美しい女性は、花にたとえて…
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花…と言われますよね。
写真は小さいけれど、流石カサブランカ(左の写真)は、歩く姿に擬えてるはずだ、と思います。
かなり艶(あで)やかですよね。
右の百合は鉄砲百合で、カサブランカよりは静かな印象です。
鉄砲百合と高砂百合は良く似ています。
高砂百合はこの百合よりも葉が細いので見分けがつきます。
野菊の如き君なりき…は、伊藤左千夫の初恋物語『野菊の墓』。
貴女は、むかし、何の花にたとえられましたか?
例えば、薔薇の花。
薔薇の花は何かと物議?を起こします。
第1に、棘…美しいものには棘がある、など。
萎れれば…活き活きしていた時は誇らしげに咲いていたのに、
枯れそうになると花びらは散らずに未練がましく、醜くしがみついている…
やがて皺くちゃで色合いも黄土色の汚い色に…
乾燥したまま散らないで老醜をさらしている…。
薔薇は単に「美しいというばかりでは無いの」と、教えてくれた。
5.7.5を作句していた時代に、先輩の女性がそんな感想を述べました。
そのように見ればそんなバラもありますが、ハラリと散ってしまう薔薇の方が多い気がします。
ある時、女性が群がっているところを、ある男性が
花園のようだ、薔薇のようだ…という句を作りました。
その心を、作句歴の長い先輩は密かに上記の解説してくれました。
はじめは、な~るほど…そういう見方もあるんだなって、納得しました。
しかしそれは……真実? やっかみ? 棘の言葉?
きっと、ご自分は、その薔薇の園に一緒には咲いては居ないよ、と
言いたかったからでしょうか?