名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
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SS4-9 ノーマル中飛車相穴熊(3)

2024-11-13 | 基本定跡の研究

本家の矢倉先生は書いていないのですが、所司先生と長岡先生は66銀型の相穴熊についても書いています。

先手が49金のままで48飛と受けるのは、これまでに出てきませんでした。違いはあって、24歩同歩22飛には28飛

24角には68角、24飛には同飛同角22飛、どちらも先手有利です。

戻って

ならば単に22飛として、28飛42飛22飛28飛・・・の千日手をねらいます。先手は避けねばならないので、22飛には46歩同歩同飛42飛43歩

所司先生は72飛が良いというのですが、88銀74歩のところで、AIに聞くと86角が良いのだと。

この図の評価値は+295の先手良しです。後手が7筋を攻めようというのは無理です。

ちょっと戻って

22飛のほうが最善で、88銀に24歩

所司先生は75銀と闘うのだというのですが、穴熊が薄すぎます。AIに聞くと36歩25歩37桂

これは45飛~25飛のねらいです。44歩の受けに35歩15角59角

26歩44飛27歩成45桂

59角成は同金右がぴったりです。なので37と のほうが優り、16歩29飛成15歩49竜58角38竜42歩成

研究していないと選びにくい順ではありますが、この図の評価値は+515の先手有利です。

ということで後手は2筋から動くのは無理、相穴熊でどうかという話になります。

コメント
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