ふぁ~むずの一歩 ~ 見えないものが見えてくる♪

Runブログ。最近トレラン始めました。練習嫌いのおっさんがもがく日々を綴ります。

軽井沢トレイルランニングレース【レース編】

2022-05-13 20:59:45 | トレラン
いつも見に来てくれてありがとうございます。

5/7に参加した、軽井沢トレイルランニングレースのレポートです。
レポと言っても走っている最中のことってほとんど覚えてません。(^▽^;)
エイドや絶景ポイントなどは覚えているんだけど、山のなかって景色変わらないし、
ツライ、ただただ辛い、それがずーっと続くだけなので印象に残らないのかな。
まぁ、記憶力が悪いってのもあるんですけどね。アハハ!

私が参加したのはロング45kmのコース。
当初は43kmだったのですが、コース変更により2km延びました。
それでいて関門時間は当初のままなんだ。
関門時間が気になる私にとっては「聞いてないよー」って感じです。

会場は軽井沢プリンスホテルスキー場。
自宅を2時に出発し、朝食を食べたり、時間調整のため少し仮眠したりして、現地に5時40分ごろ到着しました。
6時受付開始の予定でしたが既に受付を開始しているとのアナウンスがありましたので混雑する前に受付を済ませました。

トレラン関連のお店の出店がありましたのでいくつか見て回りましたが
特にそそられるものはありませんでした。毎回すごいワクワクして見に行くんだけど、
必要なものは既に準備できている状態なので、毎回冷やかしだけで終わります。

到着してからスタートまで2時間弱あったのに、
着替えたり、テーピングしたり、ドリンクを準備したりしているとあっという間にスタート10分前になってて焦る。
今回は腸脛靭帯やアキレス腱に不安があったのでいつもより多めにテーピングしたせいかな。
急いで列の後方に並びスタートを待ちます。


7:30、いよいよスタートです(嫁さんカメラ)。

今回はバテることなく後半でも走れるところは走ろう!というテーマを持って臨んだため、
最初から飛ばしたりすることなくゆっくり目でスタート。

いきなりの登りで、早々にポールを取り出しました。
前回美ヶ原トレイルで初めてポールを使って、そのサポート力の大きさを実感したため、今回も積極的にポールを使いました。
上体のブレを抑えることができるので無駄な力を使わないで済むのがいいと感じています。

浅間山がキレイに見えてテンションアップ。雲1つない晴天です。

20分ちょいでゲレンデの上まで到達。ここから矢ヶ崎山へのトレイルに入っていくのですが渋滞していました。
シングルトラックになるうえ、危険個所(切れている場所があって足を滑らせたら谷底へ)が続くため
慎重に進むようブリーフィングで言われていましたので焦ることなく待つことができました。

トレイルに入っても続く渋滞。まだスタートして30分くらいしか経っていないですが、
止まっているのを利用してエネルギー補給しておきました。初めてエネ餅を食べたのですがめちゃウマでびっくり。次回もこれにしよう。

「落ちたら逝きます」の看板。こういう看板のおかげで皆さん慎重に進んでました。
第1回大会なので事故を起こすと今後の開催にも影響しますからね。
ちなみに北信濃トレイルフリークス開催の大会に初めて出場しましたが、
注意喚起のほか、励ましたり、和ませるための看板が随所にあって楽しませてもらいました。

時折進むも、危険個所の手前では渋滞しています。渋滞でのタイムロスはトータルで20~30分くらいでしょうかね。


矢ヶ崎山を下り、徐々に走れるようになりました。
前半は飛ばさないと決めていたので、前のランナーについて行きます。
下り基調ということもあって気持ちよく走れました。

トレイルを出て舗装路を走っているとアプトの道が見えてきました。
アプト式の鉄道が走っていたところで今は廃線になっています。

そのアプトの道を通っていきます。

トンネル内は、写真(↓)では明るく見えますがカメラの露出のおかげであり、実際はもう少し薄暗いです。
でも、ライト無しでも走れるくらい。時折ハイキング客がいらして応援してくれました。感謝。

めがね橋。コースを外れて少し近づけば、いい写真が撮れるんですが、そんな余裕なし。

その後、またトレイルに入っていきます。
めがね橋からすぐのところに渡渉するところがあり、怖気づいてしまう。


試走された方の動画を見ていると、水量が多くジャブジャブ入っていくしかないようだったので
ここは靴と靴下を脱いで裸足で渡るしかないなーと思っていたんですが、
この日は水量がさほど多くなく、ギリギリ石の上をジャンプしてなんとかクリアできました。

