昔、トシヤがまだ3歳くらいのとき、あるサイキックと知り合った。
今でいうママ友として。
最初は怪しいことばかり仰る方だなあと思ったけれど、不思議と胡散臭いという感じはまったくせず、逆に言葉のひとつひとつがわからないなりに体に入ってくるようだった。
その人はトシヤを障害児とは見ていなかった。
そのことが本当に晴天のヘキレキで、その後の私の道を決めたといってもよい。
私は手取り足取り、いろんなことを教えてもらった。
苦しくて血を吐くような子育てを何とか自力で乗り越えたのも、その人のお陰だ。
その人が私にくれた言葉のひとつひとつを今になっても思い出す。
「答えはすべて自分の中にある」
「すべてのことは消えていくために現れる」
今の私に浮かぶのは、このふたつの言葉。
その人とは、トシヤが小学校の1年か2年のころまでお付き合いがあったけれど、いつの間にか自然消滅した。
おそらく、その頃から私が(精神的に)自立し始めたからだと思う。
25年も前のことだ。
それから後も、何人かのサイキックと出会って今の私の背骨を作ってもらった。
心から感謝しています。
ありがとうございました。