私の愛読書の一冊、学問のすゝめ (岩波文庫)の第15編133ページにはこのように書かれています。
信の世界に偽詐多く、疑の世界に真理多し。試みに見よ、世界の愚民、人の言を信じ、人の書を信じ、小説を信じ、風聞を信じ、神仏を信じ、卜筮を信じ、父母の大病に按摩の説を信じて草根木皮を用い、娘の縁談に家相見の指示を信じて良夫を失い、熱病に医師を招かずして念仏を申すは阿弥陀仏如来を信ずるがためなり。蓋しこの人民は事物を信ずといえども、その信は偽を信ずる者なり。故に云く、信の世界に偽詐多し
上の図は、東京都の新型コロナウイルス感染の新規発症者と緊急事態宣言の期間の関係を示したものです。水色の帯は緊急事態宣言の発出時期です。緊急事態宣言を発出すると新規感染者数は見事に減少しているのがわかります。
そしてこの図を見ると、いつの時期でも60歳代以上の発症者は変わらず、60歳未満の年代の人数が変動していたこともわかります。
国際政治学者の三浦瑠麗は以前から「緊急事態宣言は効果がない」などと誤った発言をしています。
バカに唾をかけろ (小学館新書)
私は「緊急事態宣言は効果があるという論文の結果」を、エビデンスを示して書いています。
最近も、緊急事態宣言の重要性を主張する尾身茂会長に対して、「尾身さんの発言は宗教指導者のようなもので、解釈のしようがない」と批判し、東京都知事の元秘書で都議会議員の尾島紘平氏に「尾身会長は医学者であり、科学者。少なくとも感染症に関して素人である三浦瑠麗さんが揶揄できるような対象ではない」「三浦さんこそ「コロナはただのかぜ」教の宗教指導者ではないか」と批判されました。
さらに
「もうみんな実態が分かってきてしまっているので。『頑張ってマスクをつけて生活はするけど、(感染者を)ゼロにはできないよね』って分かっている。そうすると、『2週間とりあえず延長してみたけれど何も変わらなかったね』となっておしまいになるので、政治的にも得策ではないっていうのが私の意見ですね」と持論を述べていました。
私は昨日「朝まで生テレビ」を観ていました。都内やニューヨークに数件のレストランを持つオーナーや三浦瑠麗も出演していました。何気なく観ていたのですが、私はこのお二人の組み合わせを見ていて、どうして三浦瑠麗が緊急事態宣言に反対するのか分かってしまいました。
三浦瑠麗は有名なレストランのオーナーに多くのお友達がいるからなのです。有名なレストランは三浦瑠麗が来店したということで店の宣伝になるし、三浦瑠麗はその店から懇意にしてもらっている。そういうウィン・ウィンの関係があるのですから、緊急事態宣言に賛成できるはずもありません。
でも、立ち止まって考えると、そんな三浦瑠麗個人の都合で、誤った判断が拡散されたら、たまったものではありません。
以前私も、朝日新聞の社員A氏の子供の誕生日パーティーに呼ばれたことがありますが、朝日新聞の奴と忖度の関係になってしまうと、「本当はA氏はいい奴だし、子供には罪はないからなぁ~」と朝日新聞に本当の意見を突きつけられない事になってしまうことを懸念して、パーティーの参加は断りました。
私は、12年前沖縄に行った時に「総論 vs 各論では議論はできない」という記事を書きました。
三浦瑠麗個人の「各論」で、国の戦略という「総論」がねじ曲げられたのでは、たまったものではありません、ということなのです。三浦瑠麗の言うことは「真実性」という意味でも間違っているし、「公益性」「公共性」という意味でも公共に損益を与えます。
さて、話は変わって、東京オリンピックが始まっていないのに、関係者の入国も関係しないのに東京都での感染者数が増えていますね。これは緊急事態宣言が終わったからです。上の図を見れば明かです。本当に本当に明かです。
東京オリンピック反対論者の皆様、今後「後出しじゃんけん」で、感染者が増えてきたのは東京オリンピックのせいだと言わないでくださいね。今の段階(6月26日)から増えているのですからね。お願いしますね。
今後感染者が増えるのは、「東京オリンピックのせいではなく、自粛を求められていても銀座や渋谷などに繰り出す奴らのせいです」からね。
三浦瑠麗って、最初の頃は応援していたけど、最近売れ出したらしがらみ(忖度)が増えて、本当の事が言えなくなってきて残念です。これは三浦瑠麗自身が痛感していることでしょう。国際政治学者なのですから、個人の都合で国内の「医学」「統計学」に口を挟まないでいただきたいです。
