会が始まる前に受付でアルバムを手渡されました。
懐かしい写真に頭を寄せ合って見ています。
多分、「これは誰だろうか?」
「きっとKちゃんよ。」
とか、「…すると、今前に座っている方が、彼かな?」
とか、「昔の思い出とようやく繋がった」とか…。
そして、乾杯の前の神妙な気持ちの皆さまです。
会が終わりに近づいて、
アルバムのタイトルにもした「おさななじみ」の歌を
みんなで歌いました。
「おさななじみ」の歌詞をアルバムの最後に準備してあります。
それを皆さんが歌っています。
なんだか、ホンワカとした昔の頃を思い浮かべて…。
おさななじみ
詩・永 六輔
曲・中村八大
おさななじみの 想い出は
青いレモンの 味がする
閉じるまぶたの そのうらに
おさない姿の 君と僕
お手手つないで 幼稚園
つみき ぶらんこ 紙芝居
胸にさがった ハンカチの
君の名前が 読めたっけ
小学校の 運動会
君は一等 僕はびり
泣きたい気持ちで ゴール・イン
そのまま家まで 駆けたっけ
にきびの中に 顔がある
毎朝かがみと にらめっこ
セーラー服が よく似合う
君が他人に 見えたっけ
出すあてなしの ラブレター
書いて何度も 読み返し
あなたのイニシャル 何となく
書いて破いて 捨てたっけ
学校出てから
ぱったり会ったら ふたりとも
アベック同士の すれ違い
眠れなかった 夜だっけ
あくる日あなたに 電話して
食事をしたいと 言った時
急に感じた 胸騒ぎ
心のきりが 晴れたっけ
その日のうちのプロポーズ
その夜のうちの 口づけは
おさななじみの 幸せに
かおるレモンの 味だっけ
あれから二年目 僕たちは
若い陽気な パパとママ
それから四年目 おさな子は
お手手つないで 幼稚園
長い歌です。堂々巡りになりそうな歴史的な要素も埋め込んで…
永六輔のイメージが、私たちそれぞれの心にも何となくダブってきます。
先日のクラス会の余韻もありまして、
近くにおいでになる友達から写真を頂いたので、またその想いに浸りました。
お付き合い戴いてありがとうございました。