本家の矢倉先生は書いていないのですが、所司先生と長岡先生は66銀型の相穴熊についても書いています。
先手が49金のままで48飛と受けるのは、これまでに出てきませんでした。違いはあって、24歩同歩22飛には28飛
24角には68角、24飛には同飛同角22飛、どちらも先手有利です。
戻って
ならば単に22飛として、28飛42飛22飛28飛・・・の千日手をねらいます。先手は避けねばならないので、22飛には46歩同歩同飛42飛43歩
所司先生は72飛が良いというのですが、88銀74歩のところで、AIに聞くと86角が良いのだと。
この図の評価値は+295の先手良しです。後手が7筋を攻めようというのは無理です。
ちょっと戻って
22飛のほうが最善で、88銀に24歩
所司先生は75銀と闘うのだというのですが、穴熊が薄すぎます。AIに聞くと36歩25歩37桂
これは45飛~25飛のねらいです。44歩の受けに35歩15角59角
26歩44飛27歩成45桂
59角成は同金右がぴったりです。なので37と のほうが優り、16歩29飛成15歩49竜58角38竜42歩成
研究していないと選びにくい順ではありますが、この図の評価値は+515の先手有利です。
ということで後手は2筋から動くのは無理、相穴熊でどうかという話になります。