主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
落魄れても元上流階級。
いい天気でございます。
梅雨の中休みにしては晴れすぎな気も致しますが・・・
まあ天気がよいにこしたことは御座いません。
個人的にはそろそろ暑くてシニソウなんですけれども。
それでも先日行った沖縄の異常な湿度に比べれば関東はまだマシかなあ。
そんなわけで。
天気がよければオートバイ ヽ(`Д´#)ノ マイカー売るならオート○ル!!(例のリズムで)
てなもんで、別に電話はサンキューな訳ではないんですが整備でも致しましょう。
(静岡ローカルネタですみません。ロクなもんじゃないので検索非推奨です)
まずは昨日ケースを新調いたしましたCBR1000RRを準備。
ケースも一晩経って見慣れた気もします。
この夏のキャンプツーリングが楽しみです。
それではフロントをスタンドでリフトして整備モードに。
ついでにバケツを用意。まずはフロントブレーキ周りのメンテからです。
今回は 【キャリパー清掃】 【ピストン揉み出し】 【パッド交換】 【フルード交換】 の4作業。
先日、法定点検だけの基本メニューにてショップに車検の依頼を行い、
結果車検的にはOKな状態であったものの、
ブレーキパッドについては 「そろそろですね~」 などと指摘もありました。
とはいえ、私も認識はしておりましたので今回纏めて作業です。
このあたりは普段から自分で作業する場所ですのでささっとやってしまいましょう。
まずはお気に入りのブレーキパッドを用意。
【 ZCOO Type-C 】
キャリパー1つで1万円程度のお値段、片側2枚で都合4枚使用します。
そして相変わらず小汚いフロント周りですが、その辺はおいといて作業。
アップにすると色々と草臥れているものが目に見えるものです。
ブレーキリザーバタンクの蓋を開放し、
パッドピンを緩めてからキャリパーを片側だけ外し、パッド類を取り外します。
そこからは用意していたバケツにドボン。
ブレーキラインに無用なテンションが掛からないように注意しながら丸洗い。
洗剤はそこらの台所用中性洗剤です。
ピストン周辺が綺麗になったら、ピストンを戻して更に届かなかった隙間もゴシゴシ。
ピストン戻し用の工具は比較的最近買ったものですが、
斜め戻りだけ気をつければ本当に便利でらくちんな工具です。
ピストンが戻ったらば、
再びブレーキレバーでピストンを押し出しシリコングリスを塗布。
そしてまたピストンを押し戻し、ピストンツールで軽く揉みながらシールと馴染ませます。
私の場合、面倒くさがりな割には日頃からメンテを行っておりますので、
初回からピストンの出方もバランスがよく、戻すのにも手で難なく戻るぐらいの状態。
但し、ピストンシールは僅かに硬くなってきた感触がありましたが、問題ない範囲です。
続いて、取り外したパッドを確認。
まだ溝はあり、極端な鳴きや片減りもしていませんので限度内な状態ですが、
本当に「あと少し」という状況ですので、交換に丁度いい時期でもあります。
新旧比較。
こう見ると結構使いましたね~。
以前から愛用しているZCOO Type-Cですが、今回の走行距離は・・・
前回交換が 2011年末の 32,000km、今が55,000kmですので23,000km程走りました。
フロント偏重の私の乗り方にあってこの消耗度合いは驚異的な持ちです。
”最初から憶える気はない”ので、バラすと判りにくくなりがちな左右の判別を
ケガキ針などの硬いもので削って書いておきます。
「R⇒」みたいな感じで左右と、回転方向をガリガリ。
パッドについては、初期の馴染みを考慮して回転の入り口側だけ面取り。
面取りについては色々な考え方がおありでしょうが、
私はどちらかというと「摩擦面積減るのは嫌だし、どうせ減れば一緒」派。
ただ、当たりをつけるときだけ削るようにしています。
パッドの準備を終えたらば次は組み立てですが、
その前に、外したバネやピンなどの洗浄やグリスアップなどを実施。
パッドピンについては、
段つきなどがあれば目の細かいサンドペーパーで平行(円周方向)に擦ってならしておきます。
そういえば 『いつか高級なパッドピンにしてやろう』 と思いつつ買ってないなあ。
実害ありませんので優先度は低めです。
その後は鳴き止めグリスを活用しつつ薄く潤滑。
鳴いているわけではありませんが、パッド周りに塗るには最適なグリスです。
潤滑が終わったらば組み立て。
やっぱりピッカピカだと気持ちいいですね~♪
片側を終えたら、もう一方も続けて作業。
途中、パッド消耗末期に補充していたブレーキフルードが、
ピストンを勢いよく戻したらばカップから溢れるという間抜けなミスもありましたが、
