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リハビリツーリング

 時、まさに秋晴れ!
最高気温も24℃止まりとの予報の出る気候の下、
実に1ヶ月以上ぶりのまともなツーリングをして参りました。
 乗れなかった間は、
おそらく3箇所ぐらいを時間差で傷めたギックリ腰だったのでしょうが
その辺は気合いと筋力で治す方向で養生しておりました。

 前日から予定していた為か、朝7頃には自然と目が覚めました。
ですが、近所の事もありますのでエンジンに火を入れるには早い時間です。
まずは出来ることからという事で、お出掛けの準備です。

 メットやライディングジャケットなどを点検し 
先日取り外して充電しておいたバッテリを取り付けます。

01_battery_b
 プラスおよびマイナスアースを接続し、
P.P.S.やらナビなどの電源系も接続します。
 

02_battery_set
 あるはずのものがそこにあるってのはいいものですね。
毎度見る度に思うのですが、
イマドキのSSのシートあたりのフレームはすごく絞り込んであります。
・・・直4の割には、ですが。
 
 
 準備をして、しばらくのんびりしていると時間は9時頃になりました。
暖機をし、バイクを自宅前の道に出してから
意識をバイクモードに切り替えます。
 

03_autmn_sky
 自宅から20kmほど、雲はあるもののとても気持ちの良い陽気です。
 
 

04_foolonthecar
 更に暫く走りると、本日1台目の整備不良(笑
今回だけで、3台のブレーキランプ切れの乗用車を見ました。
まさか、「家を出る前までは点いていた」などという見苦しい事言いませんよね。
 
 
  
 今回のルートは、千葉県随一の山岳ルート。
体とバイクを馴染ませるのに丁度良い構成なので気に入っています。
路面が所々悪いのと、低い山の中は景色がそこまで良くないのが難点かしら。
 
 やはり1ヶ月のブランクは大きく、色々と試しながら走っていると・・・
養老渓谷辺りで前方に怪しげな集団を発見。所謂珍走団崩れですね。

05_foolonthebike
(走りながら左手で撮影しておりますので、見辛くて申し訳ありません)
 十数台居たようですが、8割が半キャップ。
一部は上下白のジャージ(スウェットと言うのかな?)。Kappa的なものです。
”ケツを持っている”ヤツはXJR400でした、
ただヌケが良いだけのマフラー装着で燃調がおかしく、やけにガスが臭いです。
XJR珍の服装は、赤ラメの半キャップ+足首だけ素肌が露出しているズボン。
右脚をブラブラ出したり、対向車線にはみ出したりと、絵に描いたような・・・。

 普段ならば、この程度の連中は早々に処理してゆくのですが
ここから先、3~4m程の幅の荒れた道路が続きますので最後尾で様子見です。
暫く走ったあと、広めの通りに出た所で珍走が横によけてくれたので
ハーフスロットルぐらいの加速でようやくパスしました。
ケツ持ちが危なっかしい運転で恐かったです(苦笑
 
 
  
 珍走の集団から抜けた後は、水を得た魚ってなモンで。
そのままルート上で一番タイトな峠を駆け下りました。
 

06_foolonthecar2
 峠をぬけ、トンネルを抜けるとそこは天津小湊。
そういえば、この軽自動車もブレーキランプが切れていました。
後部座席には、女が寝っ転がっており・・・呆れたものです。
 
 
  
 あとはひたすら太平洋に面した海岸線。
相変わらず混んでいる鴨川シーワールドの横を抜け、
以前より気になっていた【 仁右衛門島 】へ。

 ちょっと変わった名前ですが、
平野仁右衛門さんという方の個人所有だそうです。
千葉県下で最大の島であり、源頼朝やら日蓮やらというのが
実際に滞在したこともあるそうです。(史実らしい)
 
 当初は、島に上陸してみようかと思ったのですが
観光地の例に漏れず、車で混雑していたのと、駐輪場が不明確だったのでやめました。
ちなみに、手漕ぎ船が島まで出ていますが、観覧料と渡し賃で1350円だそうです。
 
 とりあえずバイクで行けるところまで進み、
景色の良さそうな場所で停まってみました。

07_jinemon
 仁右衛門島。
渡し賃1350円を払って、島の向こう側に行かないと微妙かな~(笑
一応それなりに荒々しい岩場と切り立った島がありますが、
太平洋ですし特に緊張感もなく穏やかです。
 
 気を取り直して、路注している車の方に目を遣ると

08_coolcat
 にゃんこが紐で繋がれていました。
無責任な放し飼いよりは好感が持てますが、
そもそも車で連れて歩くものなのか。でも、可愛いですね~( ´ー`)
猫アレルギー&喘息持ちではありますが猫自体は好きです。チャトランとか好きです。
それでもやっぱり、近づけないので遠くから観察でした。
 
 
 
