本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

ほんのひとくち感想3

2008年10月09日 | 
図書館で借りた本を、またもや返却日前に慌てて一気読み。
購入本は手元にあると思うと油断して積読にしてしまうのですが、
図書館本は締め切り(返却日)があるからできるだけ読破を目指します。
また頑張って自転車漕いで借りに行くんだ!
(決して図書館は近くない…。ええ、いい運動になっておりますよ

『ヴァン・ショーをあなたに』近藤史恵 東京創元社
「食」にまつわるミステリであり、決して派手ではないのだが、
いつもながら気軽に読みやすいビストロ・パ・マル・シリーズ。
若き日の三舟シェフの修行時代の話もありました。
謎解き部分とは全く関係が無い感想ですが、
ビストロでご飯を食べる日常に憧れました…。
(書かれているのは、自分じゃまず作れない美味しそうな料理ばかりー!)

『夢は枯れ野をかけめぐる』西澤保彦 中央公論社
高齢者の問題がテーマかと思われる連作短編集。
どれもこれも、謎の答えが見つかったとしても真実は重く、
すっきり解決という訳にはいかないので、
せつないというよりもひたすら苦い感じ。
個人的には、楽しみに読むようなミステリではありませんでした。

『野球の国のアリス』北村薫 講談社
鬱々としてくる『夢は枯れ野を…』を読んだ後、
口直しのつもりで手に取った野球冒険ファンタジー(?)。
うさぎさんの後を追いかけて鏡の向こう側の世界に入り込んだ、
野球少女アリスの活躍が爽快で、期待を裏切りません。
わたしがエンターテインメント小説に求めるのは希望なので、
途中色々あってもラストには満足できる、こういう話のほうが好みです。
(ストーリーの面白さよりもテーマが前面に出すぎている小説は苦手)
蛇足:天才五堂君、いずれいい男に成長しそうな気がします。

『素数ゼミの謎』吉村仁 文藝春秋社
13年や17年に一度、一斉に羽化して成虫になる素数ゼミ。
著者は、“なぜ13年と17年なのか?”
“なぜこんなに長年かけて成虫になるのか”
“なぜこんなにいっぺんに同じ場所で大発生するのか?”
という疑問に対して、判明している事実から明快な論理を展開しています。
科学読み物って良質な推理小説だなー!と思いました。
不思議なことでも、調べればちゃんと理由があるんだね。
(ちっとも身に付いていないけど、実は科学大好きっ子なんです)


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ワイドショーで観た中山前大臣の発言にカチンとくる。
「私も5日間、国交相でございまして、新記録でございます」って、
自分で言うかー!!

政治家には結構“不思議ちゃん”が多いと思う…。