ふぁ~むずの一歩 ~ 見えないものが見えてくる♪

Runブログ。最近トレラン始めました。練習嫌いのおっさんがもがく日々を綴ります。

【レースレポ】第12回 美ヶ原トレイルラン 85km ~ レース編 その2

2022-07-08 23:09:57 | トレラン
いつも見に来てくれてありがとうございます。

第12回 美ヶ原トレイルラン 85K 参戦レポ。
今回はレース編その2、第1エイドの和田峠からレポ再開です。


和田峠~

8:45、第1エイドの和田峠(22km地点)を出発。


周りのランナーが少なくなり、こりゃボリュームゾーンからこぼれ落ちちゃったな、完走は厳しいんだろうなと薄々気づくも、
前半は頑張って行けるところまで行くぞ!と思っていたんだけど、暑さでペースは上がらず。

樹林帯に入ると木陰になり多少涼しくなるんだけど、
この区間は日差しを遮るものがないルートが続き四苦八苦。

景色を見ながらちょいと休憩、というのが多くなりました。

暑いなー、樹林帯に入らないかなーと思いながら歩いていると、
前にこんもりした山が出現。

最初見たときは、めっちゃいい景色! 絵になるねー!なんて思っていましたが、
すぐに灼熱地獄じゃん! しかも登りだし。ってことに気づき、テンションダウン。

振り返ってみると車山(写真右奥)が見えました。それにしても積乱雲がすごい。

登っても、登っても、登り。ピークはいずこ。

這う這うの体で三峰山のピークに到着。


北アルプスの山々が見えました! 真ん中のピコッととんがっているのが槍ヶ岳。それだけは分かります。

北のほうに視線を移すと、美ヶ原が見えました。台形でアンテナが立っているからこちらも分かりやすい。
それにしても、まだまだ遠いなぁ。先が見えると嫌になっちゃいます。

三峰山を下るとようやく樹林帯へ。やったー!と心の中で叫びながら、前のランナーについて走っていたのですが、
下りが下手っぴなのですぐに離されました。
登りが苦手で、下りが下手って、伸びしろしかなーい!

そういえば、つつじが所々に咲いていました。
せっかくだからと立ち止まって写真タイム(休憩)。

そんな感じでちょいちょい休憩しながら進んでいると、後ろから来たお嬢さんに抜かされたのですが、
そのとき、次の関門時間が迫っていてヤバいですよ!と教えてくれた。
こんな前半で関門アウトになるなんて想定しておらず、全然時間を気にしていなかったので焦る。

なんとかお嬢さんの後ろをよちよち走って先を急ぎます。


扉峠~

10:27、第1関門の扉峠に到着。
関門時間の3分前。ギリギリセーフと思ったものの、聞くと時間までにここを出発しないといけないらしい。
急いで水だけを補給して出発。関門時間の30秒前でした。

登山口で水をザックに仕舞い、持参した補給食でもぐもぐタイム。5分ほど休憩。

少し進むと先行していた、関門時間を教えてくれたお嬢さんを含むランナー3人が立ち止まっていました。
何やら1人がここで断念するという。それを聞いたお嬢さんも心が折れたという。
先の関門をぎりぎり通過したけど、次の関門はもう絶望的。それならここで終わりにしようと思っちゃいますよね。
しかーし、私は諦めません。なぜなら次の関門までの距離を勘違いしていたのです。
次まで9.2㎞のところを4.2㎞しかないと思っていたので、頑張ればなんとか通過できるんじゃない?なんて思っていたのです。
だからお嬢さんたちにも、次まで4㎞しかないですよー!なんて言っちゃいました。ごめんなさい。

この(↓)標識を見て、茶臼山から次の関門の山本小屋までは2㎞弱だなと頭にインプット。
まだいけるぞ!なんて思ってました。


2時間あとにスタートしているミドルの選手に抜かれ始めました。
トップの選手にはもっと前に抜かれましたけど、早すぎて写真撮ることもできず。強いなー。

ちょいちょいロングの選手が木陰で休憩していました。
腰を下ろして完全に休憩モードの選手もちらほら。もう諦めているのかな。


茶臼山もまた灼熱地獄。

前のランナーと抜きつ抜かれつしながら進みます。
というと頑張ってる感がありますが、実際は先にどうぞ!の譲り合いでした。

たまーに出てくる木陰で休憩。
今回初めましてのセブンでゲットした「レモンわらび」。
つるんとしているので体力消耗していても美味しく食べられました。リピート決定。



茶臼山~

11:39、茶臼山に到着。
次の関門まで2㎞(と思っていた)、残り時間は20分。1㎞あたり10分で行くと、まだいけるんじゃない?と思い、
もうへろへろ状態でしたが休まずに進みました。


