までは、ホントに必死で彼の楽しみを作ってきたんですが、あれはやっぱり若かったからパワーがあったんやなーと思うのですよ(遠い目)。

そのあたりのことは私の著書「わたしは息子から世界を学んだ」(VOICE)に、詳しく書いてます。

生で聴く音楽はCDとはやっぱり違うんですよ。
そういうのを、どういう立場の人も楽しめる社会になればいいのに。




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