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隙あらば伊豆

そろそろオートバイ分が不足しておりましたので、
『走らないといかん!』ということでちょっくら走ってまいりました。

 まずは朝7時に首都高湾岸線の〔湾岸幕張PA 上り〕に集合。



 今日は3人旅。
仲間が四輪なのでドラッグスタークラッシック1100で来ております。


 前日も帰宅が遅く、朝に支度をしたので5時起きで朝食はまだ。



 カツカレーを頼もうと思ったのですが、カツが仕込み前だとか。
眠気覚ましにと唐辛子と胡椒で辛さをプラスして平らげました。


 飯さえ食ったらあとはGo!
首都高から山手トンネルを抜けて渋谷線から東名へ。
まだ朝なのに、町田辺りではお約束の10km~の渋滞アリ。
のんびり渋滞につきあって抜けたらば、小田厚から箱根ターンパイクへ。

 この日の東名は御殿場辺りの大事故で付近は完全に通行止め。
伊豆縦貫に向かうと先の詰まった渋滞にハマリそうだったので、
海側から伊豆にアクセスすることに致しました。


 DS11はアメリカンとはいえYAMAHAのバイク。
ステップボードをガリガリ言わせながらでもそれなりに走りますので、
ペースをかなり抑えつつも、
仲間を置き去りにして、一足先に〔大観山ビューラウンジ〕へ到着です。

 天気もよく、実に沢山のライダーが来ていました。
このときはその他四輪の旧車も多くみかけられました。


 ここまで走りっぱなしでしたので、施設でひと休憩。
入ると目の前にまさかのアレが。





 現行R1だー!?
お金があれば欲しいオートバイですが、HONDAがこういうの出してくれればなあ。
今はR25なんかもこのイメージで発売されていますね。


 予想外のオートバイ遭遇にワクワクしつつ。
施設内の店でコロッケパンとジェラートを買って屋外のベンチへ。



 当初はジェラートだけのつもりだったのですが、
コロッケパンは殊の外美味そうだったもので衝動食い。

 建物を出るとそこはもうよい景色。



 芦ノ湖が眼下に見えます。
大観山利用者にはおなじみの光景ですね。

 

 良い景色と空気にすっかりリフレッシュし、眠気も飛んだところで再出発。
本日の目的地(基本的に考えていない)は ”南” ですので伊豆スカイラインで南下です。

 途中、お気に入りのスポットで停まってパシャリ。



 眼下の道は、まるで観光ガイドか雑誌の綺麗な景色そのものでした。



 ここは柵もなく視界が開けているので大好きですヽ(´▽`)ノ。


 そのまま意外と長い伊豆スカイラインを終点まで走り、
天城越えでおなじみの天城出口を下りて東伊豆方面に下ります。



 伊豆スカイラインはその名の通りまさにスカイライン。
地元である千葉の房総スカイラインのがっかり感とは対照的です(笑


 昼ごろに差し掛かり小腹もすいたので、
途中の伊豆高原にある寿司屋で昼食。
ここは1皿140円~550円ぐらいの昔スタイルの回転すし屋さん。



 あら汁なども注文したのですが、結構美味しかったですよ~。
もっとも寿司のほうではなく店員の仕事の回転がかなり悪く、
待っているお客さんがイライラしてましたけれど。


 おなかも膨れたので並びのガソリンスタンドで給油。
ここまで無給油で来ましたので、これからの遊びに備えて満タンへ。





 235.4km/12.03L (19.56km/L)
道中高速の渋滞あり、長大なワインディングあり、市街地走行ありでこの数値。
問題はなさそうですね。満タンならば300km近くは望めそうです。


 東伊豆の海岸線に降り、稲取などの有名な観光地を抜けつつ更に南下。



 〔 尾ヶ崎ウィング 〕なる展望スポットで水分補給。
この日は気温30℃に迫る夏日であり、一人だけ生身のライダーには水分が必要です。



 足元に目を遣ると、トカゲさんもコンクリートの隙間で涼んでいました。
別に爬虫類好きというわけではありませんが、可愛いですよねトカゲさん。


 そこからはさらに南下。
「開国して下さいよ~」でお馴染みの、ペリーと所縁のある下田まで進みます。
道の駅の横にはサスケハナ号が停泊していたりしてテンションが上がりましたが、
ここはスルーして目的地まで。


