ふくいんちょのつぶやき

山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長Kazuyoshiの
日常を通してのつぶやき

過去と現在

2008-11-15 07:34:13 | スポーツ
 「小さな幸せに気づく24の物語」からの引用です。


 オリンピックには人を感動させる力があります。アテネオリンピックの
男子マラソンは、イタリアのバルディニ選手が逆転で金メダルを取りました
が、アクシデントで三位になってしまったブラジルのデマリ選手の姿に感動
しました。

 デマリ選手が36キロ地点で、2位と40秒以上の差をつけて独走していたとき
、あるアイルランド人がコースに乱入して、デリマ選手を歩道に押し出しました。
2位との差は10秒に減って、ペースを乱されたデリマ選手は、2人のランナーに
抜かれてしまいます。しかし、デリマ選手は3位でゴールするとき、笑顔で観客
に手を振っていました。

 ゴール後、事件について聞かれたデマリ選手は、


 「レースの途中で止まってしまったことでリズムを失い、元のように
走ることはできなかった。誰もが予想しなかったことだろう。しかし、
重要なのは、私が自分だけではなく、母国のためにメダルを獲得したことだ」

 と話していました。さらに、

 「誰かを責めることはありますか?」
 と聞かれると、

 「それはない。今回のような事件は、どこでも起こりえること。ただ、それが
 マラソンレースの最中に起こったというだけだ」

 と答えていました。その後、ブラジルがスポーツ裁判所に、もう1つの金メダル
 を彼に贈るように提訴しようとしますが、

 デリマ選手は、「金メダルは1つでいい。提訴は望まない」と答えました。


 普通ならば警備体制を非難したり、乱入してきた男性に文句を言ったりすると
思います。何も言わないデリマ選手は、起きたことを試練と受け止めて、それを
乗り越えた自分を誇りに思っていると感じました。

 起きてしまったことを悔やまないで、彼のように前向きに考えて生きていきたいですね
 

 このテーマの後述に記載されていることですが、

 「あの時にあの出来事さえなければ」
 「あの人がもっと頑張ってくれれば」
 「あの人がいなければうまくいくのに」

 と過去の失敗を悔やんでばかりいたり、他人のせいにしている人も
いますが、過去はかえることはできませんし、他の人のせいにしても
なにも変わりません。
 できるのは、これからの自分を他人のせいにしないで頑張ること。

 そうすることが大事なのではないでしょうか。 
 
  今日も明日も前向きに!
  山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。

 24の物語
 
コメント (2)
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