パリぐらし的な休日。

　パリ暮らしなのか、蟻暮らしなのか。
　
　　
　
　今回の休日は、実にゆる～い感じで御座いました。

　それというのも、日頃多忙な友人が
クルマに乗って泊まりがけで遊びにきてくれたのです。
本来ならば、”乗り物で走ることが好き”な者同士、一緒に走りに行く所ですが
今回は私の希望もあってウチに来て頂くことに。

「この酷暑の日中に、四輪と一緒に走ったら死ぬ！」

と、率直に申し上げまして候。
　
　友人の気持ちも考えた上で尚、
『私もすっかり守りに入ったな…』とは自己嫌悪するものの、
背に腹は代えられません。実際死にますよ…
常時ドライヤーのような熱をライダーに浴びせかけるリッターSSなんかで、
クルマと同じリズムで走ると（笑
　
　そんなわけで、私の我が侭にも係わらず友人が遊びに来てくれたのです。
　
　
　
　友人とは小学校の頃からの同級生だったりしますが、
今回も童心に帰って遊び惚けて参りました。
まず、昼過ぎに友人が到着したタイミングもあって、初日の目的は映画という事に。

　友人が冗談で「アリエッティでも観る？」と提案してくれたのですが、
劇場で上映しているものを確認して行くと、
適当なものが”かりぐらしのアリエッティ”だけだったのでそれにすることに。
結局バイク×車では無理があるので、友人の車に乗せて頂き近くのシネコンへ。
　
　劇場でチケットを買うと、上映までは１時間半程度あるようです。
開演までの時間を処理するのに、食事などを摂りながら過ごします。
　
　

　しきりに「俺の黄金銃が火を噴くぜ！」みたいな台詞が出てくる、
シート毎動くシューティングゲームに1000円近く使ったりしながら、
遊んでいる当人達は、とてもはしゃいで20歳は若返った気分。
・・・それにしても、黄金銃ってなによ。

　そうこうしているうちに、入場時間になりました。
　
　

　お約束の、バケツサイズのポップコーンを購入。
この直前に200gのステーキを食べたりしたのですが別腹ということで（笑
　
　　

　多量のポップコーンと格闘しながら、映画を鑑賞です。
アリエッティの感想自体は・・・
”他者にバレないように生活資材を無断拝借するのが生業”という行為が、
私の信念的に嫌いな以外は、それなりにジブリしていたものでした。
宮崎アニメとは雰囲気そのものが違うものの、ライトに楽しめるいい映画でした。
主に視覚的な面白さを狙った、技術的な挑戦が目的の映画という感想でしょうか。

　いつもの苦手な人いきれは、入館当初はそれなりに空いていたものの、
上映の手前で意外な程混み始めて一気に気になるレベルに。
突如左方数席向こうで「あま～い！」と数回叫ぶ少年が居たり、
右後方では、「クソが！」と毒づく20代らしい女性が居たりと。
どうも映画館ってのはこういう所がダメですね（笑
　
　
　
　映画が終わり、時間は既に17:00頃でしたが
友人の車に乗せて頂いて、あんまり行かない方面に連れて行って頂く事に。
場所としては、房総半島を横断した先の”九十九里浜”方面です。
　
　

　日も沈み、すっかり空の蒼が深くなった頃に
遠く太平洋から打ち寄せる波飛沫を見ながら砂浜を闊歩します…野郎二人で。
ひとしきり堪能した後、虚しくなってきた辺りでまったりと帰路につきます。
　この後、房総半島の外側をなめるように南下、
内陸の山間を抜けて自宅方面に戻りました。
　
　
　
　-日付は変わって２日目-
　
　昼頃までなんだかんだと、時間を美味しく頂いた後。
友人のご厚意に甘えて、丁度休みだった母を連れだって友人の車でお出掛けです。
日頃、私が車に乗らない所為で、”楽に”外に連れ出せない母を
お陰様で実に快適に外出させる事が出来、友人には心底感謝です。
　我が家は、母と子の仲が昔から非常に良好でありますので
子供の頃から友人諸氏を交えて遊ぶ事は多かったのですが
この年齢になってまで、友達の母親の相手をしてくれるのはなかなかできません。
　
　お昼ご飯に回転寿司を食べたりしつつ、
買い物の為にホームセンターに寄ってもらったり、
私は助手席で、母は後部座席で実に優雅なドライブ。
　
　

　本日もまた、房総半島内陸の快走路を巡り、
後部座席で居眠りをする母に土地の案内をしながら、
途中、私の親戚の家に野菜をもらいに行くのに立ち寄ってもらったりと
友人には申し訳ないながらも、３人でおしゃべりしながらの楽しい行程でした。
帰路、千葉県名産の”梨”を農園直売の店で買ったりして帰宅です。
　
　
　ともあれ１泊２日の、友人とののんびりタイム。
実に有意義なゆったりとした時間となりました。
　
　
　
　そうそう、劇場でこんなグッズを買いました。

　【　紅の豚 メタルチャームコレクション　】

　「なんでアリエッティじゃねーんだよ！」と、
またツッコミがありそうですが、紅の豚が好きなんですから仕方がありませんて（笑
所謂、”カンペン”のような素材の、飛空艇が描かれた可愛らしい小箱に
中身が判らないチャームが７種類のうち１つ封入されています。

　私が当てたのは、いちばん欲しかったポルコのチャームでしたヽ(´ー｀)ノ