 いよいよ着きました。伊豆最古の白濱神社。





 
 どうやらここは縁結びなどでも大変有名な神社だそうですが、
まずは本殿へ参拝にお伺い。

 



 本殿への参道入り口はとても厳かな雰囲気が漂っています。

 参道を登ると、参拝者を試すような立て札がそこかしこに。





 中には耳の痛いものもあり、これもまた己を顧みるよい機会でした。


 ある種伊勢神宮的な風格も漂う、伊豆最古神社の本殿に参拝を済ませ、
拝殿のある境内の広場に戻り周囲を散策。

 2400年以上の歴史ある神社ですので、
とても荘厳な空気の中で神妙な気持ちで歩いて周っていると素敵なものが。

 赤くて大きなお魚さんですが、なにやら部分的に動いています。



 近づいてみてみると・・・



 沢山の風車でつくられたお魚さんでした。風が吹くととても綺麗でした。


 ここで戯れに御神籤を引いてみました。
なにせここは縁結びで大変高名神社であり、
祭神の伊古奈比咩命や弁財天もおわす場所。

 どれどれ?



 「恋愛 あきらめなさい」 そ・・・そうっスか・・・。

 まあそんな気はしてましたよわははは。
目の前に(そういう意味の)良縁がぶら下がっているわけでもありませんけれど、
ここまでハッキリ&ばっさりやられてしまうと清々しいですねヽ(´▽`)ノ。


 ある種晴れ晴れとした気分で境内を後にし、
海水浴で有名な白浜海岸に隣接する、神社海辺の大明神岩へ。

 



 ここもまた素晴らしい景色でした。
青い海と空と鳥居のコントラストがなんとも鮮烈です。



 地震の影響で今は立ち入り禁止となっていましたが、
裏手には大潮の日だけ入れる海蝕洞もあるとのこと。入ってみたかったなあ。

 

 「来て良かったですね~」などと話しつつ、
満足の白濱神社を後にして、既に時間は16時近く。

 南伊豆の下田まで来ているのですから、
ライダー的に次にいく場所はここしかありません( ̄ー ̄)。

【 伊豆半島最南端の 石廊崎 】

 それではGo!
白濱神社から1時間弱、石廊崎の駐車場に到着です。

 駐車場から離れて停めているのには理由がありまして、
奥の駐車場管理小屋の先が本来の有料駐車場なのですが、
オートバイを降りて小銭を用意して小屋まで進むも係員不在。

 暫く周囲を探したりしたのですがやっぱり不在。
仕方が無いので有料駐車場の利用を諦め、近くの端っこに停めた次第。


 一般的に 〔 石廊崎 〕といいますと、
台風の暴風中継でお馴染みの印象ですが、今まで来たことはありませんでした。

 ところがこれがまた大変。
駐車場からかなり急な山道を登り、更に岬の崖を海に向かって降りるルート。
距離は片道500m程度ですが、夏日に歩くには結構しんどい感じでした^^;

 とはいえ道自体は整備されているため景色を見るぐらいの余裕はあり。
坂の途中、紫の綺麗な紫陽花が咲いていて見とれたり。

 息を切らせながら上りきり、石造りの鳥居を一礼してくぐります。



 〔 石室神社 〕(※読みは”いろうじんじゃ”です)
 
 程なく周囲の雑木が途切れると視界が開けました。





 ここが石廊崎灯台。本物はこんな感じなのですね。
そもそもが断崖絶壁の岬の”上”に建てられているため、思ったより背が低いです。



 ふむふむ。海面からの高さは崖と合わせて59.5mもあるそうです。


 流石に灯台は侵入禁止ですが、脇道を今度は崖を降りる方向で進みます。
すると岬の先端が見えてきました。



 海に突き出た岬の先端まで歩道が続いています。
既にこの時点で眼下は、絶壁の海。太平洋の波が激しく打ちつけて見えます。

 道を下りきり、岬の先端から振り返るとこんな感じ。



 右奥、断崖絶壁の中腹に埋め込まれるようにお社が建てられています。
中には高齢の宮司さんがお一人。御朱印などもくださるようです。

 『どうやってこんな所に』と思うばかりですが、
社の下には 〔 千石船の帆柱 〕が使われているそうで、
その昔、嵐で難破しかけた船が石廊権現に祈り帆柱を折って捧げると、
帆柱が自然と30mほどの崖の中腹に打ち上げられて納まり、その後助かったとか。

