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異端

 本日も仕事帰り。
休日を謳歌した人々も家路を急ぐ駅の雑踏の中。
いくつかの、明らかに奇異の視線を感じました。

 どうやら、僕の格好が原因らしいんですよね。

 というのも、ごく普通なのですが…

 仕事で着るための長袖のワイシャツを
腕までまくり上げ、下にはTシャツ一枚。
ネクタイは外してあるので、襟元から2つの釦は開いています。

 周囲を見渡すと、皆揃って厚着な上に
中にはフワフワしたコートまで羽織っている人も居ます。
半袖すら、誰一人として居ない状態でした。

 
 僕自身は寒ければ、
一見涼しい顔のまま全身の筋肉に力を込め
体熱を上昇させればいいだけの話なので
服に頼ってどうこうする必要は無いのです。

 
 でも、先日同僚に言われたんですよね。

『○○さん、そのカッコはそろそろヤバいですよ!』

 
 そんな世の中を横目に、
自宅最寄りの駅を降り、
少しづつ降り始めた冷たい雨を傘もささずに帰ります。

 世の中の風潮がどうだからとて、
自分の生には一切の関係もないというものです。
流される必要のないこと、合わせる必要の無いこと。
そういうのってありますよね。 

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