まだ60代で急逝してしまった大切な友の話をしています。
これまでの記事です。
サムネに使った画像は、別々の機会にMさんに撮ってもらったオリジナルPhotoを暈かしてコラージュしています。
もう20年以上前のですから、敢えて顔を晒しました。
当時の育児系雑誌『miki HOUSE 』や『クーヨン』に載せて頂いた時に使用したと思います。
私にネガとプリント写真を渡してくれる際も、自らのイラスト付きのコメントを付箋にそれぞれ書いて貼ったアルバムを作ってくれました。
訃報を聞いた後に、昔の写真やアルバム類を引っ張り出して見つけました。
当時はまだ重い障害のあるトシヤをどう育てていけばよいか、試行錯誤の連続で、文字通り必死でした。
元夫の協力は皆無だったので、周りの心ある友人達が支えでした。
彼女たちのお陰で、私は自己肯定感を保つことが出来て、大袈裟でなく生き延びることが出来たと思います。
今更ながら、ありがとう!
これが形見になるとは。
いや、形見があって良かった。
生きる上で大切なことは何か、改めて考える毎日です。
人生残り少なくなった今、また彼女から物凄いプレゼントを贈られたように感じます。
凄い人だったな。
美しい…の一言です。
お会いしたことはないので、いただいたおはがきなどの文面や、作品から想像するだけでしたが、思ったとおり、ステキ💖
髪型とかお洋服に時代が反映されていますね。
桜子さん、以前私が学校の先生に言われた事なのですが、その先生も作家活動をしており、「作品とは、コンペに出す為に作品をつくるのではなく、自分がつくりたいからつくるものであり、だから作品には、その時の気持ち、感情、置かれている状況などが全て表れている。」
「だから同じものを、その時の気持ちで、若干デザインが一部変わっていたり、いくつもいくつも同じ物をつくり続けている作家さんもいる」と言い、
その先生も、ずっと同じものを、手法を変えたり、若干デザインが微妙に変わっていたりを、長年、何個も何個もつくり続けております。
「そして自分の作品を振り返り、あぁ、この作品の時はあんな事があった時のだと、その時の気持ちや感情を思い出したり…、作品とはそういうものであって、コンペに出したいからつくるのではなく、誰の為のものでも、誰かに評価を受ける為につくるものでもなく、自分の為に、自分がつくりたいからつくるのであり、ある意味自己満の世界、それが作品というものだ」
と言われた事がありました。
私は数年前に最愛の父を癌で亡くし、父が癌だと父から知らされた時は絶望で、自分が生きているか生きていないかわからないくらいどん底で、ある意味「無」の状態でした。
私は、父がこの世界にいるうちに、コンペに作品を出したいと先生に伝えると、そのような事を言われ、
コンペに出すとか、そういう事はいっさい考えずに、父との思い出や今の悲しい気持ち、そして父への感謝の気持ちを形にしたい、作品出来たら父に見せたい、そう思いデザインを描きました。
結局、作品をつくり上げるまでの時間は無く、父は他界をしてしまいましたが、デザインを描き上げた時は、涙でいっぱいになり止まらなくなりましたが、悲しみの心が、少し…、力が抜けた感じがしました。
桜子さん、
今の気持ち、大切なお友達への想い、お母様への想い、思い出や感情を作品にしてみたらどうでしょうか?(^^)
誰かに見せるや、こうしたら良いんじゃないかとか、深い事などいっさい考えること無く、
自分とお友達、自分とお母様、自分の為の作品づくりです。
お友達やお母様への想いや、思い出をカタチにしているうちに、こうしてあげたかった、ああしてあげたかった、私はあの時こんな気持ちだったや、『ありがとう』の気持ちが全て作品に入り込み、
完成した時は、やりきった、気持ちがカタチになり出来上がった、そして『今まで本当にありがとう』と、心が前に進めるかもしれません…。
私も描いたデザインは、誰かに見せれるようなものではなく、何だコレ?の世界ですが…(笑)、父と私にしかわからない、思い出をデザインにしたものです。
いつかカタチにしたいなと、思っております(笑)
桜子さんのお心が、少しでも和らぐことが出来ること、願っております。
いつも応援しております(^^)
M子さんの腕が良かったのですよ。
撮っておいてくれてよかったと思います。
時代は服やヘアスタイルに如実に出ますよね(^^;)
このスタイルの前は、ソバージュ!!でした。
顔出ししてしまったので、今後少し美容にも気を遣わないとなりませんね(苦笑)
ご丁寧なコメントをありがとうございました。
その先生がおっしゃる通りだと思います。
私も常々、作品作りって自己満足でしかないなーと思っていました。
だから集中できるし愉しいのですね。
それと、自分の感情を俯瞰で見られるのですね。
私がここ数年、唐草模様のデザインに嵌ってしまっているのも、おそらく深層心理に、それを用いることで何か解決した
い何かがあるのでしょうね。
逆に、作品から自分の本心を知っていくというアプローチが出来るとも言えますよね。
YOさんがデザインしたお父様への想いを込めた作品、いつかぜひぜひ拝見させてください!
モノを作る(私たちの場合はジュエリーですが)際の心の姿勢があなたと同じであると分かって、とても嬉しいです。
教室でお目に掛かるのを楽しみにしています。
ありがとうございました。
その先生スッゴイ、クセ強の先生なので(笑)、話半分で大丈夫です(笑)(でも完璧なものをつくる先生です)、
作品は、コンペに出したり、桜子さんの個展を開いてみたり、沢山の人の目に触れることにより、人の心に感動を与え、人の心を癒すことが出来たり、温かい気持ちにすることが出来たりするものだと思うので…、
桜子さんファンクラブ会員としては、シークレット作品以外は(笑)、作品をもっともっと世の中に発信して戴きたいなと思っております♡
是非そうして下さい!!
でも、桜子さんは作家さんなので、悲しい時や辛い時こそ、作品をつくることで、全ての自分の中の想いや気持ちを表現することが出来、少し心が楽になるのではないかな…と思いました(*^^*)
悲しみが癒えるには、時が経つことしかなく…、
私は父の死から、4年経ち、漸く泣かない日々を送れるようになってきましたが、やはり思い出すと涙が止まらなくなり、母と父の話をしてはよく泣いております(笑)
困ったものです(笑)
でも、つくることによって、そしてつくることを続けていたからこそ、やっと、少し大丈夫になってきたのかもしれません。
なので桜子さん、
作品をつくって下さいネ(*^^*)
またお会い出来る日を、楽しみにしております♡