昨日の途中図で
45歩に同歩は先手が良くなったので、後手は75歩と攻め合ってみます。
44歩同金48飛
4筋に目を向ければ先手が良いようで、76歩66角65歩84角
角を逃げておけば、77歩成には73歩と応じられます。この図の評価値は+205の先手良しです。
杉本先生は65歩に同銀と応じて、55金44歩
角金交換で良いというのですが。66金同歩42歩
54歩同銀同銀同歩43歩成同歩同飛成
先手優勢とされているのですが、この図の評価値は0近辺の互角です。56角44銀24角41金42銀
後手の穴熊もまだ抵抗力があって難しいようです。
それはともかく、
この形の相穴熊ならば、金銀の配置の違いから、先手の作戦勝ちのようです。後手が44歩と64歩を突いていることが原因でしょう。AIに聞くと、
19玉11玉28銀22銀57銀43金
後手は64歩を突かないで駒組を進める方が良いのです。46歩14歩16歩31金39金85歩56銀51銀
65銀と出ると、42銀54歩
54同歩同銀同金同飛86歩
86同歩は65銀~76銀と攻められます。86同角は53歩57飛45歩
という調子で後手ペースです。
ということで
65銀~54歩は得ではなく、穴熊の固め合いが続きます。59金42銀49金左24角
後手の角も使えました。48飛33金38金左32金引
この図の評価値は0近辺の互角です。普通の相穴熊よりは先手が得をしている気はしますが、固め合うと互角なのです。