美ヶ原が見えてきました。
めっちゃ遠い。さすがに2㎞なわけないことに気づきました。チーン。

ちなみにロングはアンテナのある王ヶ頭までいくんだけど、ミドルは手前でショートカットする。
その分岐地点で、もし関門時間を過ぎてしまっていたら、ロングの選手であってもショートカットしてエイドに向かってください、と
言われるんじゃないかと思い、なんとかそこまでは時間内に行きたいと頑張るもヘロヘロ状態で進まないんだよ。
くっそーと何回言ったことか。

12:07、ミドルとの分岐である百曲がり園地を通過。
関門時間を7分オーバーしていましたが、スタッフの方は王ヶ頭のほうに誘導してくれホッとしました。
ここまで来たら王ヶ頭まで行きたい。

ハクサンフウロ。
レース中に花の写真を撮るなんて考えられないけど、さすがに関門時間を過ぎてしまうとちょっと弛んじゃいました。

だんだんと近づいてきました。アンテナがお城のように見えますね。

ウスユキソウ(たぶん)

王ヶ頭を知らないうちに通過。
分岐地点にいたスタッフに「王ヶ頭はどこですか?」と聞くと、アンテナの下にある大きな岩が王ヶ頭だという。
オーマイガー! あれだけ見たかった王ヶ頭をスルーしたなんて。でももう戻る気力もないので諦めました。


王ヶ頭から関門のある山本小屋までも長かった。こんな道が延々2.7㎞もありました。


関門時間を過ぎているため、ほとんどの選手が歩いており、私も歩いてしまいましたが、
まだレースは終わっていないぞ!と思い、ところどころ小走り。

美ヶ原の草原で放牧されている牛さん達。

美しの塔



13:06、山本小屋に到着。ここが私のゴールとなりました。

回収バスでスタート地点まで送ってくれるのですが、2時間待ち。その間、牛さんの撮影タイム。


会場に戻ってきて、とりあえず万歳して記念撮影。完走してないけどね。

家から持ってきたコーラ。冷たくて最高に旨かったです。
発泡スチロールに保冷剤とともにコーラを保管していたのですが、
前日と当日のカンカン照りでも冷たさを保持していました。



暑さもありましたが、それ以前に練習不足を痛感したレースでした。
練習不足なので悔しさもナッシング。
やっぱりレースに出るなら完走はしたいものです。
次回はもし完走できなかったとしても悔しいと思えるよう準備してリベンジしたいと思います!



どれか好きなボタンを押してみてください!(笑) sanda_farm に ポチっとよろしく!

【レースレポ】第12回 美ヶ原トレイルラン 85km ~ レース編 その1

2022-07-08 07:29:33 | トレラン
いつも見に来てくれてありがとうございます。

第12回 美ヶ原トレイルラン 85K 参戦レポ。
今回はレース編です。


スタート~

会場には2時過ぎに到着。先着の車は15台くらいでした。
スタートが4:00なのでめっちゃ余裕あるなぁと思っていたんだけど、
テーピングしたり、ドリンクをセットしたり、着替えたり、トイレに行ったりしているうちに、
あっという間に10分前。

車の中でテーピングを張っていたんですが、狭くて貼りづらく難儀しました。
今回は直前にシンスプリント気味になったため念入りにテーピングしたこともあって、
結構時間がかかって焦りました。前の日から貼っておいてもいいのかなぁ。

準備を整えて嫁さんに記念撮影をしてもらい、列の後方に並びました。
周りのランナーはマラソン大会のようなピリピリ感はなく、まったりした感じ。
長丁場のレースだから気合が入りすぎることもないのかな。私もスタートを静かに待ちました。

コースはこんな感じ。85㎞、累積標高+4200m。これまでの最長距離は45㎞なので未知の世界。おえっとなりそうだ。
エントリー資格の1つに完走できる体力・気力を持っているこというのがあるんだけど、
正直なところ、第4エイドの長門牧場(65km)まで行ってエイド名物の飲むヨーグルトを飲むぞ!というのを目標にしていました。




カウントダウンのコールの後、4時ちょうどにスタート。
ゆるゆるとゲートをくぐり、長い旅のスタートです。

まだ夜が明けておらず薄暗い中を進みますが、
15分もすると夜が明けてきてライト無しでも進むことが出来るようになりました。

最初はゲレンデを登っていくのですが、
まだ始まったばかりで体力があるため頑張れば走って登れますが、
ここで体力を使い果たしてはどうしようもないので、基本パワーウォークです。
でも私は登りが苦手なので、油断すると周りのランナーに置いて行かれちゃうので必死。
1人だけゼェゼェハァハァしていました。しゃべりながら歩いている人もちらほら。みんな強いな。

傾斜が緩くなるとみんな走り出すんだ。ビビるわ。休むところじゃないのですかー?!
仕方ないなーと私もつられて走り出したところ、前に写真を撮っているランナーが目に入りました。

