かつては1月15日が「成人の日」って決まっていたのだけど、いつの間にかハッピーマンデーとかって連休を作るために一番近い月曜日に振替えられるようになったんですよね。
で、今年は14日の今日が成人の日。
きっと各地で祝典に出席する新成人が見られるんでしょう。
うちのトシヤも本来なら地元の成人式に出席する権利はあるのですが、わざわざ余計な緊張を強いることもないし、始めっからパスって決めていました。
群馬へ帰る日でもあるし。
二十歳といえどもトシヤは見た目も幼いし、やることも無邪気です。
昨日、テレビの画面にネコが映ってたとき。
「これなあに?」
「にゃんにゃ」 (´ロ` )
こんな子です。
今でもパニックになったときとか、不安なときとかに、ボコボコに自分の頭を叩いたり私を引っ掻いたりするんです。
慣れてるとはいえ、家族には小さなストレスが積み重なります。
それを除けば、この子は本当にかわいいだけの子なんですよね。
何ヶ月か前、私の昔の友人が私にこう言いました。
「ねえ、息子が死んでくれたらいいと思ったことないの?」
「????」
他人にここまで不躾に聞かれたことに、かなり驚きました。
「ないわよ」
あくまでも平然と答えましたが、なんだかすごく気分が悪く、自分の真情を説明する気にもなれませんでした。
他人にとっては、トシヤのような子どもはここまで軽んじられる存在なんですね。
これが世間の本音なんだなーと残念なような、見損なったような気持ちになりましたけど。
トシヤがいることで、少なくとも私が与っている幸運は他人にはわかんないでしょう。
いいんです、わかってもらえなくても。
トシヤを通して世間を見ると、真実が見えてきます。
成人式には出席しないけれど、せめてものお祝いの気持ちでトシヤが大好きなちらし寿司を作りました。