こんなときのための水使用。攻撃性の高いフルードもさっと流せば問題なしです。
お次はフルード交換。交換頻度が低いわけでもなく、
レーサーというわけでもありませんのでこちらは概ね気分で交換。
こう見ると結構変色しているような気もしますね。
人間、日々少しずつ変化することには中々気付き難いものです。
交換を効率的に行うために、古いフルードは先に吸い取ってしまいます。
(当然ですが、エアを噛みますのでこの状態ではポンピングしません。)
ついでにフルードがない状態で、タンク内の清掃も行います。
意外と結晶化したフルードなんかが角に残っていたりするものです。
単体で見ると、長期にわたる使用期間で黄色く変色しつつあります。
そのうち汎用のタンクでも買おうかしら。あとは見た目の問題との相談です。
でも、中がよく見えない上に重いだけのアルミタンクとかは嫌だなあ。
カップの清掃が終わったらば、新しいフルードを注いであとは送るだけ。
これも割と最近導入した ”逆止弁付き”のタンク。
こんなものでもあるとないとでは大違いです。
左右ともブリーザーバルブから出てくるフルードが新しいものになったらOK。
あとは、リザーバータンクに規定量をいれ、
ダイヤフラムの変形などがないことを確認して組み付け、ブレーキテストして完成。
これで所定の4工程は完了。続いて他の作業に入ります。
続いては 【エアクリーナーボックス清掃】 【エアフィルタ交換】 。
これもまた「換えたいなあ」とは思っていましたが、
作業そのものより、純正部品を注文するのが手間で先延ばしになっていました。
それでも、今回の作業がチャンスですし観念して注文。
純正部品注文のたびに思うのですが、
目的の箇所のものは買うものの、他に欲しいものの買い忘れが毎度あるんですよね~。
エアクリーナーはタンクカバー及びメインタンクの下ですので、まずタンクを持ち上げます。
続いて、ECUが載ったエアクリーナーボックスのカバーも取り外し。
この姿は結構好きです。メカっぽいでしょ。
汚れるのが役割だけに黒くなったエアフィルタを外し、
ラジエータ上にあるインテークダクトから続く、
エアクリーナーボックスまでの経路を見ると、結構な量の砂が溜まっていました。
私のツーリング先に海辺が多いのもありますが、
そもそも住まいが海岸近くなので、土地柄として砂が本当に多いのです。
それでは外したエアクリーナー本体を見てみましょう。
うわー。これは凄いですね。
汚れの溜まるファンネル側を撮影していますがそれにしても凄い。
中には枯れ葉も発見。海に負けないぐらいに山もよく走りますものね~。
一応インテークダクトの入り口には目の粗い網もありますが、こんなサイズも入ります。
そのほかには虫さんもよく吸い込まれますが、
幸いにして今回はいませんでした。よかったよかった。
正直に白状すると、前回いつ換えたのか記憶になかったり致しますが、
記録(blog)に残っているのは・・・2009年12月?
いやいや流石にそこまで昔ではない筈。
記事にし忘れている可能性が高いですが、多分そこから現在までに1回あると思われます。
さてそれではお掃除タイム。
エアインテークからフィルタまでの砂や汚れについて、
手の届く範囲でしっかり掻き落として拭き取り。
また、エアフィルタ内部に落ちているゴミ類についても、
クルマのフロア掃除用に買った、比較的強力な掃除機で吸えるものは全て吸います。
ぼちぼち綺麗になったところで、新しいエアクリーナーの準備。
新品はやっぱりいいですね♪
濾紙が オレンジ ⇒ 赤 に変更になっている以外は同じものです。
交換用フィルタには、位置決めのアダプタがついておりませんので、
古いものから移植。
しっかり清掃してから取り付け。
これでよしっと。
あとは、エアクリーナーボックス内外の境界になりケースと接触するスポンジ部分に、
日頃のオイル交換で余ったエンジンオイルを塗布し、所定の位置にはめ込むだけです。
うーむ。こちらもピカピカでいい感じ♪
最後にバランスよくエアクリーナーボックスの蓋を閉め、
ECUとセンサーを再接続してから、タンクを降ろしてテスト始動。
軽く暖気してからスロットルを捻ると、
まるでゲームの世界でしか見たことのないF1マシンのような吹け上がりでバッチリです。
なにせ最近は四輪とドラッグスター1100が比較対象でしたので、
鋭すぎるエンジンレスポンスは、『恐ろしい』ぐらいの違いがあります。
あまりの違いに、そろそろ走らないと感覚が消えそうな気がしますので、
来週は晴れたらCBRかなあ。
これで今回の一連の作業は完了。
今のところ整備も充分ですし、この夏も楽しく走れそうですヽ(´▽`)ノ♪♪
まずはキャンプツーリングにゆかねばです!(既に計画アリ)