テーマ7は
後手が端歩を突いて待つ形です。後手玉が広くなり、寄せ合いになった時に役立ちます。98香45歩26飛44角36飛32飛
昨日と同じように65銀とぶつけるのは難しくなっていて、形勢は互角です。なので先手は99玉と待つほうが良く、後手としては35歩26飛34飛
石田流に切り替えることもできます。矢倉先生は一局だとしているのですが、88銀52金左79金33桂75銀
桂を跳ねた瞬間に角銀をぶつけられて困るのです。角交換は22角や32角の隙ができているので、71角とかわす方が優りますが、64銀同歩24歩
23同歩は23銀の筋があります。36歩同飛35銀23歩成
36銀同歩同飛33と39飛成43銀62金寄42と
二枚替えで、先手の攻め駒は4枚、角の応援もできるので先手の攻めは続きます。評価値は+255の先手良し。
ということで、後手は収めることができません。戻って
これまで通り、35歩26飛36歩同飛同飛同歩51金左
37桂33桂75銀
75銀のところで、矢倉先生は31飛39飛75銀・・・を解説していますが、ちょっと難しいです。長岡先生指摘の75銀のほうがわかりやすいようです。77角成同金右75銀同歩44角
これは攻防の角なので、66角と合わせて、同角同歩59角21飛
37角成44角62銀33角成
手順に駒を取って攻められる先手に分があります。評価値は+755で先手有利。
ということで、テーマ6は先手が良さそうです。
蛇足ですが、矢倉先生の解説も確かめておきましょうか。読み飛ばしても良いです。
37桂33桂31飛39飛75銀
飛を打ち合ってから角銀をぶつけます。すると77角成同金右57角
88銀には75銀同歩68銀
形勢は難しいのですが、後手に分があるようです。攻防の44角には、77銀成同銀79金88金19飛成
この図の評価値は-544の後手有利です。68銀打には76香、71銀92玉82銀打には78香が詰めろ、11飛成なら76香同銀68角成、取った香に使い道があるのです。だから44角ではなくて66銀と打って受けておいて難しい、というような解説です。
戻って
AIに聞くと、68銀が正解だと。考えにくいですが。同角成同金75銀に35角
これが攻防で、評価値は+644の先手有利です。