今日は、スージー・クアトロの
『ドント・ブレイク・マイ・ハート』1976年 です。
あどけなさを残した美顔の彼女はアメリカ人にもかかわらす゜、
22歳のとき、イギリスでデビューしました。
三人の悪党どもをバックに従え、レザーのつなぎに身を包み、
ギンギンのロックン・ロールをぶちかまします。
放送できない様な、きわどい歌詞を、かすれた声をはりあげて
歌う彼女は、「サディスティック・ロックの女王」とか「爆弾娘」と呼ばれていました。
世界初の女性ロッカーである彼女は、出す曲、出す曲、大ヒットし
大の日本びいきで、日本酒大関の「さけロック」のCMに出演したり、
結婚式は、着物を着て日本であげました。
私も来日公演に行きましたが、細身で小柄な体にもかかわらず、
大きなベースを振り回し、ステージ狭しと乗りまくる彼女のどこにこんなパワーが
あるのだろうかとびっくりでした。
ほとんどがハードロックですが、今日の紹介曲はその中でも珍しい
嵐の中の、つかの間の静寂のような、ホッとする曲で
私的には大好きです。
「私のこころを傷つけないで・・・」と甘く切なく歌うスージーの声は、
とても色っぽくて良いのです。
理屈ぬきで、めちゃくちゃ可愛かったスージー姉ちゃん。
今はどうしてるのでしょうか。
アップルくん