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信の世界に偽詐多く、疑の世界に真理多し。試みに見よ、世界の愚民、人の言を信じ、人の書を信じ、小説を信じ、風聞を信じ、神仏を信じ、卜筮を信じ、父母の大病に按摩の説を信じて草根木皮を用い、娘の縁談に家相見の指示を信じて良夫を失い、熱病に医師を招かずして念仏を申すは阿弥陀仏如来を信ずるがためなり。蓋しこの人民は事物を信ずといえども、その信は偽を信ずる者なり。故に云く、信の世界に偽詐多し
上の図は、東京都の新型コロナウイルス感染の新規発症者と緊急事態宣言の期間の関係を示したものです。水色の帯は緊急事態宣言の発出時期です。緊急事態宣言を発出すると新規感染者数は見事に減少しているのがわかります。
そしてこの図を見ると、いつの時期でも60歳代以上の発症者は変わらず、60歳未満の年代の人数が変動していたこともわかります。
国際政治学者の三浦瑠麗は以前から「緊急事態宣言は効果がない」などと誤った発言をしています。
バカに唾をかけろ (小学館新書)
私は「緊急事態宣言は効果があるという論文の結果」を、エビデンスを示して書いています。
最近も、緊急事態宣言の重要性を主張する尾身茂会長に対して、「尾身さんの発言は宗教指導者のようなもので、解釈のしようがない」と批判し、東京都知事の元秘書で都議会議員の尾島紘平氏に「尾身会長は医学者であり、科学者。少なくとも感染症に関して素人である三浦瑠麗さんが揶揄できるような対象ではない」「三浦さんこそ「コロナはただのかぜ」教の宗教指導者ではないか」と批判されました。
さらに
「もうみんな実態が分かってきてしまっているので。『頑張ってマスクをつけて生活はするけど、(感染者を)ゼロにはできないよね』って分かっている。そうすると、『2週間とりあえず延長してみたけれど何も変わらなかったね』となっておしまいになるので、政治的にも得策ではないっていうのが私の意見ですね」と持論を述べていました。
私は昨日「朝まで生テレビ」を観ていました。都内やニューヨークに数件のレストランを持つオーナーや三浦瑠麗も出演していました。何気なく観ていたのですが、私はこのお二人の組み合わせを見ていて、どうして三浦瑠麗が緊急事態宣言に反対するのか分かってしまいました。
三浦瑠麗は有名なレストランのオーナーに多くのお友達がいるからなのです。有名なレストランは三浦瑠麗が来店したということで店の宣伝になるし、三浦瑠麗はその店から懇意にしてもらっている。そういうウィン・ウィンの関係があるのですから、緊急事態宣言に賛成できるはずもありません。
でも、立ち止まって考えると、そんな三浦瑠麗個人の都合で、誤った判断が拡散されたら、たまったものではありません。
以前私も、朝日新聞の社員A氏の子供の誕生日パーティーに呼ばれたことがありますが、朝日新聞の奴と忖度の関係になってしまうと、「本当はA氏はいい奴だし、子供には罪はないからなぁ~」と朝日新聞に本当の意見を突きつけられない事になってしまうことを懸念して、パーティーの参加は断りました。
私は、12年前沖縄に行った時に「総論 vs 各論では議論はできない」という記事を書きました。
三浦瑠麗個人の「各論」で、国の戦略という「総論」がねじ曲げられたのでは、たまったものではありません、ということなのです。三浦瑠麗の言うことは「真実性」という意味でも間違っているし、「公益性」「公共性」という意味でも公共に損益を与えます。
さて、話は変わって、東京オリンピックが始まっていないのに、関係者の入国も関係しないのに東京都での感染者数が増えていますね。これは緊急事態宣言が終わったからです。上の図を見れば明かです。本当に本当に明かです。
東京オリンピック反対論者の皆様、今後「後出しじゃんけん」で、感染者が増えてきたのは東京オリンピックのせいだと言わないでくださいね。今の段階(6月26日)から増えているのですからね。お願いしますね。
今後感染者が増えるのは、「東京オリンピックのせいではなく、自粛を求められていても銀座や渋谷などに繰り出す奴らのせいです」からね。
三浦瑠麗って、最初の頃は応援していたけど、最近売れ出したらしがらみ(忖度)が増えて、本当の事が言えなくなってきて残念です。これは三浦瑠麗自身が痛感していることでしょう。国際政治学者なのですから、個人の都合で国内の「医学」「統計学」に口を挟まないでいただきたいです。
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