最近読んだ本の覚え書

三浦しをん「あの家に暮らす四人の女」
現代版の「細雪」(谷崎潤一郎)とのことだが、そうだろうか?姉妹ではないし、お見合いに明け暮れる話ではないし、とはいえ私は細雪は小説は未だに読んだことないからわかんないんだが、市川崑監督の映画しかないが、なんか違う気がするが、細雪読まなきゃなあーと思った。
話は面白かったけど急にカラスやカッパが登場するのはちょっと面食らった…私は現実的な話が好きです。
ただ、こうして仲良い女同士で共同生活をしたいという話は自分の周りではよく聞きます。女子は(とりわけもしかしたら一生独身かもというそこはかとない不安がある女子は)こういうのにちょっと憧れるのではなかろうか。男子はどうなんですかね。「俺たち一生独身かもしれないから、そしたら一緒に暮らそうナ!」みたいな話、男同士でしますかね。しなさそう。
でもまあ話は面白かった。いつも読んでる三浦しをんさんのエッセイの延長線上にあるみたいな感じだった。
次これ、なんとなくBOOKOFFで見かけて、タイトルが気になったというだけで買って読んだ

獅子文六「コーヒーと恋愛」
これホンットに面白かった!BOOKOFFで見つけるまでその存在も知らなかった作家だし知らなかった小説だし、古いし、分厚いし、装丁も野暮ったいし、ただコーヒーというだけで読んだようなもんだが、これはおすすめできる。
時代は1960年代、坂井モエ子というおばはん女優と8歳年下の内縁の夫(舞台美術家)・勉ちゃん、勉ちゃんのいる劇団の若手女優アンナ、モエ子が属するコーヒー同好会の主宰・菅、この辺が主要な登場人物だろうか。せまい世界で繰り広げられる、なんというか、ハッキリしない感じの愛憎劇というか…
まだ荻窪に地下鉄が開通したばかりという時で(モエ子は荻窪に住んでる)今に比べたらほんとに不便で、だけどそういう時代の世界の広さみたいなのが面白かった。またしばらくしたら読み返してみよう…昔の小説って面白いね。
いま読んでるのも昔の小説なんだけどそれは遅々として進まない。内容がみっちりしすぎて読んでも読んでも果てしない。

三浦しをん「あの家に暮らす四人の女」
現代版の「細雪」(谷崎潤一郎)とのことだが、そうだろうか?姉妹ではないし、お見合いに明け暮れる話ではないし、とはいえ私は細雪は小説は未だに読んだことないからわかんないんだが、市川崑監督の映画しかないが、なんか違う気がするが、細雪読まなきゃなあーと思った。
話は面白かったけど急にカラスやカッパが登場するのはちょっと面食らった…私は現実的な話が好きです。
ただ、こうして仲良い女同士で共同生活をしたいという話は自分の周りではよく聞きます。女子は(とりわけもしかしたら一生独身かもというそこはかとない不安がある女子は)こういうのにちょっと憧れるのではなかろうか。男子はどうなんですかね。「俺たち一生独身かもしれないから、そしたら一緒に暮らそうナ!」みたいな話、男同士でしますかね。しなさそう。
でもまあ話は面白かった。いつも読んでる三浦しをんさんのエッセイの延長線上にあるみたいな感じだった。
次これ、なんとなくBOOKOFFで見かけて、タイトルが気になったというだけで買って読んだ

獅子文六「コーヒーと恋愛」
これホンットに面白かった!BOOKOFFで見つけるまでその存在も知らなかった作家だし知らなかった小説だし、古いし、分厚いし、装丁も野暮ったいし、ただコーヒーというだけで読んだようなもんだが、これはおすすめできる。
時代は1960年代、坂井モエ子というおばはん女優と8歳年下の内縁の夫(舞台美術家)・勉ちゃん、勉ちゃんのいる劇団の若手女優アンナ、モエ子が属するコーヒー同好会の主宰・菅、この辺が主要な登場人物だろうか。せまい世界で繰り広げられる、なんというか、ハッキリしない感じの愛憎劇というか…
まだ荻窪に地下鉄が開通したばかりという時で(モエ子は荻窪に住んでる)今に比べたらほんとに不便で、だけどそういう時代の世界の広さみたいなのが面白かった。またしばらくしたら読み返してみよう…昔の小説って面白いね。
いま読んでるのも昔の小説なんだけどそれは遅々として進まない。内容がみっちりしすぎて読んでも読んでも果てしない。