ふくいんちょのつぶやき

山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長Kazuyoshiの
日常を通してのつぶやき

咬むと痛い だがむし歯ではない

2014-10-28 07:46:43 | 歯について

糸切り歯の後ろの歯が「咬むと痛い」ということですが 

 

レントゲン撮ってみても問題ないように見えますよね。

視診でもむし歯になっているわけではないのですが、歯根膜空が拡大していて咬合によるものと思います。

こういう場合に考えられるのは咬合による歯髄炎とか

レントゲンや肉眼では判断できない小さなヒビが入っているということが考えられます。

 

数ヶ月後来院された時には歯冠破折~歯根破折。粘膜には排膿路もできてました。レントゲンで根尖病巣が出てます。 

初診時の段階できっとヒビが入っていたと思われますが

やっぱり初診の段階では肉眼では確認できない。 

 

インレーに沿って割れてきてますね。

失活歯(歯髄をとった歯のこと)は咬合により割れることありますけど、こうして生活歯でも割れてくることあるんですよね。

こういう歯の破折は今まで長年の咬合力に耐えていたのが耐えれなくなって割れてくるんですよね。

ですので、年齢を重ねてくると増えてくる傾向にあります。  


山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。

耐えに耐えて

コメント
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