いつも見に来てくれてありがとうございます。
美ヶ原トレイルラン セルフチャレンジのレポ、復路編でございます。
長門牧場のエイドからレポ再開。
長門牧場のエイドでは、まったりと休憩しつつ、水分を摂ったりおやつを食べた。
この頃には口の中が渇いており固形物はもごもご食べにくく、水で流し込むという感じ。
せっかくの美味しいおやつが台無しだ。
その後、頂いた水にメダリスト(クエン酸などの粉)を溶かしてドリンクを作り、
補給食を取り出しやすいポッケに移し替えたりしつつ、次に進むための準備。
マラソンみたいに1分、1秒を争うわけではないので、皆さんもゆっくり体を休めしていた。
トレランのこういう時間や雰囲気、好きだな。
いつまでも休んではいられない。意を決してリスタート。
スタッフの方が盛大に手を振って見送ってくれた。一瞬だけど疲れを忘れるね。

本沢橋エイドまでの復路ルートは、往路とは別で、中央分水嶺トレイルを通る。
あまり人が入ってないのか草木が鬱蒼としており、目印のピンクリボン(主催者が用意してくれたもの)を探しながら進んだ。
ちなみに山でよく見かけるピンクリボン。登山道の目印かと思っていたけど、
林業関係者などが境界を示すために設置しているものもあるらしく、注意が必要。

水路出現。

前に人がいると頑張れる。離されまいと走り続けることが出来ちゃうんだよね。
前の人が歩くと自分も歩いちゃうけど。

渡渉。野趣あふれる感じがあってワクワクしてしまう。

本沢橋エイドまで戻ってきた。ここまで32㎞、5時間30分。

このエイドでは水とこんにゃくゼリーを提供してくれていた。
感謝しかないんだけど、カロリーゼロってどうよ?と思ってしまった。
でも、こんにゃくゼリーはつるんとしていて食べやすくちょっとだけ嬉しかったりもした。
楽しみにしていたイチゴ味のワッフルも食べたんだけど、水で流し込むしかなく、味なんてよく分からなかった。
ここでも水を補充。今度はメダリスト(クエン酸などの粉)を入れなかった。
メダリストって疲れているとすっぱく感じるそうんだんだけど、
酸っぱすぎて口の中が不快で飲みづらいなっていたため。
疲れを解消するためのものだけど飲めないと意味ないから致し方ありません。
準備を整えてリスタート。
行きに手こずった急な下り斜面。
今度は登りだ。まるで壁のように立ちはだかっている。

足首を固定してつま先だけで登れば楽なんだろうというのは頭にあって、ちょっと試してみたんだけど、
ふくらはぎがぱんぱんになりそうな予感。今ここでふくらはぎを痛めると完走が危うくなるのでやめておいた。
とりあえず必殺 ”横歩き”で対応。乗り越えたときにはかなり疲弊しており、もう走れないぞ!と思ったけど、
登りと下りでは使う筋肉が違うので走れちゃうのだ。
大門峠を通過。ここまで33.5km、6時間10分。
風が強くなってきたようで、スタッフの方から殿城山の稜線に出たらウィンドシェルを着るようアドバイスいただいた。
こういう的確なアドバイスは助かりますね。

ススキがキレイな草原。一瞬この坂を上るのか!?と思ったけど、右方向で安堵。

この後、コースをロストしてしまいました。
倒木がたくさんあり、草ボーボーになってきたのでおかしいなと思いヤマレコで現在地を確認すると若干コースとずれていた。
来た道を戻っていると2人のランナーがやってきたので、コースを間違えている旨を伝えて一緒に戻って本来のコースを発見。
本来のコースはある地点を左折しないといけなかったんだけど、左折したあとにピンクリボンがあって、
なかなか気付かないよね。まぁでも100mくらいのロスで済んで良かった。
気持ちを取り直してリスタート。
ちょっと歩きが多くなっていたんだけど、その2人のランナーが走るもんだから
私も釣られて走りました。意外と走れるもんです。メンタル大事。(^_^;)
ちょっとだけ林道に出ます。ここで応援の方がいらしてチョコをいただきました。
くちどけのいいチョコで美味しかったです。サンキュー!

ここからは殿城山に向けて登って行きます。
石がゴロゴロした登山道でめっちゃ歩きにくい。。。

ずっと急な登り一辺倒で疲弊。わたしゃ登りが弱いのよね。前のランナーからどんどん離れていきガックシ。みんな強い。

なんとか登り切りました。やったぜー。
ここまでくれば稜線をちょこちょこ走って後は下るだけ。

山頂付近は草原になっておりいい景色です。

車山との分岐。気象レーダー観測所が見えています。
ここまでで38㎞、7時間40分。

前のランナーはいずこ。終盤で疲れているはずなのに走ってるんだね。すごい。

気持ちのいいトレイル。私も最後の力を振り絞って走りました。

南の耳


北の耳

ブランシュたかやまスキー場の山頂まで戻ってきた。
ここまでで40㎞、8時間10分。

ここでワッフルを口に詰め込み水で流し込み最後の栄養補給。
ウィンドシェルを脱いで、ストックも仕舞い込み、走る準備万端です。
あとはゲレンデを下るのみ!

ひゃっほー!と走って下れる姿を想像していたんだけど、
傾斜がきつくて脚への負担が半端ない。

歩きはしませんでしたけど走ったとは言い難い、そんな感じで下ってきました。
ゲレンデの下りがラスボスだね。

最後は舗装路。体は疲れているけど、もうすぐゴールという安堵と、
あーもう終わっちゃうのねという一抹の寂しさが入り混じってました。

ゴール! 45㎞、9時間弱の旅。長かったー。

ヘロヘロになったけど気持ち良かった。
やっぱり大会はいいですね。気持ちが入る。
大会の中止が続いていたときは、1人で走ればいいやん!と思っていたけど、全然違うね。
スタッフや応援してくれる方がいて、一緒に走る同志がいる。いいね。
また来年も出場したいと思います。
次はステップアップして80Kといきたいところだけど想像ができない。
それから、たまにはボランティアもしようと思う。
どれか好きなボタンを押してみてください!(笑) sanda_farm に ポチっとよろしく!