先日、ヴィオラリサイタルに行ってきました。
さしこうのお客様のM夫妻からのご招待でした。
まだ若いのに国内外で活躍されていて、
「津山の音楽家を育てる会」の第一号奏者に選ばれた方です。
実は彼女は、M氏の教え子で大崎剣道教室に通っていたそうです。
『教え子がこんなにりっぱになって頑張っている・・・』
それはそれはM夫妻はとても喜ばれていました。
開演ぎりぎりにすべりこんだ私が会場でM夫妻を探していたところ、最前列、真正面に
お孫さんとご夫妻が座られているではありませんか・・・。
挨拶は後ほどと思い、後方で演奏を聞かせていただいていたのですが、
演奏が、終わるたび、お二人が一生懸命に拍手を送られているのを見ていると
いつの間にかその事に感動してしまい、思わず胸が熱くなってしまいました。
最後にお孫さんが、舞台の下よりブ-ケを渡され、家族みんなが小林さんの
晴れの舞台を喜んでおられるのが手にとるようにわかりました。
その光景を見て私は、子育ては親だけで育ててきた訳でなく多くの回りの人に
支えられてきたのだという事をまた改めて深く感じたわけです。
最近は、殺した、殺されたと悲しいニュースが続いていますが、
こうしたM夫妻のような大人が沢山いたら、どんなにいい世の中になるだろうかと・・・
ひとり感激して帰ったのでした。
お福さん