いちよう:二千和会だより

 会報「いちよう」を通して、人生がさらに豊かに広がるよう「今も青春!」の心がけで楽しく交流しながら散策しましょう。

鎌倉下見のご報告

2007年05月17日 | 晴歩雨読夏

 先日の運営委員会で次回の下見を5月15日と設定していた。しかし止むを得ない事情ができてしまい、5人参加の予定が3人で実施することになった。
 当日の天気予報は「寒気を伴った気圧の谷が東日本を通過。東北、北陸、関東の所々でにわか雨や雷雨になる。」…。
 肌寒さも感じる気温、天気を気にしながらも、日差しは明るい―用意した帽子を被るくらいの午前中であった。横須賀線の車内で時間・コースの検討・確認をして、江ノ電の長谷駅下車。鎌倉大仏を目指して進み、途中長谷寺、光則寺の場所を確かめながら歩いた。
 大仏を取り巻く喧騒を折り返し、昼食をとる。蕎麦屋に入り食事中に雨が降り出して雷も鳴ったようだった。しかし運の良かったこと!偶然にも雨宿りも兼ねた時をもったのだった。今日はついている……。

 
後方に見えるのが長谷寺の山門        隣接する花の寺 光則寺

 店を出て傘をさして予定のコースを進むうち雨も上がってきた。静かなお屋敷町の路地に入れば、川端康成の記念館があるはずと探したが、現在は開いていないと近くの住人の応え。さらに進み鎌倉文学館にたどり着く。そのプロムナードは石畳の緩やかな曲線を描く坂道で、両脇の樹木から雨後のしずく音が聞こえるような森閑さであった。「澁澤龍彦企画展」開催で入館料400円。急に明るく開いた文学館は旧前田公爵別邸とあって洋館建ての館内も庭園もなかなかのもの。
 次に吉屋信子記念館へと。こちらは純和風家屋で吉屋信子の自宅だったそうだが今日は閉館日だった。ここは年に数えるほどの日数の公開しかしない。そこで、二千和会「第35回鎌倉方面散策」予定日は、下見の結果「吉屋信子記念館」一般公開日に重ね合わせて6月30日(土)に変更致したいと思いますので、よろしくご理解の程お願いします。
 また由比ガ浜駅周辺には虚子の碑があると検索に著されていたので探したがとうとう分からず…。困って付近の店に飛び込んだら親切に教えて下さったが、通りすがりの住人でさえ知らないような分かりづらく膝下くらいの小さいものとの話。

雨が上がってさわやかな午後の光に樹木の葉が映える
 
鎌倉文学館のバラ園から館を望む         芝生でお弁当も可能とのこと

 
由比ガ浜駅近くには鎌倉彫の寸松堂  和田塚駅にある和田一族の墓所

 平成14年3月31日に北鎌倉駅から建長寺~天園コースをハイキングしながらお花見をしたが、このたびは鎌倉駅経由江ノ電を使って長谷駅下車、鎌倉大仏などお寺や季節の紫陽花などを観賞することも織り交ぜての文学散歩コースということになります。どうぞご期待ください。


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