ロシア(プーチン)って恐ろしい国ですね。
体内で血栓ができるのを予防する薬は以前からワーファリンというのがありましたが、ワーファリンの10倍の値段の薬が、ワーファリンより良いのだと製薬会社が宣伝して久しいです。でもそれは「操作された」臨床研究の陰謀です。
薬は、プラザキサ(日本ベーリンガーインゲルハイム) 、イグザレルト(バイエル)、エリキュース(ファイザー)、リクシアナ(第一三共)の4種類です。
ワーファリンという薬を使う場合、血液検査のPT-INRという血液のサラサラ度を示す値を見ながら錠数を調節します。70歳未満では2.0~3.0、70歳以上では1.6~2.6を目標としています。そして例えば月に1回血液検査して、合計10回のうち6回がその目標範囲ならTTRという指標(time in therapeutic range)は60%とされます。
このTTRと言うのをわかりやすく説明します。
私は熱帯魚を飼っていますが、熱帯魚の好む水のpHは6.5~7.5です。水道水のpHは8.0前後とアルカリ性に傾いていますので、テトラ (Tetra) PH/KHマイナス 250ml (淡水用) 水質調整剤 ペーハーという液体で少しpHを下げないといけないのです。水のpHは市販されているテトラ (Tetra) pHトロピカル試薬 (5.0-10.0)で、アルカリ性は青、中性は緑、酸性は黄色となり測定することができます。私の経験では、10Lの水に「ペーハーマイナス」を1mL入れるとpHを約0.5下げることができます。pHを一度に1.0変えてしまうと、熱帯魚は「pHショック」を起こして寿命を縮めてしまいます。水槽の水は古くなるとだんだん酸性に傾いてきますので、古くなって6.5になった100Lの水を半分変えて7.0に戻すには、50LのpH8.0の水道水に「ペーハーマイナス」を5mL入れてpHを7.5にして水替えすると水槽の水のpHは目標の7.0になります。慣れてくると市販されている試薬でpHを測定しなくても管理できるようになります。試薬で10回測定したとき、何回pHが6.5~7.5になっているかというのが医療でのTTRの説明になると思います。
慣れてくると適正な数値にできる確率が上がってくるという感覚が分かっていただけたかと思います。
すでに2016年に書いているように
心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その1)
心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その2)
上の図の左から7番目のように、「あの」ロシアのTTRは60%です。日本の循環器内科医が管理すれば、平均で80%ぐらいは達成できます。それでは、なぜそんな「うまくできない」ロシアを臨床研究に参加させたのでしょうか?
想像してみて下さい。皆さんがこの臨床研究の責任者で、この臨床研究を成功裏に遂行することが任務なら、医者ぐるみでドーピングして開き直っている「あの」ロシアのような国を臨床研究に組み込みますか?という話です。
つまり、トルコ、韓国、プエルトリコ、ウクライナ、フィリピン、ロシア、ルーマニア、中国、メキシコ、ブラジルなどが参加させられたのは、意図的にワーファリン投与群の成績を低くしたかったからだと、かなりこの推測が正しい可能性を持って推理できます。(この辺は私がいつも例えている、刑事コロンボの推理、これから自殺しようとしている人が本を読み終わって明日からまた読み始めるために本に栞をはさむだろうか、というような推理です)。
心原性脳塞栓予防の最前線 広がる誤った情報
では、「ただただWF信者、患者が哀れだ」というコメントをもらいましたが、彼はこういう薬の広告塔なのでしょう。
恐るべし、ロシア
恐るべし、製薬会社
恐るべし、広告塔の医者
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体内で血栓ができるのを予防する薬は以前からワーファリンというのがありましたが、ワーファリンの10倍の値段の薬が、ワーファリンより良いのだと製薬会社が宣伝して久しいです。でもそれは「操作された」臨床研究の陰謀です。
薬は、プラザキサ(日本ベーリンガーインゲルハイム) 、イグザレルト(バイエル)、エリキュース(ファイザー)、リクシアナ(第一三共)の4種類です。
ワーファリンという薬を使う場合、血液検査のPT-INRという血液のサラサラ度を示す値を見ながら錠数を調節します。70歳未満では2.0~3.0、70歳以上では1.6~2.6を目標としています。そして例えば月に1回血液検査して、合計10回のうち6回がその目標範囲ならTTRという指標(time in therapeutic range)は60%とされます。
このTTRと言うのをわかりやすく説明します。
私は熱帯魚を飼っていますが、熱帯魚の好む水のpHは6.5~7.5です。水道水のpHは8.0前後とアルカリ性に傾いていますので、テトラ (Tetra) PH/KHマイナス 250ml (淡水用) 水質調整剤 ペーハーという液体で少しpHを下げないといけないのです。水のpHは市販されているテトラ (Tetra) pHトロピカル試薬 (5.0-10.0)で、アルカリ性は青、中性は緑、酸性は黄色となり測定することができます。私の経験では、10Lの水に「ペーハーマイナス」を1mL入れるとpHを約0.5下げることができます。pHを一度に1.0変えてしまうと、熱帯魚は「pHショック」を起こして寿命を縮めてしまいます。水槽の水は古くなるとだんだん酸性に傾いてきますので、古くなって6.5になった100Lの水を半分変えて7.0に戻すには、50LのpH8.0の水道水に「ペーハーマイナス」を5mL入れてpHを7.5にして水替えすると水槽の水のpHは目標の7.0になります。慣れてくると市販されている試薬でpHを測定しなくても管理できるようになります。試薬で10回測定したとき、何回pHが6.5~7.5になっているかというのが医療でのTTRの説明になると思います。
慣れてくると適正な数値にできる確率が上がってくるという感覚が分かっていただけたかと思います。
すでに2016年に書いているように
心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その1)
心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その2)
上の図の左から7番目のように、「あの」ロシアのTTRは60%です。日本の循環器内科医が管理すれば、平均で80%ぐらいは達成できます。それでは、なぜそんな「うまくできない」ロシアを臨床研究に参加させたのでしょうか?
想像してみて下さい。皆さんがこの臨床研究の責任者で、この臨床研究を成功裏に遂行することが任務なら、医者ぐるみでドーピングして開き直っている「あの」ロシアのような国を臨床研究に組み込みますか?という話です。
つまり、トルコ、韓国、プエルトリコ、ウクライナ、フィリピン、ロシア、ルーマニア、中国、メキシコ、ブラジルなどが参加させられたのは、意図的にワーファリン投与群の成績を低くしたかったからだと、かなりこの推測が正しい可能性を持って推理できます。(この辺は私がいつも例えている、刑事コロンボの推理、これから自殺しようとしている人が本を読み終わって明日からまた読み始めるために本に栞をはさむだろうか、というような推理です)。
心原性脳塞栓予防の最前線 広がる誤った情報
では、「ただただWF信者、患者が哀れだ」というコメントをもらいましたが、彼はこういう薬の広告塔なのでしょう。
恐るべし、ロシア
恐るべし、製薬会社
恐るべし、広告塔の医者
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