なんだろうと思い見てみると朝日が昇ってきているところでした。思わず声が出ちゃいました。
おぉ~、めっちゃキレイやん。



大笹峰~

4:45、1つ目のピークである大笹峰(3.5km地点)に到着。
ここは景色が開けているので皆さん写真タイム。
去年セルフチャレンジで走った時はガスっていて何も見えなかったが、今年は朝日に照らされて最高の景色。

大笹峰からの下りはまだ体力があるため気持ちよ~く走れました。

エコーバレースキー場のほうまで下ってきて平坦なところになると、
下りと違って自分で進まないといけないため早くも疲れを感じ、まだ先が長いのに不安になる。



殿城山登山口~

5:12、ウォーターエイドのある殿城山登山口(7.5km地点)に到着


この日は猛暑が予想されていたため水は2L持っており、ここまで少ししか減っていなかったため、
スルーするかと一瞬迷いましたが、次のエイドまで14㎞もあるというので補給してもらいました。
補給食を取り出しやすい場所に移動させたり、ヘッドライトを仕舞ったり、日差しが出始めたので首筋を守るシェードを装着したりしているうちに
すっかり周りのランナーはいなくなっており焦る。私はエイドワーク、下手くそだなと痛感。
帰宅後に調べると7分もかかっていました。

気合を入れ直してリスタート。
殿城山への登りは昨年のセルフチャレンジで経験済み。その際は36㎞地点でヘロヘロだったため、
すごい傾斜がきつくて四苦八苦していたのですが、今回は7.5㎞しか走っていないこともあり
思っていたよりはサクサク登れ、前のランナーに追いつくことが出来ました。ほっ。


殿城山のピークは踏まず、車山のほうへ進みます。

八ヶ岳。いいね。

車山の気象レーダーが見えてきました。皆さん写真タイム。

車山のピークまでは行かず、南の耳・北の耳方面へ進みます。
この辺りは草原になっていていい景色。ここを走りたいがために美ヶ原トレイルランに参加したといっても過言じゃないです。

6:18、北の耳に到着。この日は蓼科山がずっときれいに見えていました。


北の耳から北西に目をやると、左手に三峰山、その右奥に茶臼山、美ヶ原が見えていました。
あんな遠くにまで行くのか。しかもそこまでいっても半分にも満たないなんて、ぞっとする。
けど考えていてもしょうがない。とりあえず進むのみ。行くっきゃない!



男女倉山(ゼブラ山)~

6:30、男女倉山(ゼブラ山)に到着。
前にリズムのいいランナーがいて後ろについて走ると楽ちんでした。

八島ヶ原湿原

湿原の奥をよーく見ると御嶽山がありました。


男女倉山からは基本下り基調で気持ちよく走っていたのですが、周りのランナーのペースに合わせちゃっていたこともあり、
だんだん辛くなってきて、ちょいちょい歩きが入るようになってきました。練習不足だな。


途中沢があったのですが何人かのランナーが水浴びをしており、
私もしようかと迷ったけど、勇気が出ませんでした。キレイな水か分からないからね。
しかし、日が昇りだんだんと暑くなってきたのです。。。ふー、先が思いやられます。

沢を過ぎると登り基調になります。
何年か前のコース説明図に「試練の道」と書かれておりキツイところのよう。
前のランナーが上のほうを見ていたのでなんだろうと思い見上げると何人かのランナーが目に入りました。
あぁここから試練の道が始まるんだと認識。

実際、心が折れそうな急斜面の連続でした。
しかも日差しが強くなってきてバテバテ状態。
登りが弱いのもあって周りのランナーにはいつの間にか離されてしまいました。。。

まぁでも、「ここはキツイところ。ここを乗り越えればなんとかなるさ」と思いこむことでなんとかクリア。
事前にコースを知っておくというのは大事ですね。知らぬが仏ってこともありますけど。



和田峠

8:24、第1エイドの和田峠(22km地点)に到着。


ここではトイレに行って水を補給。コーラとバナナを頂きました。
補給食を取り出しやすい位置に移動するなどして準備を整えます。
そして、かぶり水が用意されていたので(軽トラの荷台にあるオレンジ色のやつ)頭からかぶって出発。
かぶり水、冷たくて気持ち良かったぁ。最高!って思わず口から飛び出ていました。

エイドワークが下手くそな私、ここでは21分も滞在していました。
ゆっくりしたつもりはないんだけど、疲労でなかなか次への一歩を踏み出せなかったのかな。
出発する際、周りのランナーが少なくなっているのに気づき、下手こいたなーと痛感。


長くなってきたので一旦区切ります。
その2へつづく。


どれか好きなボタンを押してみてください!(笑) sanda_farm に ポチっとよろしく!