いずれ先になって土地勘も養われ別府独特の細い道路に慣れてくれば「ああ、こんなところだったのか!」と思い知らされることも多いのですが、なんせ別府滞在初年度の身には、温泉本の地図を頼りに共同温泉を探し当てるのは難儀の連続です。歩きながら人に聞き聞きして探した方が探し当てやすそうですが、時間との戦いでもある今回は愛車ジムニーを運転しながら探すため、路地が細いのに加えて、こちらが思い描く「温泉施設」の先入観と実際の「温泉小屋」との落差が大きいため見落としてしまったことが何度あったことか。
ホリデーハウスのある内成から別府駅前のスーパーに買い出しに出かける時にいつも通っている道沿いに、ちょっと丸味のある庇のついた、昭和の雰囲気が充満した昔風のタバコ屋を思わせる建物が実は末広温泉だったとは驚きでした。
温泉本によれば駐車場があるはずですがどこにもそれらしいものが見当たりません。入り口前でモタモタしていたら一人の男性が寄ってきて「入浴ですか?」「ええ、その前に駐車場を探しているんですが・・・」「あそこの電車のガードの手前にありますよ」「どうも」「初めてらしいけど、入り方わかりますか?」「はあ??」
ここの温泉には番台に人が常駐しておらず、利用者は入り口の料金箱に入浴料を払って自分で鍵を開けて入り、出るときに鍵を元に戻すという、いわばセルフサービスシステムなんだそうです。先ほどの男性は町内でこの温泉の管理に携わっている方だそうで、利用法を懇切丁寧に教えてくれました。この男性がいなかったらせっかく探し当てた末広温泉にも入れなかったかもしれないと、胸をなでおろしたものです。
他に入浴客はおらず私だけの貸切状態であったため、浴槽に満々と湛えられた湯はやや熱め。他人の目を気にすることなく適温になるまで水でうめて「さら湯」を堪能しました。いかにも下町の共同温泉の鑑のような味のある共同温泉でした。
ホリデーハウスのある内成から別府駅前のスーパーに買い出しに出かける時にいつも通っている道沿いに、ちょっと丸味のある庇のついた、昭和の雰囲気が充満した昔風のタバコ屋を思わせる建物が実は末広温泉だったとは驚きでした。
温泉本によれば駐車場があるはずですがどこにもそれらしいものが見当たりません。入り口前でモタモタしていたら一人の男性が寄ってきて「入浴ですか?」「ええ、その前に駐車場を探しているんですが・・・」「あそこの電車のガードの手前にありますよ」「どうも」「初めてらしいけど、入り方わかりますか?」「はあ??」
ここの温泉には番台に人が常駐しておらず、利用者は入り口の料金箱に入浴料を払って自分で鍵を開けて入り、出るときに鍵を元に戻すという、いわばセルフサービスシステムなんだそうです。先ほどの男性は町内でこの温泉の管理に携わっている方だそうで、利用法を懇切丁寧に教えてくれました。この男性がいなかったらせっかく探し当てた末広温泉にも入れなかったかもしれないと、胸をなでおろしたものです。
他に入浴客はおらず私だけの貸切状態であったため、浴槽に満々と湛えられた湯はやや熱め。他人の目を気にすることなく適温になるまで水でうめて「さら湯」を堪能しました。いかにも下町の共同温泉の鑑のような味のある共同温泉でした。