靴の中がずぶ濡れ状態で走ったことがなかったからほっとひと安心していたんだけど、
その先に泥沼が待ち受けており、脚を入れると深く沈み込み、左足が泥水に浸ってしまいました。
あちゃ~と思っているとまた泥沼。今度は右足が浸かり、両足とも靴の中までずぶ濡れになりテンションダウン。
濡れたまま走ると足裏の皮膚がふやけてトラブルにならないか心配だったんだけど、
結構すぐに気にならなくなり、いつの間にか乾いていたようで、皮膚のトラブルもありませんでした。
トレランシューズは速乾性があるんですね。ちなみに靴下はセブンのスポーツ用靴下(1足400円くらい)でしたが、
こちらも速乾性があるようで問題なかったです。1足2,3千円するような高機能を謳った靴下を買おうか迷ってましたが、セブンの靴下で十分だな。

そういえば、めがね橋の前後の区間は「ヤマビル注意エリア」となっていましたので、
ときどき足元やふくらはぎをチェックしましたが、噛まれていませんでした。ほっ。
他の参加者のレポートを見ていると、噛まれた人もいたようです。
スタート前に虫よけスプレー(イカリジン配合)をじゃんじゃんかけたので効果あったかな。

新緑の中を走るのは気持ちいい。

ちなみにめがね橋から次の第1エイドまでは旧中山道だそうです。
昔の人もここを歩いていたんだね。

10:20、旧碓氷峠にある第1エイド(15.6km地点)に到着。
まずは手洗い用の水があったので手を洗い、さらにアルコールで消毒しマスクを装着。
ここではまずコーラをいただきました。疲れた体にシュワシュワはサイコー!でした。
それからペットボトルの水1本をいただいてフラスクに補給し、バナナを口に詰め込みエイドを出ました。
ここで初めて時間を認識、スタートから3時間弱も経っていたことにびっくり。まだまだ先は長いなーと気が遠くなる。

第1エイドから先は、一ノ字山、留夫山、鼻曲山に登るルートで、アップダウンが続く一番の難所。

一ノ字山への急登。登りが苦手なんだけどストックを使ってなんとか登る。ふくらはぎがヤバい。
でも骨盤を傾斜に沿って移動させることを意識したことで前より登れるようになりました。

こちら(↓)は留夫山への超急登。"超"がつく急登で、それが延々と続きまさに地獄でした。ここが一番の難所ですね。
後でGPS記録を確認すると、距離700mで標高220mも登ってました。なんと斜度31%です。えげつなー。
全然進まないし、何人ものランナーに抜かれ、ガックシ。みんな強いなー、すごいわ。

そうそう、留夫山へ登っているときに、トップの選手が早くも折り返しで戻ってきて、
大瀬選手、続いて川崎選手が颯爽と駆け下りていくのを目の当たりにしました。
この"超"がつく急坂を走って降りるなんて信じられない。アンビリーバボー。
しかも、大瀬選手なんて笑顔でした。すごすぎるわ。
あと、ズーミン(吉住選手)来ないかなーとそれだけを楽しみに登っていたんだけど会えず、残念。

そんなこんなで鼻曲山に到着。しんどい区間は写真が減ります。

鼻曲山から第2エイドまでは下り基調。
ヘロヘロなのに皆さん走るんですよ。正直、えっ?って感じ。
皆さんにつられて走ってみると、登りと下りでは使う筋肉が違うから走れちゃうんです。いつ休むんかな?

下りと言っても緩い傾斜なら気持ちよく走れるけど、傾斜がキツくなるとスピードが出るのが怖いから
ブレーキをかけちゃって太ももがヤバくなる。あと足先でも踏ん張るから爪がジンジンしてくるのです。
ゴール後に爪を確認すると、右足の親指と、左足の中指の爪が逝っちゃっていました。
下りをもっと上手に走れるように勉強しないとなー。

途中、どこかのスキー場の頂上に出たところで眺望の開けており、スタッフのかたが写真を撮ってくれました。感謝。



12:44、国境平にある第2エイドに到着。


トイレに並んでいると前のランナーにお声かけいただき、「山場は越えましたね」「関門、間に合いました」という。
第2エイドでの関門時間は全く気にしていなかったのですが時計を見ると約15分前でした。
スタートは抑え目で入ったけれどそこまで遅いとは思ってなかったからビックリ。
矢ヶ崎山での渋滞で時間がかかったていたのか。マジで危なかった。

GPSウォッチを持っておらず、スマホアプリで計測していてポケットにしまい込んだままだったので
ほとんど時間を確認していなかった。反省。そろそろGPSウォッチを買うかな。

