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スキマ産業。

 ( ̄ー ̄)<皆さんオートバイ乗ってますか~?

 私は微妙に乗っているようないないような状態ですが、
うかうかしているともう九州辺りは入梅だそうで、
気持ちのよい季節もあと少し・・・え?関東も近々入梅ですかorz。


 そんないい季節にも法定の車検はやってくるわけで。
現在はメインのCBRがショップで車検中にて手元にありませんが、
近いうちに戻る予定ですので、2台体制を快適にやってゆく準備が必要となりました。

 実は今回、あまり考えずにDS11を買ったことは既に書いた気が致しますが、
一番の難題は我が家の駐輪場でした。

 駐輪場以外に、軽自動車2台で丁度いいサイズのささやかな駐車場もありますが、
大切なオートバイを道路に面したそんな場所に置くのも色々心配ですし、
そこの地面はそもそも傾斜があって、オートバイを停めるにはあまりよろしくありません。


 そこで。
『狭い駐輪場の中でやりくりするしかないな~』と思い至りまして、
いつかどこかで見かけた、狭い場所でのバイク移動の道具を入手いたしました。


 
 その名は 【 バイクシフター 】。
http://world-walk.com/parts/kougu/bsf/

 私自身『ん?バイク”リフター”じゃないの?』と思ったりしましたが、
製品としては後発ということもあり、なかなかのアイディア製品でございました。

 ネットなどではバイク”リフター”の自作例は結構沢山見かけますし、
実際に私にも比較的簡単に作れそうな気がするものだったり致しますが、
バイク”シフター”のほうはその工夫にお金を出す気になる違いがありました。


 それでは少々、外観からの特徴紹介などを。
この製品、タイヤの下に挟んで梃子の原理で持ち上げて車体をスライドさせるものですが、
底にはローラー(ベアリング)とボールが取り付けられております。



 ここで地面をゴロゴロ転がるわけですね。
”地面の状態がいい場所なら”実にスムーズに滑らせることができます。
ここはバイク”リフター”とほぼ同じ構造です。

 続いてバイク”シフター”ならではの特徴。



 タイヤ下に差し込む”ツメ”の部分が左右非対称になっています。
この形状のお陰で、より車体中心に近い立ち位置から力がかけられます。



 また、タイヤ下にうまく納まるようにツメの先端が谷状に加工されており、
タイヤ外径や形状によらず、よりしっかりとフィットするようになっています。

 また、こんな場所も違いあり。



 つま先を入れて踏む場所ですが、
上のガードがよりがっちりとしたものになっている為力がかけ易く、
また、踏む面にも折り返し加工がされていて、靴底が滑らずしっかり噛むようにしてあります。


 このあたりが、直線基調のバイク”リフター”よりも面白い箇所であり、
その単純形状ゆえに極めて模造がし易かった製品と一線を画す部分でした。

 正直、自分で材料を買って同じ強度を保ちつつ、この加工をするならば・・・で計算すると、
『買ったほうがいいよね』と思えるぐらいの違いがあります。


 ついでにおまけにこちらも紹介。



 おもちゃのクルマみたいな形状のものですが、
こちら、スタンドの下に噛ませて動きを良くする製品。
名前は 【 スタンドムーバー 】なるもの。

 ご存知の通り、オートバイは停車時に前後タイヤ&スタンドの3点で接地しておりますが、
仮にリアだけを持ち上げて動かそうとしても、
スタンドが軸になって回転するだけで、平行にはなかなか動きません。

 また”路面の状態がよければ” スタンドをガリガリ擦るか、
車体を起こしながら動かせますが、多少滑りが悪いと結構力が要りますので、
そんなときに、スタンド自体が滑りやすければ、
車体を寝かせたまま、リアだけに集中して動かし易くなります。


 製品としての紹介は以上です。
一見二番煎じですが、その実なかなかのアイディア商品でよく改善されていて良いものです。

 

 続いて使ってみたお話。
まずは、元々のCBRのある場所に向かって、通常通りDS11を入れていきます。



 段差の関係で画像の⇒の箇所しか通行ができないのですが、(DS11はそれでも腹を擦ります)
逆に言えばCBRも同じところを通らないと出られないわけで、
そこをに停めるとDS11を出さずにCBRを出すことができなくなります。

 余談ですが、この段差はエンジンをかけずに押して登るのは不可能。
250ccクラスならなんとか押して越えられますが、
大型バイクでは途中でスタック&押しゴケになる公算が高いです。


 そこで、『切り返して壁に寄せればいいじゃない』と思うところですが、
上がった状態でCBRがあると、DS11の前に出来るスペースはこれだけ。

 流石に50cmかそこらの距離で切り返すとなると大変。
DS11の回頭性は低く、回数が多くなり面倒くさすぎますし、
いちいちCBRのリアにヒットして碌に動くことができません。



 頑張っても精々この感じ。
右側の隙間ではとてもCBRを押しながら下がって出ることは出来ません。

 300kgに迫る車体でなければ、反動と力技で左に寄る手もありますが・・・
DS11では正直、体を壊しそうな気がするだけでやりたくありません。


 ここでバイクシフター&スタンドムーバーの登場。



 まずはスタンドの下にスタンドムーバーをセット。
これで途端にスライドし易くなります。



 続いて、バイクシフターをタイヤ下にセット。
写真の状態では基本的な使用法の”引き”で使うセット状態ですが、
反対側にセットすれば”押し”でも使うことが可能です。


 あとはよいしょと、車体を支えつつシフターを引いて(押して)やれば、
フロントタイヤを軸に車体がぐるりと回転して一気に壁際に。



 一発でここまで寄ることができました♪

 これだけ開けば、CBRで出入りすることも容易になりました。
実際本日は、車検に出すのにCBRをバックで押して坂を下りて行って参りました。

 

 このバイクシフターというか、バイクリフターについては、
元来オートバイを運ぶ仕事の方が、
【 トラックの荷台で横向きにバイクを積む 】目的のものだったそうで、
私の駐輪場のような狭小な場所では特に威力を発揮するものです。


 なんでもそうですが、面倒くさくなったら終わりですので、
こういうちょっとしたことで手間が減れば、この先のオートバイライフも安心ですね♪

 恵まれた駐車環境の方には必要ないものですが、
都会住まいの狭小スペースの皆様、結構オススメです( ̄ー ̄)。
また、切り返しが面倒な状況でも1発で狙った場所に動かせますのでとても楽ちんです。

 でも一つだけ注意点あり。
オートバイのように重いものを乗せて”ベアリング=鉄のローラー”が滑りますので、
地面が傷ついてマズイような場所では利用ができません。
おそらく、弱い塗装だと割れ、コンクリートでも多少の傷がつく筈です。
そこだけはご注意くださいね~。

 

 最後にオマケ。
CBR1000RRで常に大活躍のOptimate4(バッテリ消耗の不安が皆無になりました)ですが、
DS11でも使えるように、車載状態でそのまま充電が可能な取り出しケーブルを取り付けました。



 これでいつツーリングに出かけても安心です♪
出来ればアメリカンバイクで押しがけなんてしたくありませんからね~。

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