 にゃんこを堪能した後は、
海岸線ばかり走ってもリハビリにはなりませんので、数km走って山ルートに入ります。

 山道を色々試しながら駆け抜け、
ルートの7割を過ぎた辺りで、ようやく感覚が戻ってきました。
感覚さえ戻ればこちらのもの、自ずとペースも上がりスイスイと進みます。
折しも交通安全週間ということですが、常識的な範囲ということで(笑
 途中、七里川温泉あたりで交通規制に遭い、
亀山湖方面に迂回する羽目になったものの、数十分で房総半島の半分を通過です。
 
 
 
 久留里街道から更に内陸に向かい、いい感じの駅を見掛けたので立ち寄ります。

09_itabu_1
 トタン張りの木造駅舎に、木造の電柱。いい味が出ていますね。
通常、こういう駅舎の測道は車両進入禁止でしょうが・・・。
駅舎の隣りに自転車が停められているのを確認出来たので
100mほど手前の駐車場でエンジンを切り、手で押しながら駅舎まで来ました。
自転車が良くて、手押しのオートバイが悪いという道理はありません(笑
 
 

10_itabu
 駅舎側から。この駅は小湊線の【 飯給(いたぶ) 】駅です。
最近やっているIntelのCMで、里見駅が出ていますが
”高滝→里見→飯給”という順番の、隣の駅だったりします。 

11_itabu_3
 なかなかいい雰囲気でござんしょ。
 

12_itabu_4
 ジャケットを脱いで、待合室のベンチで一休憩。
飯給駅は、上り下り合わせても一日10本しか電車が通りませんので
この時は、後2時間はなーんにも来ない状態です。長閑なローカル線ですね。
唯一の不満は、自動販売機すらない事で・・・
仁右衛門島でもなにも口にしなかったので喉が乾いてしまいました。
 
 
 
 午後からは、千葉で開催中の国体によって
交通規制が何カ所かあるとの事でしたのでそろそろ帰路に。
飯給から清澄養老ラインに出て、ライダーが沢山いる高滝ダム湖の公園をスルー(笑
あとはいつも通りな感じでまったりと帰宅致しました。
 
  
  
 途中、よく利用するセルフガソリンスタンドに立ち寄ると
先日カブで行ったときにも居た、クレジットカード勧誘に声を掛けられるものの
「先日同じ内容をお伺いしたので結構です、ごめんなさい」と断り
バイクに跨ったままハイオクを入れようとしていると・・・

 このスタンドの整備士さんらしい方に声をかけられました。

サービスマンさん(以下SM):「こんちはー!」
私:「はいこんにちはー?」
SM:「これ、なんkmぐらい出るんスか!?」
私:「まー300km/hぐらいですね~」
SM:「すっげー!マジっすか!?」

 のようなお決まりの会話から始まり、
「○○の道がいい」「車だと△△」だとかのよくある会話に(笑
途中、サービスマンさんが

SM:「バイク速いっすよね…直線であっというまに置いてかれると凹みますよ」
私:「車はそのぶんコーナーが速いですよね(笑」

などというこれまたお互いを気遣うやり取りが^^;
このサービスマンさん、仕事柄なのか車が大好きな方みたいでして

SM:「俺明日休みなんス、だから館山道でもかっ飛ばしてこようかなと!」
私:「いいですね~!でも覆面に気を付けてくださいね(笑」

なんて微笑ましい会話をしながら、右手ではハイオクを入れ終えました。
ノズルを抜くとき、垂れないように素早く抜くのが常ですが
間に合わないまでも、腰に提げたウェスを
すかさず差し出してくださったのがとても嬉しかったです。
 
 途中、私のCBRのリアタイヤを見るや

SM:「すごいっすね!バッチリ倒して曲がってるんですね~!」

などと褒めてくださったのですが、流石に身の程を弁えておりますので・・・

私:「いやまぁ・・・端っこなんて殆ど使ってないですけど(苦笑」

 だってこの状態ですから。

13_tireuse  
 タイヤのエッジまで接しているのは、恐らく数回しかありません。
公道を常識的な範囲でツーリングするには仕方のない事ですよね(笑
普段は端から5~6mmの、青っぽく変色している辺りまでが主な使用範囲です。 
 
 話し掛けてきた事自体は、スタンド店員の暇つぶしなのかもしれませんが、
こういう触れ合いって旅先では嬉しいものですよね。
平時より、このスタンドは常駐ではない勧誘以外は雰囲気がいいので好きです。
ま、会話中ずっと片足つま先立ちだったのだけが大変でしたが(笑
(CBR1000RRのシート高は820mm、私の身長はかなり小さいのです)
 
 
 
 あとは本当に帰るだけ。
峠区間で活を入れた筋肉をほぐしながら、ゆったりと帰途に就きました。

14_odo
 本日の走行距離【 153.8km 】控えめですね。

 涼しくなったとはいえ、リッターSS。
ちょっと停まると御覧の通り水温は軽く107℃を指していますが
それでも苦痛では無くなってきた辺りに秋を感じますね。

 最近色々と余裕がないので、いつ走りにいけるか解りませんが
秋が終わる前に、またどこかに走りにゆきたいと思っております。
バイク的に最高の季節ですからね!

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