主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
こんなものまで入ります。
本日はバイク乗り共通の悩みである荷物入れのお話。
斯く申す私も人並みに工夫をしていたり致しますが、
スポーツバイクの場合はこの悩みがより大きいもので、
沢山積む長距離ツーリングの時よりも、
” ちょっと遊びに ”というときの方がむしろ中途半端で悩みどころです。
誰かと動いているときなどでは、荷物でもたもたして待たせても悪いですし。
そんなワケでまずは今までのお話から。
近距離ツーリング及び、ちょっとしたお出かけの時はこれ。
TANAXの〔 バインドタンクバッグ2 〕なる商品で、容量は【 4.2L 】でした。
写真ではタンクではなくシート上に置かれていますが、
本来は専用の固定金具をタンクキャップに取り付けてそこに装着します。
もちろん金具も持っておりますが、現在そこにはカメラステーが存在するのと、
そもそもがタンク上に邪魔なモノがあって欲しくないタイプなので
当初は料金所通過の為にあったバッグがETC導入で退役した関係で、
シート側へ移動させて活用していたという次第です。
リアシートには固定の金具の類を取り付けておりませんので、
現在はタンデムベルトに通しておりました。
ただ、既に使い始めて5年を経過しておりますので、
相応に傷みなども発生しておりまして。
先頃、肝心の脱落防止のバックルが劣化で割れてしまいました。
樹脂製ですからこの辺りは如何ともし難いですね。
下のフラップはマジックテープなので実際の脱落はありませんが、
それでも最終固定の箇所が傷んでいるのはあまりよろしくありません。
そして個人的に、このバッグを愛用している理由はここにも。
バッグ本体の横に ”チケット収納用” の小さなバッグが付いています。
今はチケットを入れることもなくなりましたが、
携帯や小銭を入れるのに大変重宝しておりました。
ここだけは無くなると思うと名残惜しい部分です。
とはいえ【4.2L】という容量に若干の不足を感じていたことも事実ですし、
5年も使えば大往生でしょうということで新しいものを買ってまいりました。
またまた TANAXの、 〔 EURO SEAT BAG 〕なる製品です。
http://www.tanax.co.jp/motorcycle/product.php?goods_id=1741
どの辺りがユーロなのか解りませんがEUROです。
そして今度のものはれっきとした ”シートバッグ”です。
話が逸れますが、実はシートバッグはこれで2つ目。
最初に買ったのは2006年にCBRを買ってすぐに購入した、
HONDA扱いのハードシェルタイプのもの。
デザインも品質も良かったのですが、当時は固定に関する意識が甘かった所為か、
フル加速した際に後方にめくれた上エキパイの直後に垂れ下がり、
そして排気でドロドロに溶けた、と(笑 センターアップですからね~。
買った直後でしたので流石にショックでしたが、
付属のゴムバンドだけは今も現役で活躍しております。約8,000円のゴムバンド。
本題に戻ります。
このバッグは ”シート自体に取り付け” と、
” 荷かけフック取り付け”が選べるようになっていますが、
SSでは荷かけ取り付けにするとカウルが傷だらけになりますのでシートへ。
いくつか付属しているベルト類から必要なものを選び、
シート取り付け用の”輪”になっているものを2本取り出します。
取り外し式のシートの場合、
次のようにベルトをシートの周囲に回して締め付けるだけ。
ベルト長にはかなり余裕が取られています。
SSのささやかなタンデムシートでさえ行けるので、
大抵のオートバイには問題なく取り付けられることと思います。
あとはシートを車体にとりつけてベースはOKです。
ここまで来ればあとはバッグを取り付けるのみ。
ベースから出ている4つのバックルを、
バッグ横にカチっカチっと接続してゆきます。
ふふっ。実にお手軽です。あっという間に取り付け完了です。
真後ろから。
元々、CBR1000RR(SC57)のシートカウルは、
RC211Vデザインの関係で大きく張り出していますので、
多少幅広なバッグを積んでも、そこまで違和感が出ないのは助かります。
因みにTANAXや他社のものでもう少々小さめ且つ、
ハードタイプや革の風合いのものなどが販売されていますが、
これより ”小さく”・”高く”なると、(同社で言えばスポルトシートバッグが相当)
【ちょこんと乗っかっている感】が非常に強くなるので好みませんでした。
イメージ的にはオフ車の工具入れのような感じになって違和感がありました。
また、このバッグを選んだ理由はこんな所にも。
簡単に開けられる入り口のフラップを持ち上げると、
前後方向にここまで大きな開口部になります。
一見どうということもないように見えますが、
SSはサイドスタンドのみで車体を傾けて停車致しますので、
開く方向が横だと意外と邪魔になってしまいます。
また、本体が ”箱状” なので、無造作にモノが放り込めるのも大変便利なのです。
そうそう。
バインドタンクバッグ2で好きだったチケット用ミニポーチもちゃっかり移植。
ふむふむ、なかなか納まりがよろしいようで。
場合によってはeneloopや、無線関連のものも入れますので外が便利です。
最後に肝心の収納の状態などを紹介。
まずは旧来の 〔 バインドタンクバッグ2 4.2L 〕
[カメラ・レンズ1本]を入れると、
[財布・携帯・小物]ぐらいしか入らなくなってしまいます。
ところがっ!。
〔 EURO SEAT BAG 14L 〕ならば。
先の[カメラ・レンズ・財布・携帯・小物]に加え、
[煮炊きセット(鍋類・ガス・バーナー)]も余裕で収納。
更に500mlペットボトルならば軽く3本。ちょっとした食材も収納可能です。
また、閉じたときの上面はフラットなので、
キャンプなどでは一時的にバンドで縛ることも容易です。
今まで、
大容量のサイドバッグに、小容量のタンクバッグを併用して来ましたが、
これで ” 中容量 ”が追加されたので運用の幅が広がりそうです。
無論ですが、サイドバッグと併用すれば長旅もいけそうですね。
最後におまけ。