 その帆柱を基礎に、今もお社が建っているんだそうな。
しかもその帆柱は、現在社の床がガラス張りで見えるようになっていたりも。


 そんな石室神社。上の画像では岬の最先端にもう一つ 〔 熊野神社 〕の社あり。
ここがまた縁結びの神様とのことで。

 性懲りも無く御神籤やってみました!上書きインストールですヽ(´▽`)ノ!



 ほほう。「恋愛 恋敵に注意」 結局ダメってことっスね( ̄ー ̄)。


 と、ここで気付いたのですが、なにやら最先端の柵にザイルが数本。



 崖下を見るとこんな所でも釣りをやっている人が。
これも観光資源の一つなんでしょうか。逞しいですね~。
神社の境内?にザイルってのも色々アレな気が致しますけれど。


 山登りには往路もあれば復路あり。
帰りも急峻な崖を上り、急な山の斜面を下って汗だくで駐車場に戻ります。

 すると、駐車場には親子?の猫さんがのんびりしていました。





 猫は無条件に可愛いですよね~♪
実は猫アレルギーなんですけれど・・・orz

 偶然の猫さんとの出会いに柔らかい気持ちになりつつ、
この時点で既に時間は18時前。


 自宅は遥か遠く、場所は伊豆半島の最南端。
夏至を目前にまだまだ日は長い頃ですが、そろそろ北に向かいましょう。

 帰りは伊豆の西海岸をひたすら海岸線に沿って北上。
西だけに、沈んでゆく夕日と並んで走る最高の時間です。



 良い景色があれば好きに停まるのも自由な個人旅ならでは。

 岬に沿って海岸線をひた進むと様々な夕陽が見られますが、
山際に沈んでゆく夕陽は特別に綺麗でした。



 『今日もありがとうございました!』なんて思いながらお日様を見送り。


 日が落ちてすっかり暗くなった伊豆の西海岸。
一般道ばかりを選びくねくねと夜の峠道を進んでゆきます。

 道中「次にコンビニあったら休憩しますか~」なんて言いながら、
ヤマザキショップ(デイリー表記ではない)をやり過ごしてから約50km。
コンビニはおろか、街頭も民家も観光施設もない伊豆西海岸を2時間ほど進み、
やっと沼津市街地の手前あたりでセブンイレブンを発見。

 ようやく一息ついたあと、
インカムの充電がてら長めの休憩をとって本格的に帰路に。


 伊豆中央道から伊豆縦貫道、そして旧東名へ。
途中海老名で安全のために休憩をとりつつ給油。



 269.5km/13.51L (19.94km/L)

 概ね20km/Lは期待できそうな印象ですね。
数回のテストを経て信頼できそうな値ですので、今後は20km/Lを基準に行きます。

 画像のレシートの給油時間は23:57。
日付が変わる目前で疲労と眠気もそれなりですが、
コーヒーと御土産を買ってもうひとっ走り。


 東名は町田ICで降り保土ヶ谷バイパス。
そのまま首都高狩場線を経由してアクアラインへ。



 海ほたるで最後のトイレ休憩を済ませ、挨拶をして解散となりました。


◆本日の走行距離:546.51km



 20時間以上も動いていたこともありそれなりに疲れもありますが、
梅雨の中休みの最高の晴れに出来た伊豆ツーリング。
素敵な神社にも出会え兎に角気持ちよく走れたいいお出かけでした♪


 思えばここ暫くの週末は、
≪ 栃木(霧降)⇒山梨(本栖湖)⇒沖縄⇒伊豆 ≫ と遊び尽くめですが、
私にしては珍しいことでもあり、こういうときもありますということでヽ(´▽`)ノ。


 ・・・え?沖縄の話はどうなった? オートバイでのお出かけが優先です♪
相手がクルマじゃなければ本当はCBRで行きたかったな~( ̄ー ̄)。

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