「知的障害者は害虫と同じ」
2~3日前、こういうタイトルで書かれたブログを読みました。
以前の私なら烈火のごとく怒り、きっとここにも書き殴っただろうと思います。
でも、私はとってもガッカリしたけれど相手にするのもエネルギーが要るしなあ、と思ってスルーしました。
いや、私が精神的に大人だから相手にしなかったわけじゃないんです。
私なんて決して善人じゃないし、けっこう毒のある女だと思うし。
長い間ひとりで息子の面倒を見てきたんだけれど、時々やりきれない思いに駆られることあるんですよ。
なんでこう暴れるんだろう?
パニックになるんだろう?
いつも機嫌が悪いんだろう?
どうして私はいつもいつも人に「申し訳ありません」と謝ってばかりいないといけないんだろう?
おそらくうちの家庭の問題が大きいんだろうなという自覚はあるものの、ほんとに心が硬くなってしまうこともたくさんありましたよ。
私は常に常に前向きな心ばかり持ってるわけじゃありません。
きれいごとを言って、現実味のない励ましをもらうのもウンザリです。
私はこの世でこういう仕打ちを受けるほど前世で極悪人だったんだろうか?
とか、そういうことまで考えちゃったりして。
だから、害虫呼ばわりするやつに正義を振りかざす資格はないんです。
まあ、そこまで最低でもないこともわかってますがね。
ただ、いつもトシヤのことで堕ちる地獄の底が少しずつ浅くなってるということに気づいてからは、私の極悪度も低くなってじきに感謝の気持ちが出てくるようになってます。
一番辛いのはトシヤ本人。
私たちのこと、害虫って思ってる人も実際居るんだということ。
害虫で悪かったな。
言いたかったら私らの前で目を見て言ってくれよ。
私にとって書くことは癒しであり、精神安定剤です。
ああやっと落ち着いた。