名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
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SS4-11 中央位取り中飛車(3)

2024-11-29 | 基本定跡の研究

昨日の途中図で

45歩に同歩は先手が良くなったので、後手は75歩と攻め合ってみます。

44歩同金48飛

4筋に目を向ければ先手が良いようで、76歩66角65歩84角

角を逃げておけば、77歩成には73歩と応じられます。この図の評価値は+205の先手良しです。

杉本先生は65歩に同銀と応じて、55金44歩

角金交換で良いというのですが。66金同歩42歩

54歩同銀同銀同歩43歩成同歩同飛成

先手優勢とされているのですが、この図の評価値は0近辺の互角です。56角44銀24角41金42銀

後手の穴熊もまだ抵抗力があって難しいようです。

それはともかく、

この形の相穴熊ならば、金銀の配置の違いから、先手の作戦勝ちのようです。後手が44歩と64歩を突いていることが原因でしょう。AIに聞くと、

19玉11玉28銀22銀57銀43金

後手は64歩を突かないで駒組を進める方が良いのです。46歩14歩16歩31金39金85歩56銀51銀

65銀と出ると、42銀54歩

54同歩同銀同金同飛86歩

86同歩は65銀~76銀と攻められます。86同角は53歩57飛45歩

という調子で後手ペースです。

ということで

65銀~54歩は得ではなく、穴熊の固め合いが続きます。59金42銀49金左24角

後手の角も使えました。48飛33金38金左32金引

この図の評価値は0近辺の互角です。普通の相穴熊よりは先手が得をしている気はしますが、固め合うと互角なのです。

コメント
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