エイドではジェルなどを取りやすい場所に移動させたりして準備を整えて出発。関門5分前。
ちなみに水は1リットル弱あったので補給せず。ここまで、Startから第1エイド、第2エイドと500mlずつしか
消費していなかったので大丈夫だろう、少しでも負荷を減らして先に進むぞ!なんて思ったのですが、これが失敗でした。
昼を過ぎて暑くなり、かつ疲労が増してくるため水の消費が増えるのだ。単純に距離だけで考えてはダメですね。超反省しました。


第2エイドからライジングフィールド軽井沢というキャンプ場までは「信濃路自然歩道」になっているそう。

下り基調で走りやすい。

小川もあって、軽井沢って感じで気持ちよし。
でも段々と疲労が蓄積してきたなーと実感。この写真も休憩したいがために立ち止まったようなもんです。


13:47、ライジングフィールド軽井沢というキャンプ場を通過。
この辺りは体が重くて動かず辛かったことしか覚えてません。
エネルギー切れだと思ってジェルなどを食べるも回復せず。
キャンプ場でワーキャー言うてる横を、体を引きずるようにしてドロドロ歩く自分。
何やってんだろ、と一瞬考えちゃいました。

キャンプ場には自動販売機があり利用していいですよーと言われていたんだけど、
この時点でまだ水500mlが残っていたのでパス。←この判断も間違っていた。
前のエイドから次のエイドまで、まだ1/3しか来てないのに、水は1/2も消費していたんです。


キャンプ場から5㎞ほど林道が続きます。この林道、微妙に登りなんです。
ここからスタートしていたら間違いなく走れる林道なんだけど、
もう体が重くて走れず。ストックを頼りに何とか歩いて進むのみ。

林道は山の中と違って樹々が少なく直射日光があたって暑く、水の消費が激しい。
途中、残り少なくなっているのに気づき、先程自動販売機をパスしたことを激しく後悔。ほんとバカだった。
水がなくなったらアウトと思って、次のエイドまで持たせるため少しずつ消費することに。
ジェルばかりじゃなく固形物も食べなきゃと思い、カロリーメイト的なものを食べたんだけど、
口の中の水分を全部持っていかれて泣きっ面にハチ状態でした。トホホ。
結局、林道5kmを全て歩いてしまいました。この林道はほんとしんどかった。


ようやく林道が終わりトレイルに入ります。
この頃になると雲が出てきて、また稜線は風があり少しだけ復活したんだけど、
留夫山への登りが壁のように立ちはだかるんだ。イケズだねー。
上を見るとまだまだ先が長いのが見えてしまうので、下ばっかり見てました。

なんとか留夫山のピークに到達すると、スタッフの方がいらして「水いりませんかー」というではありませんか!
エイド以外でもらえると思っていなかったので、めちゃくちゃ嬉しかったです。
300mlほどフラスクに補給してもらい、ほんと助かりました。

水を十分に飲めたお陰でかなり復活できました。
あちこちの筋肉が痛いのはあるんだけど、体が動くのです。ほんと水分って大事です。
留夫山から第3エイドまでは下り基調なのですが、ほとんど走ることができました。


15:39、第3エイドに到着。ここは第1エイドと同じ場所。
コーラとバナナを頂きました。ここでは水をフラスクに満タン補給したのは言うまでもありません。

トイレ休憩したのちゴールに向けて出発です。
残り5.4km。あと少し。

少し舗装路を走った後、見晴台の公園を通って、再びトレイルに入っていきます。

見晴台からの眺めは雲が多くてイマイチでしたが、もうそんなことどうでもいいぜ。

ゴールまで下り基調だけど、多少アップダウンがあって体力が奪われます。
でも走れるところは走りました。

あと2㎞。ここからが長かった。あと何キロって考えちゃうとそればっかり意識しちゃって全然距離が減らないんだ。
あと1㎞の看板も出てくるんだけど、「嘘や~ん!!」と声が出ちゃいました。完全に1.5㎞は走ってると思ってた。

ゴールのスキー場が近づいてきて、さっきまでは、早くゴールしたい、もう走りたくない、と思っていたのに、
ゴールが近づくと一抹の寂しさを感じてしまいました。なんでやねん! ほんと不思議。

9時間ちょいで無事ゴール!


疲れたけど、楽しかったです。
また来年も出たいと思う。なんでやろ。考えたけど言語化できずにいます。


いろいろと課題が見つかったので次の大会に向けて改善できるように練習しよ。
って思っていたら、次の大会は中止の連絡がありました。およよ。



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